二重あごを今すぐ解消へ!舌トレ&マッサージでたるみスッキリ
二重あごは、脂肪の蓄積や老化による皮膚のたるみが主な原因ですが、ストレートネックやむくみが原因になる場合もあります。二重あごをセルフケアですっきりさせるリンパマッサージや、舌のトレーニングを紹介します。
目次
二重あごの原因は?
鏡や写真でたるんだ二重あごに気づき、がっかりした経験はありませんか? 二重あごは顔と首の境目が曖昧になり、フェイスラインがぼやけたり、顔が大きく見えたりしてしまうことも。
二重あごは、単に脂肪がついただけでなく、原因はいくつか考えられます。極端に太ったわけではないのに二重あごが気になったら、まずは原因を知ることから始めましょう。むくみやたるみを招き、二重あごの原因になる生活習慣を解説します。
無表情な生活による表情筋のゆるみ
顔には30以上もの表情筋といわれる筋肉が存在します。表情をあまり動かさない生活で表情筋が衰えると、顔がたるみ、二重あごにつながります。
むすっとした顔で感情を抑えて生活をしていたり、マスクをつけて口元が無表情になったりしていませんか? 家事や仕事に集中しているときに、ぽかんと口が開いたり口角が下がったりしていたら、口周りを含む顔全体の表情筋の筋力が落ち、二重あごの原因になっているかもしれません。
スマホの見過ぎによるストレートネック
スマホの普及によって多くの人が悩むようになったストレートネックも二重あごの原因のひとつ。首の骨は7つの骨で構成されており、本来緩やかにカーブして頭の重さを分散して支えています。
ストレートネックとは、背中が丸まり視線が下に落ちることにより、首が前に出て“真っ直ぐ”になっている状態です。本来のカーブが失われたストレートネックは、首周辺に過度な負担がかかります。
ストレートネックにより、首の前方向へ皮膚が伸び過ぎることによってフェイスラインがたるみます。顔と首の皮膚はつながっているので、フェイスラインがたるむと顔と首の境目が曖昧になり、二重あごの原因になります。
二重あごの原因!?ストレートネックを改善する「あご押しポーズ」
血流やリンパの滞りによる顔のむくみ
首周りには太い血管や、老廃物を排出するリンパ管が通っています。ここが滞ると、顔がむくみやすくなり、二重あごにつながります。
リンパマッサージや首のストレッチをすると、あご周りがすっきりするという人は、むくみが二重あごの原因となっている可能性が高いといえます。顔や首の老廃物がすっきり流れると、二重あごの改善だけでなく、目がぱっちりと開きやすくなり、明るく若々しい印象になります。
猫背や反り腰など姿勢の悪さ
姿勢が悪く、猫背や反り腰などになることで、多くの人が腰痛や肩こりに悩んでいます。姿勢が悪いと体にさまざまな悪影響がありますが、美容の面でもデメリットがあります。二重あごがそのひとつです。
正しい姿勢では背骨はゆるやかなS字を描いています。しかし、姿勢が悪く首から下のバランスが崩れると、頭が全身のバランスをとるために不自然な位置にきます。
また、使われすぎる筋肉とゆるみすぎる筋肉ができることで、皮膚のたるみや痛みが出る場合も。このように首回りの皮膚のたるみが、二重あごになって現れます。
ストレスによる食いしばり
食いしばりによりエラの筋肉が発達することも二重あごに影響します。エラが張ると顔が大きく見えてしまいます。
食いしばりは、ストレスを感じているときや集中しているときに起こりやすいといわれています。基本的に無意識で行われているので、自分では気づきづらい点が厄介です。
さらに、食いしばりは日中だけでなく睡眠中に行っている可能性も。朝起きたときに、あごにだるさや疲れを感じる場合は、就寝時の食いしばり疑われます。
もともとの骨格・あごの小ささ
二重あごの原因として、もともとの骨格やあごの小ささが挙げられます。若くてたるみがなく体重も適正であるのに二重あごが目立つ場合、骨格の小ささが影響していることがあります。
首からあごまでの距離が短いため、うつむいたときに二重あごになりやすいでしょう。横から顔を見たときに、首とあごの付け根部分からあごの先端までの距離が短いと、わずかなうつむきでも二重あごが目立ちます。
