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宮尾俊太郎

宮尾俊太郎さん|バレエダンサーから俳優へ…体づくりと”アクティブレスト”

バレエダンサーから俳優に転身して、ドラマや舞台、映画まで幅広く活躍中の宮尾俊太郎さん。ストイックなトレーニングで役作りに挑んでいるミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』の最新舞台からリフレッシュ方法まで、優しいまなざしで語ってくれました。

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宮尾俊太郎さん

宮尾俊太郎さん
みやお・しゅんたろう
1984年2月27日生まれ。北海道出身。14歳からバレエを始め、2015年に熊川哲也氏率いる K-BALLET COMPANY の最高位ダンサー、プリンシパルに。バレエの演出、振付も担当。現在は俳優としても活躍。東京・日生劇場で上演されるミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』、ドラマ『つまり好きって言いたいんだけど、』(テ レビ東京系)に朝比奈玲司役でレギュラー出演するほか、22年3月12日公開予定の映画「ウェディング・ハイ」に出演。

強靭な肉体を持つラオウへの肉体改造

この冬、舞台『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』にラオウ役で出演している宮尾俊太郎さん。主人公のケンシロウ(大貫勇輔)と幼少期から北斗神拳の修行に励んだ宿命のライバル役とあって、役作りで鍛えた長身のフォルムに風格が漂っています。世紀末の荒廃した世界を制しようとする暴君的なキャラクターを、宮尾さんはどう捉えているのでしょうか。

「ラオウの魅力は、信念を貫くところ。真の誇りや愛のために、プライドをかけて闘う男の“魂の部分”を深めていく作業が楽しいです。誰に何を言われようが、己が信じた道に突き進もうとする姿が人の心を捉えると思うので、役を通してその神髄を学ぶつもりで取り組んでいます。最期まで“一片の悔い無し”の精神で死んでいく男の生き様を、舞台を観に来てくださった方に『何か分からないけど、泣けたなぁ』と思ってもらえるように作り上げたいですね」

宮尾俊太郎さん
ラオウの生き方をリスペクトしながら役と向き合っているという宮尾さん。役の強靭な精神と肉体に近づくため、 アクション稽古と筋トレに奮闘中です。

「バトルシーンは、肉体と肉体がぶつかるダイナミックなアクションが盛りだくさん。ワイヤーで吊られて宙を舞うアクションもありますし、もう相当、見応えあるものになっていると思います。強靭な肉体を持つラオウのビジュアルを表現するために、肉体改造を続けています」

“バレエ王子”と呼ばれていた現役バレエダンサー時代は、しなやかな肉体美をキープするために惜しみない努力を積み重ねる日々を送ってきた宮尾さん。俳優を軸に活動する今は、体作りもガラッと変わってきたそうで…。

「舞台に登場した時にお客さんがびっくりするくらい、パンプアップさせたいと思ってトレーニングしています。バレエダンサー時代は、インナーマッスルを鍛えて、実用的な筋肉以外はそぎ落とす体作りをしていました。今は“見せ筋”をつけるために、ボディビルダーの食事をして、トレーナーの岡部友さんが開発したビーフのホエイプロテインを1日4回摂取しています。あとは、呼吸法ですね。バレエでは腹筋を引き上げるのですが、ミュージカルで歌う時はお腹を広げることで声が出ます。腹圧を外側からかけて、お腹を広げる呼吸法を取り入れています」

“アクティブレスト”を取り入れたリフレッシュ

ハードな舞台稽古で疲れた時のリフレッシュ方法をたずねると、アスリートの疲労回復法である“アクティブレスト”を実践中と教えてくれました。

「体の疲れをとるためには、ゆるやかに体を動かす“アクティブレスト”がいいので、ヨガをやっています。自分の体の可動域を呼吸とともに広げていくと、ストレッチ効果は抜群。血流の流れも良くなります。呼吸法で瞑想状態になるから、脳もスッキリしますし、いいことづくめ。できれば、毎朝の日課にしたいですね」

インタビューの最後に、家事や仕事に頑張る、からだにいいことの読者にむけて、メッセージをいただきました。

「生きる場所を美しく豊かにできるのは素晴らしいこと。家事を頑張る人をすごく尊敬します! 僕も休みの日に掃除をしますが、誰かにやってもらえたらいいのになぁと思うこともありますし、家をきれいに保ってくれる家族がいる人は感謝しないといけませんね。お仕事やプライベート では、人とのつながりを大切にして欲しいですね。そこで の出会いから、自分自身の人生が豊かになるきっかけが生まれることって本当にたくさんあると思います」

宮尾俊太郎さん

宮尾さんに3つの質問

体づくりのためにしていることは?

日課はダンサー時代からずっと続けてきた全身を伸ばすストレッチ。今は舞台のために、腕立て、腹筋、スクワットなど、ウエイトトレーニングを取り入れています。体を大きくするために、ベンチプレス台とダンベルを家 に置いて、稽古の後に鍛えています。

食生活のこだわりは?

野菜や卵はなるべくオーガニックの食材を取り寄せて食べるようにしています。最近のお気に入りは、広島の梶谷農園さんのベリービーフ。三ツ星レストランに卸しているくらい人気で、葉っぱ1枚1枚の味がものすごく濃くておいしいんですよ。

俳優としての今後の展望は?

王子様役はダンサー時代にやってきたので、もっといろいろな役を演じてみたいです。恋愛ものは、まだ髪の毛が生えているうちにやっておきたい(笑)。いずれは‘90年代に『ずっとあなたが好きだった』で佐野史郎さんが演じられていた冬彦さんみたいな哀愁漂うサイコパス役なんて面白そうですね。

撮影/近藤誠司 取材・文/福田恵子

インタビューの続きは12月16日発売の雑誌『からだにいいこと』2 月号へ。
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迫力のアクションが圧倒的なスケールで描かれる 『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』

迫力のアクションが圧倒的なスケールで描かれる 『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』

伝説的コミック『北斗の件』が大迫力のアクションでミュージカル化。北斗神拳の修行に励むケンシロウ(大貫勇輔)、ラオウ(宮尾俊太郎・福井晶一/Wキャスト)らが愛のために闘う物語を描く。東京公演は12月8日~29日(日生劇場)、大阪公演は1月8日、9日(梅田芸術劇場)開催。

オフィシャルサイト:https://www.hokuto-no-ken-musical.com/
チケット購入はこちら:https://horipro-stage.jp/stage/musical_fons2021/

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