今さら聞けないビューラーの使い方|きれいなカールを作るには?
くるんと上向きに上がったまつげは、目を大きく見せてくれます。「きれいなカールができない」「時間がたつと下がってくる」と悩んでいるなら、ビューラーの使い方が間違っているのかも。今回は、ビューラーの基本的な使い方と、よくある失敗例を解説します。
目次
ビューラーの役割と選び方
くるんとカールしたまつげをキープしたいなら、ビューラーを正しく使う必要があります。これまで何となく自己流で使っていませんでしたか? ビューラーを正しく使うには、ビューラーそのものの基礎知識を覚えておくと今よりもっと上手に使えるようになります。
ビューラーの基本となる使い方を解説する前に、そもそもなぜビューラーを使うのか、さらに購入する際の選び方を確認していきましょう。
ビューラーの役割とは?
そもそもビューラーの役割は、下に向かって生えているまつげを上向きにカールさせて上げること。まつげが上向きにカールされることにより、目としてとらえる部分の面積が広くなります。その分、目が大きく見えたり、パッチリした印象になったりします。
さらに、下を向いているまつげが上がることで、白目がはっきりと見えます。まつげが変わるだけで、表情まで明るくイキイキとした印象を与えることができます。
ビューラーを選ぶときの3つのポイント
ビューラーといっても、ホットビューラーや部分用ビューラー、スプリングというバネが付いているタイプまで、いくつか種類がありますが、今回は目頭から目尻まで一気に挟むことができる、ごく一般的なビューラーについて解説していきます。
自分の目の幅やカーブにフィットするビューラーに出会えると、きれいな上向きまつげが簡単に作れます。自分に合うビューラーを見つける際に押さえておくべきポイントは3つ。次から、ビューラーを選ぶ際にチェックするポイントを紹介していきます。
目の横幅とカーブを確認
まずは自分自身の目の形を、鏡で観察してください。目の横幅はどれくらいの長さか? 目のカーブは緩やかな方なのか? カーブが深い方なのか? などをチェックしましょう。
それらを確認したうえで、自分の目の形に似ている、幅、カーブのビューラーを選ぶのが重要です。すると、使ったときに目元に自然とフィットして、まつげを余すところなく挟め、上げやすくなります。
自分の目を観察しても、どのビューラーを選んだらいいのか分からないという方は、ビューラーのカーブの強さに注目して選んでみてください。個人差はありますが、一重・奥二重の方は、緩めのもの、二重の方は、しっかりした深めのものが使いやすいでしょう。
ビューラーの開き口を確認
なかなか複数を比べることはありませんが、ビューラーによって、開き具合が違います。この開き口の大きさもビューラーを選ぶときのポイントになります。一般的に、開きが大きい方がまつげ全体を挟みやすくおすすめです。
店頭でサンプルを置いていることもあるので、自分に合うビューラーを探したいときは実際に手に取ってみて、開きの大きさを比べてみましょう。
ビューラーのプレート部分の高さを確認
ビューラーのプレートとは、まぶたに当ててまつげを挟む部分のこと。このプレートもビューラーごとに高さが異なります。高い方がぐいっとまぶたを持ち上げてくれて、ホールドしてくれます。
プレートによりまぶたがグイっと上がると、根元からしっかりとまつげを挟めるため、簡単に上向きまつげが作れます。
ビューラーの基本の使い方
ここからは、今さら聞けないビューラーの基本の使い方を解説していきます。
【ビューラーの使い方】
(1)ビューラーを持って開き、目のキワにしっかりとあてます。
(2)まつげを挟んで根元からひと握りしたら、ビューラーを少し毛先の方へずらし、またまつげを挟んで握ります。毛先へ向かいそれを何度か繰り返します。
(3)まつげの中間部分にビューラーをあて、まつげを挟んで握り、(2)と同様に少し毛先の方へずらしながら、何度か繰り返します。これにより、カールがより強くなります。
(4)最後に、まつげ毛先にビューラーをあて、軽く握ります。毛先がよりくるんと上向きになります。
ビューラーを使うときは、まつげに油分がついていると、カールがつきにくくなります。カールが長持ちしないという方は、ビューラーを使う前に、綿棒でまつげの油分をふき取っておきましょう。
ビューラーの使い方のコツ
ご紹介したビューラーの基本の使い方と共に、使うときのコツを覚えておくと、もっと上手にまつげをカールすることができます。
まつげの根元を確認する
根元からしっかりまつげを挟むことで、上手にカールすることができます。まつげの根元が分かりにくい場合は、軽く指でまぶたを持ち上げてください。根元の位置を確認してから、ビューラーを使うと分かりやすいでしょう。まぶたを持ち上げるときは、力を入れすぎないように注意してください。
ビューラーを持った手首を返してカールさせる
ビューラーを毛先へずらして握っていくときは、手のひらが外に向くように手首を返すのがコツ。また、目頭や目尻のカールが足りない場合は、目頭側、目尻側それぞれでまつげを挟み、同じように手首を返しながらカールさせましょう。
下まつげはビューラーを逆さまに
下まつげにもビューラーを使うとさらに目がパッチリします。下まつげをカールさせるときは、ビューラーを逆さまに持って挟み、下に向かって優しく動かしてください。くれぐれも皮膚を挟まないように注意を。
