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綿棒ツボ押し

シワ・シミ対策に!顔のツボを刺激する「5秒 綿棒ツボ押し」

年齢とともにくっきり浮き出すシワやシミ、くすみ。内臓に関係する顔のツボを綿棒で刺激すると、内臓の働きが活性化。顔の筋肉の歪みも整い、シワやシミが改善されて顔色がトーンアップします。

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顔の筋肉が活性化!血流促進して美肌に

「シワ・シミ・くすみは、内臓の弱まりや血流の滞りのサインかもしれません」と言うのは、美容アナリストの奈部川貴子さん。

足裏と同様、顔にも内臓とつながったツボや、末梢神経が集まった反射区があるといいます。白砂糖の摂りすぎなどで内臓に負担がかかると、シミやシワ、くすみとなってあらわれやすいそう。

ふだんの食事がシミ・シワの原因に!
白砂糖たっぷりのスイーツや菓子パンは、すい臓に負担をかけ、ほおのシミや肝斑を引き起こす可能性が。ベーコンなど固形の動物性脂肪やカフェイン、アルコールは胆のうや腎臓に負担をかけ、目尻のシワを招きます。

「ツボや反射区を刺激する『綿棒ツボ押し』は、シワやシミにかかわる内臓にアプローチします。また、顔の筋肉を刺激できるのも大きなポイントです」

シワの原因の一つは、体や顔を動かすときのクセによって起こる顔の筋肉のゆがみとのこと。

「綿棒で刺激することで筋肉が本来の動きを取り戻し、ゆがみを軽減。顔の血流も良くなり、肌も明るくなります。細かいポイントを適度に刺激できる綿棒は、顔のツボ押しに最適です」

「綿棒ツボ押し」は朝晩行うのがおすすめ。メイクの上からでも行えるので、目が疲れたときなど、気づいたときに押してみて。

「綿棒ツボ押し」がシワ・くすみに効く理由

顔にある内臓の反射区

内臓を元気にして体の中から美肌に
顔には内臓とつながる反射区やツボがあります。綿棒で刺激すると、シワ・シミ・くすみにかかわる胆のうや肝臓など、内臓にアプローチ。また、顔は脳に近く、刺激がダイレクトに脳に伝わるので効果が出やすいのです。

顔の筋肉図

本来の顔の筋肉の動きを取り戻す
顔の筋肉のツボを刺激し、シワの原因となる顔の筋肉のゆがみを改善。さらに、こり固まった筋肉がやわらぎ、顔の血流も良くなってシミやくすみも改善します。今回は眼輪筋など目の周辺と、ほおの筋肉をほぐします。

「綿棒ツボ押し」のやり方

基本の押し方

鏡を顔の真正面に置いてツボの位置を確認し、綿棒をまっすぐに当てる。垂直に5~10秒押したらゆるめる。これを3~5回繰り返す。「イタ気持ちいい」強さで押して。

基本の押し方

“巻きが硬め”の綿棒が◎
コットンの巻きがしっかりした硬めの綿棒を選んで。先のとがったもの、球状のもの、凸凹のあるものはNG。

綿棒は“えんぴつ持ち”に
綿棒はえんぴつを持つように持って。綿棒が安定し、ツボを的確に刺激できる。

注意!「綿棒ツボ押し」はここに気をつけて!
入浴中や入浴前後30分は避け、続けて20分以上行わないように。強く押しすぎるのもNG。ツボの位置には個人差があるので、押して「イタ気持ちいい」場所を探しましょう。

くすみ&ほおのシミに効く 4つのツボ

くすみやシミは血流の悪さが大きく影響。特に目元の血流の滞りを改善すると、顔がパッと明るくなります。

くすみ&ほおのシミに効く4つのツボ

(1)目元の血流を促しくすみをオフ
目尻と眉尻を結ぶ線の中間点から親指1本分外側。すい臓の反射区に作用し、側頭筋も刺激できる。

(2)ほおのシミにアプローチ
目尻から小指1本分外側にあるくぼみ。胆のうにつながる。

(3)目の下のくすみやクマに作用
黒目中央の真下で、骨の縁の少し下。腎臓のゾーンを活性化。

(4)肌荒れを改善し美肌をつくる
ほうれい線と小鼻のふくらみの中央が交わる部分。肌荒れに効果的。

+α ほおのマッサージでさらに顔を明るく!

+αで効果UP  ほおのマッサージでさらに顔を明るく

ほおの上部を優しくほぐす
ほおにクリームを塗る。左手の指を揃えて人さし指の側面を小鼻の左側の付け根に当て、頬骨に沿って小鼻と耳の手前の間を3往復さする。反対側も同様に。

マッサージで血流もアップ!
えらの下に人指し指の側面を当て、小鼻の上に向かってさすり上げる。耳の下から鼻の上も同様に。各4回、左右とも行う。

ゴルゴライン&目尻のシワに効く 5つのツボ

副腎や胆のうにつながるツボ、そして目まわりの筋肉を刺激し、ゴルゴラインと目尻のシワを改善!

ゴルゴライン&目尻のシミに効く5つのツボ

(1)目元の血流を促し、くすみをオフ
目頭と眉頭の中間点で、鼻すじの脇のくぼみ。血流をアップする。

(2)目まわりの筋肉をやわらげる
黒目の中央の真下にある骨の縁。眼輪筋の下部に作用する。

(3)ほおの下垂を食い止める
黒目内側の縁の真下と、小鼻のふくらみの上端が交わる部分。副腎や上唇挙筋にアプローチ。

(4)顔をキュッとリフトアップ
黒目中央の真下と、小鼻のふくらみの中央を結ぶ場所。小頬骨筋を刺激する。

(5)目尻のシワと目の疲れを改善
目尻から小指1本分外側のくぼみ。胆のうにつながる。

反射区をタッピングしてもOK

目尻の外側のツボ(5)は押しにくいもの。胆のうの反射区である左右のこめかみ周辺を40回ほどタッピングしても同じ効果があります。

+α さらにゴルゴラインを指で流して!

+α さらにゴルゴラインを指で流して!

ゴルゴラインのコリをやわらげる
目の下とほおにクリームを塗り、右手で右側のこめかみを押さえる。左手の人さし指の腹で、右の小鼻の横から写真の矢印をなぞるように流す。8回流したら、反対側も同様に行う。

撮影/古谷利幸(F-REXon) モデル/高田有紗 イラスト/カシワギマリ
(からだにいいこと2021年8月号より)

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