お母さんを思う気持ちは万国共通「母の日」に感謝を伝えよう!
改まって感謝の気持ちを伝えるのは照れくさいという人も多いのでは。母の日はひとつのきっかけです。手紙一枚、電話一本でも、日頃の「ありがとう」を伝えてみましょう。
母の日の由来
世界各国にある母の日ですが、日本の母の日はアメリカからきているとされています。ある女性がお母さんの死をきっかけに、「生きている間に母に感謝の気持ちを伝える機会を作るべきだ」と働きかけ、それがアメリカ全土に広がったそうです(諸説有り)。
当時の大統領が5月の第2日曜日を「母の日」に制定、国民の祝日になりました。
日本に入ってきたのは大正時代頃。1937年にはお菓子メーカーが「母の日大会」を開き、各メディアに取り上げられて広まったという説があります。
2022年の母の日は5月8日の日曜日です。
なぜカーネーションをあげるの?
アメリカで母の日のきっかけを作ったとされるアンナ・ジャービスが、お母さんが好きだった白いカーネーションを追悼の祭壇に飾ったことから、健在であれば赤いカーネーションを、亡くなっていれば白いカーネーションを贈ったり、飾ったりするようになりました。
カーネーションは耐寒性、耐暑性に優れていて、3000種類以上の品種があり贈り物にもピッタリ。
カーネーションの花言葉……無垢で深い愛
赤……母への愛
ピンク……感謝、女性の愛
白……純粋な愛、私は生きています
紫……誇り、気品
今年は何をプレゼントする? 贈り物あれこれ
高いものでなく、ちょっとしたものでよいのです。同居していたり、近くに住んでいるのであれば、一緒に外食するのもよいでしょう。
大切なのは「いつもありがとう」という気持ち。ぜひ、日頃の感謝を手紙にして添えてみてください。短いメッセージでも喜ばれます。遠方に送る場合は、写真なども一緒に入れて近況をお知らせしましょう。
毎年、何を贈ったらいいか迷うという声をよく耳にします。例えばこんなものはいかがでしょうか。
〈お花〉
カーネーションが一般的ですが、アレンジ花束、プリザーブドフラワーボックス、鉢植え、リース
〈食品〉
スイーツ、フルーツ、高級出汁、飲むお酢、グルメギフトセット
〈キッチン雑貨〉
エプロン、便利グッズ、食器類、マグボトル
〈ファッション小物〉
スカーフ、ストール、パジャマ、日傘、帽子
〈美容グッズ〉
ハンドクリーム、美顔器、石鹸、化粧品
このほか、防災グッズや感染症対策グッズ、エコバッグなどもオススメです。
世界各国の母の日
日程や、お花などの贈り物は国によってさまざま。日本とはちょっと違う、各国の母の日をいくつかご紹介します。
〈タイ〉
前国王妃の誕生日8月12日が母の日とされ、ジャスミンの花を贈るのが一般的。王妃の生まれた曜日のカラーである水色をモチーフにしたものを贈ったり、街中に水色の旗が飾られたりします。タイでは母親だけでなく年長の女性すべてを敬い、上司や親戚、近所の人にもお花を贈ったりします。
〈台湾〉
家族みんなでちょっといいものを食べに行く、という習慣があるため、人気のお店は早めに予約しないといっぱいになるとか。
〈イギリス〉
イースターの3週間前の日曜日。教会に子供たちが集まり、そこで花を受け取ってお母さんに渡します。カーネーションではなく、“尊敬”という花言葉を持つラッパ水仙が一般的です。またブランデーで香り漬けされたドライフルーツが入ったシムネルケーキというものを焼き、食べる習慣もあります。
〈フィンランド〉
“ヴォッコ”と言われる野の花を摘んで、花束にして渡します。お父さんが子供たちと朝食を作りベッドまで運ぶステキな習慣もあります。
お花がきれいな季節です。お散歩がてら、お母さんと一緒に母の日のプレゼントを買いに行くのもいいかもしれませんね。