「ストレスにならない気まま家事」でみんながHAPPYに♪
やらなきゃいけない、でもできていない家事…。毎日キリのないあれこれに、責任感が強い人ほど疲れてしまいがち。「自分の幸せ軸」にシフトすると、心が回復して家事も楽しくなり、家族が幸せになれますよ♪
できないことを責めず、楽しくストレスのない家事を !
「いつからか、家事は“義務化”されてしまい、家事はストレスになり、できない自分を責める…。でも、本来家事とは快適な暮らしのための行為で、とても気持ちのよいことです」と、『愛のエネルギー家事』著者の加茂谷真紀さん。
25歳で出産後、すぐにご主人と飲食店をスタート。経営は順風満帆でも、忙しさのあまり子育てや家事が思うようにできず、毎日泣いて罪悪感を抱く日々に。しかし、自分や家族がどうあるべきかを考えたとき、ストレスを抱えてまでする家事よりも、家族との時間が大切だと気づくのです。
「心が荒れ、ストレスが溜まった状態で家事をすると、家や物を大切にできなくなり、家の中の活気やエネルギーが消えてしまいます。“やらなきゃ思考”を捨てれば、家事のストレスが丸ごと消えます。自分の笑顔のためにも発想を変えましょう!」
ストレス知らずの「愛の家事」3つのPoint
「やらなきゃ」という義務感は、自分の持っている力を弱くしてしまいます。それよりも好きなタイミングで家事をしてください。家事をしたい気持ちは必ずやってきます。やりたいことを、やりたいときにやるだけで自然と家は整うものです。
ルーチンや予定が崩れても気にしない
「毎日洗濯する」「週に1度は床の水拭き」など、家事にルールを作っていませんか? そのルールが守れなかったとき、「ダメな私」と卑下する必要はありません。“やる気が起こったときにやる”という発想に切り替えましょう。
片付いてなくても、「ちょっと待っててネ」!
疲れたり忙しいとき、「今すぐできないけど、週末片付けよう」と思ったら、部屋に「待っててねー」と声をかけましょう。また、子どもに片付けさせるのがストレスになるのは、「片付けなさい!」と叱っているから。「物がかわいそうだから片付けようね」などと、物を大切にするように声をかけましょう。
全て自分でできなくても、罪悪感を感じる必要はなし! 十分がんばっているはずです。頼れる人がいるなら、思い切って助けを求めましょう。助けてもらったエネルギーを自分のパワーにして、次に頑張ればいいのです。
ご飯を作れない自分を責めない
疲れていたり、忙しくてご飯が作れなくても、外食や中食を利用すればOK。誰かが心を込めて作ってくれたご飯から、作った人のエネルギーをもらえるはず。
疲れているときは家事は後回し! 家族と一緒にくつろぎましょう
食後、家族はテレビを観ながらくつろいでいるのに、私だけキッチンで洗い物…不公平! と思うことはありませんか? それなら、食器の片付けを少し遅らせて、家族と一緒にくつろぎましょう。家族もうれしくなり、家族から愛のエネルギーをもらえるので、家事も進みます。
「片づけなきゃ!」と焦りで心が苦しくなったり、「片づけなさい!」と家族への命令を繰り返す人は、「できなかったこと」にだけ着目していることが多いもの。大切なのは、「できた」ことに着目し、自分を褒めることです。
「なんとなくいいな」や「できたこと」を数えましょう
24時間の中で、「空を見上げたらキレイだった」「今日は家族と目を合わせて話せた」「仕事をがんばった」など、他人目線でよかったことを数えてみて。そうすると、「よくやったね、がんばったね」という言葉しか出てこないはずです。
やる気が出ないのは、あなた自身のパワーが足りていないのかも。そんなときは、「太陽のパワー」を受け取りましょう。夏なら早朝の散歩、冬なら日向ぼっこを。太陽の光には元気になるパワーがあるので、浴びることでエネルギーがチャージされ、やる気が湧いて来ますよ! ただし、適切な紫外線対策は忘れずに。
イラスト/鈴木七代
(からだにいいこと2020年4月号より)