菱餅やひなあられの色にも意味が 食べてお祝いするひな祭り
3月3日は、女の子の健やかな成長を願うひな祭り。ここでは、菱餅やひなあられにこめられた意味や、おもてなしにぴったりの、オシャレで簡単なお料理を紹介します。
菱餅やひなあられの色にはどんな意味が?
ひな祭りの食べ物で欠かせないのが、菱餅やひなあられ。あの色を見ると、真っ先にひな祭りをイメージする人も多いのではないでしょうか。
ところで、何気なく食べているひなあられや菱餅の色にも、ちゃんと意味があるのを知っていましたか?
菱餅の白、緑、桃は、この3色で雪の大地から新芽が芽吹くということを意味し、ひなあられは、そこに黄色を加えた4色で四季を表し、一年を通して娘の健やかな成長を祈っています。
春の色でひな祭り料理も華やかに
ちらし寿司は手間がかかるし、小さな子どもは食べにくいし……というときにおすすめなのが手軽に作れる手毬寿司。売られているような豪華なものじゃなくても大丈夫です。
ラップを敷いて、小さくした具、一口サイズの酢飯をのせて、ぎゅっとラップをねじったら出来上がり。
具のおすすめはサーモン、イクラ、アボカド。オクラの断面やエビなんかも写真映えしておすすめです。
他にも、ボンゴレパスタの貝を蛤にして、菜の花をちらした蛤ペペロンチーノや、同様の具材で作るパエリアなど、アイデア次第でひな祭り気分が盛り上がること間違いなし。
蛤は、二枚貝の中でも、対の貝とぴったり合わさるので、古くから仲の良い夫婦の象徴とされてきました。一生ひとりの人と仲良くいられるように、という素敵な思いが込められた縁起のいい食べ物として知られています。
桜の花の塩漬けを使って、いつものお茶や甘酒にもひと工夫
市販の桜の花の塩漬けを、少量の水に5分ほどつけて塩を落とし、甘酒に浮かべるだけ。
その際つけておいた水を少し入れると、ふわっと優しい桜の香りが。
甘酒の白にもお茶の緑にも映えて春の香りを感じられ、大人のおもてなしにも使えます。
桜の花の塩漬けを乗せたひと口パンケーキやクッキー、アイスクリームやコーンフレークを使った簡単パフェのてっぺんにひとつ置くだけでも、一気にひな祭り風になります。
買ってきた桜餅や苺大福に桃の花の枝を添えただけでも雰囲気が出ます。
あまり知られていませんが、9月には「重陽の節句」といって大人のひな祭りを祝う日もあります。
「菊の節句」とも言い、長寿や健康を願います。ちょっと覚えておくといいですね。