姿勢が悪い人は特に、二重あごになりやすい姿勢を取りがちで、結果的に二重あごが現れることもあるでしょう。
体重が適正、もしくは痩せているのに二重あごになる人は、あごの小ささが原因の可能性があります。
口呼吸によるあごの発達不良
口呼吸は、下あごの発達を妨げる要因のひとつで、通常よりも下あごの角度が大きくなりやすくなります。
これにより、首からあごの先端までの距離が短くなり、二重あごになりやすくなるでしょう。口呼吸は無意識の状態で行われるため、口が常に開いている人や、咀嚼(そしゃく)音が聞こえる人、歯並びやかみ合わせが悪い人は特に注意が必要です。
口呼吸の習慣が長く続くと、下あごの骨の発達に影響を与え、二重あごの原因となる可能性があります。
急に二重あごになった場合は病気が隠れている可能性も
突然二重あごが現れた場合、病気の可能性も考えられます。二重あごの原因として、リンパ節炎や顎下腺唾石症、唾液腺腫瘍が挙げられるでしょう。
リンパ節炎はあご周辺のリンパ節が炎症を起こし、腫れを引き起こす可能性があります。顎下腺唾石症では、唾液腺やその導管に唾石ができ、食事がきっかけであごの下が腫れたり痛んだりすることがあるでしょう。
また、唾液腺腫瘍では唾液腺に腫瘍が生じ、耳の周辺やあごの下にしこりができる可能性があります。これらの症状がある場合は放置せず、早めに医療機関を受診することが重要です。
特に腫瘍には良性と悪性の2種類があり、悪性の場合は放置すると命に関わるリスクもあるため、適切な治療が必要です。
二重あごのデメリット
二重あごのデメリットは、見た目の印象が悪くなることです。老け顔に見えたり、顔が大きく見えたり、太っているように見えたりします。
これは、多くの女性にとって気になるポイントです。また、二重あごは痩せている女性でも現れることがあり、ストレートネックなどの症状によっても引き起こされることがあります。
最近では、スマホやパソコンを使用する際の姿勢が原因で二重あごになることも増えています。このような二重あごは、スキンケアや痩身ケア、健康管理に気を使っていても発生する可能性があるため、解消法や予防法を知っておくことが重要です。
二重あご解消のために大切な3つの生活習慣
二重あごの原因で解説した通り、あご周りのもたつきは脂肪だけでなくむくみも考えられます。マッサージや顔のエクササイズなどで対策する前に、まずは普段の生活を見直しましょう。次から二重あごを解消するために心がけたい生活習慣を3つご紹介します。
正しい姿勢
二重あご解消のためにまず大切なのは、姿勢の改善。正しい姿勢になると、筋肉がバランスよく使われるので、体のパーツが本来あるべき場所に戻り、これだけでも顔がすっきりと見えます。
猫背の人は正しい姿勢をとることで首回りのたるんだ皮膚が自然に後ろへ引っ張られ、二重あごがすっきりすることも!
立ち方、座り方、スマホを見るとき、次からご紹介する正しい姿勢を確認してみましょう。
正しい立ち方
信号や電車を待っているときに片足だけに重心が傾いていませんか。正しい立ち姿勢は、かかと、お尻、肩、後頭部の4点が一直線上にあります。自分ではなかなか確認できないため、姿勢を意識すると胸を張りすぎたり、反り腰になってしまうことも。
自分の姿勢が正しいかは、壁を使ってチェックできます。壁に背中をつけて立ち、かかと、お尻、肩、後頭部の4点が壁につく状態を、無理なく維持できれば合格です。
無理をしないと後頭部や肩がつかない人は、猫背やストレートネックの可能性があります。腰に手のひら1枚分入るのは背骨の自然なカーブですが、隙間が大きすぎる場合は、普段の生活で反り腰になっているかもしれません。
正しい座り方
二重あごを解消するための正しい座り方は、骨盤を立てることがポイントです。それ以外に、頭が前に出ないように頭頂が上から吊られているようなイメージで背筋を伸ばし、あごを軽く引きます。
椅子に座っている場合は足の裏が床につき、ひざが直角になる姿勢をとりましょう。浅く座る必要もありませんが、背もたれにもたれすぎるのも正しい姿勢とはいえません。