ビューラーの使い方のコツ【二重編】
二重まぶたの方は、一重・奥二重の人と比べてまつげのキワが見えやすく、根元からまつげを上げることはわりと簡単です。
よりきれいなカールを作るコツは、ビューラーを使うときに鏡を斜め下に置くこと。こうすると、視線が下がり、まつげの根元がよく見えるので、ビューラーを目元のキワに合わせれば、簡単に根元から挟むことができます。
ただし、根元から挟みやすい分、力を入れすぎてまつげが直角に折れ曲がりやすいので、力加減に気をつけましょう。
ビューラーの使い方のコツ【一重・奥二重編】
一重・奥二重の方は、厚めのまぶたによって、まつげの生え際が見えにくいため、挟むときにまぶたを持ち上げられるかがポイント。指でまぶたをおさえ、ビューラーをセットしたら、プレート部分でさらにまぶたを固定するようにして、まつげの根元が隠れないようにしましょう。
また、基本はまつげを優しく挟みますが、一重・奥二重の方は根元のまつげをやや強めに握るのがコツ。根元からしっかりとカールがつくので、よりぱっちりとした印象になります。
ビューラーでよくある失敗パターンと対処法
続いては、ビューラーを使う際によくある失敗パターンと、その対処法を解説します。
まつげが折れてしまう
まつげがきれいなカールではなく、直角にカクッと折れてしまったときは、ビューラーを握る際に、力を入れすぎている可能性があります。
ビューラーを使うときは、優しい力で毛先の方へ何度かずらして挟んでいくと、丸みを帯びたきれいなカールになります。
まつげが根元から上がらない
まつげが根元から上がらない場合は、まつげの生え際を確認して、根元から挟めているかを振り返ってみましょう。まぶたを軽く指で持ち上げると、まつげの生え際が確認しやすくなります。
しっかり目で確認してから、ビューラーのプレート部分を使って、持ち上げたまぶたをぐっと固定するようにします。
目頭や目尻がうまくカールできない
目頭や目尻までまつげをうまくカールできないときは、ビューラーの形状が目に合っていない可能性が考えられます。
ビューラーを目のキワに当てたときに、目頭、目尻のまつげまで挟むことができていますか?できていないのであれば、ビューラーを目のカーブに合うものに変えるか、1度でまつげ全体を仕上げようとせず、中央→目尻→目頭というように、挟む位置を変えて、部分ごとにカールをつけるようにしましょう。
また、それでも目頭、目尻のまつげが上がりづらいときは、部分用のビューラーを使うのもおすすめです。
カールが長持ちしない
せっかくビューラーでまつげを上げたのに、カールがすぐに取れて下向きに戻ってしまう…。そんな経験はありませんか?
まつげのカールを長持ちさせるのに効果的なのが、ビューラーを軽くドライヤーで温めてから使うこと。熱の力でカールがつきやすくなりますし、冷めるときに自然と形がキープされるので、もちが良くなります。温めすぎてやけどしないように注意してください。
また、ビューラーでまつげを上げてから、仕上げにホットビューラーを使うのもおすすめです。さらに、ビューラーを使った後にカールキープ効果のあるマスカラ下地やマスカラを使うと、より上向きまつげをキープできます。
ビューラーの買い替え時はいつ?
ビューラーはすぐ壊れるものでもないですし、多くの人が買い替え時をあまり意識していないのではないでしょうか。同じビューラーを何年も使い続けていることも、まつげにとってダメージですし、きれいなカールを作れない原因の一つでもあります。
そもそもビューラーの買い替え時はいつ頃なのでしょうか? 次からはビューラーのメンテナンスについて解説します。
毎日使って1~2年が目安!
ビューラーの買い替え時は、メイクの時に毎日使うとしたら、1~2年が目安です。その期間を待たずしても、支柱がグラついてきたら買い替えましょう。不安定なビューラーを使い続けると、カールがしっかり作れず、きれいな上向きまつげを作るのはむずかしくなるでしょう。
ビューラーの日々のメンテナンスとしては、使い終わったら、プレートやゴムについた汚れをティッシュなどで拭き取り清潔にしてから、保管するようにしましょう。
ビューラーのゴムはこまめに替えること!
ビューラーのゴムも、もちろん消耗品です。まつげをきれいに上げるのに、ゴム交換も必須。まつげを挟んでビューラーを握ったときに、ゴムの弾力がなくなったと感じたら替えましょう。
また、ゴムの真ん中の挟み跡がついてしまうと、まつげが切れたり、抜けたりしてダメージを与えます。ゴムは1~3カ月に1度は替えましょう。
まとめ:ビューラーの使い方を見直せば上向きまつげに!
ビューラーは、ただなんとなく使っていると、きれいなまつげが作れないだけでなく、まつげのダメージにも繋がります。ご紹介したように、目のカーブや、一重・二重など目の形に合うコツを意識するだけで、きれいなカールを長持ちさせることができます。
まつげを上手にカールできると、メイクが楽しくなり気分も上向きになりますよね。慣れるまでは、手順を確認しながら、正しいビューラーの使用方法を日々のメイクに生かしてみましょう。
[ 監修者 ]
- 逗子メディスタイルクリニック
- https://medi-style.jp/