骨盤を立てた状態で座っているのがつらい場合は、腰に丸めたタオルを挟んでみましょう。自然と骨盤が立ち、背骨のS字カーブを維持した姿勢が取りやすくなります。
床に座る場合は、足を横に崩した横座りではなく、正座がおすすめです。あぐらの場合は背中が丸まりやすいですが、薄いクッションやブランケットを坐骨の下に敷くと骨盤が立ちやすくなります。
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スマホを見るときの姿勢
二重あご解消のためにはスマホを見るときは、目線の高さまで持ち上げ首の負担を軽減することがポイント。持ち上げると腕がつらいときは、正しい姿勢から軽くあごを引いて見える位置にスマホをセットしましょう。
下を向いた猫背の姿勢でスマホを覗き込む、寝転んでスマホを見るのは首や目に大きな負担がかかるのでNG! 体に不調が出るのはもちろん、首回りにもたつきが生まれ二重あごの原因になります。
二重あごの原因!?ストレートネックを改善する「あご押しポーズ」
むくみを溜めない食生活
二重あごの原因で解説した通り、むくみは二重あごの大敵といえます。マッサージや顔のトレーニングでむくみの原因となる滞りを流すことも大切ですが、同時にむくみを溜め込みにくい食生活を意識することも効果的です。
食事は塩分や糖分を控えてバランスの良いメニューを意識し、不要な水や老廃物を溜め込まない体を目指しましょう。
海藻類やバナナ、切り干し大根などの食材はカリウムが多く含まれており、塩分の排出をサポートしてくれます。むくみが気になったら、積極的に取り入れてみてください。
表情豊かに過ごす
日頃から表情豊かに過ごすことで、表情筋が使われ血流アップが期待できます。
ずっとパソコンやスマホに向かっていたり、人と会って話す機会が減ると、表情を動かす機会が少なくなります。さらに日本語は口をあまり動かさない言語といわれています。意識しなければ口周り、舌の筋肉は加齢と共にどんどん弱っていきます。
次のように日常から表情豊かに過ごしてみましょう。
- 口角をしっかり持ち上げて笑う
- 口を大きく動かして発音する
口周りを大きく動かす習慣は、二重あごだけでなく、小顔対策にも効果的。明るく若々しい印象に見えて、一石二鳥です。
二重あごをすっきりさせてリフトアップ!10秒「後頭筋ほぐし」
二重あごを撃退! リンパマッサージ
老廃物を流し、二重あごをすっきりさせるために、フェイスラインやあご下、首回りのリンパをマッサージしましょう。スキンケアのついでに自分でできるマッサージを2つご紹介します。
※すべりをよくするために、乳液やクリームを塗ったあとに行います。リンパは皮膚表面のすぐ下を通るので、さする程度の強さでOK。力が強すぎると肌にダメージを与えるため、やさしい力加減でマッサージを。
顔・デコルテ全体のリンパマッサージ
鎖骨周りにあるリンパは、全身のリンパ液の“出口”ともいえる集積点です。鎖骨周りの滞りをスムーズにすることで、むくみ排出効果が高まります。
【やり方】
(1)右手の指先をそろえ、左側のフェイスライン(あご先から耳の下まで)をゆっくりさする。
(2)耳下から首に向かって伸びる首の筋のような筋肉(胸鎖乳突筋)に沿って、耳下から鎖骨までを縦にさする。
(3)鎖骨の下を外側から内側に向かって横にさする。
(4)鎖骨の上(くぼみ)を指先で軽く押す。
(5)同様に左手の指先で右側のフェイスラインから鎖骨まで、(1)~(4)のマッサージを繰り返す。
あご・舌下の筋肉のマッサージ
あご下にある舌骨(ぜっこつ)を支える複数の筋肉「舌骨筋群」は、食べたり話したりするときに口や舌を動かす筋肉の集まりです。
ここが衰えると、舌骨の位置が下がりあごのラインがぼやけ二重あごの原因に。また、舌骨筋群の筋力が落ちると、二重あごが悪化しやすい状態になります。
衰えた舌骨筋群をマッサージでほぐし、むくみの排出を促しましょう。イタ気持ちいいくらいの力で行ってみてください。
【やり方】
(1)人差し指を曲げ、曲げた関節部分をあご下にあてる。
(2)あご下から喉元の奥へ指をグッと入れ、へこむ場所にセットする。
(3)口をぽかんと軽く開き、あごの力を抜く。指を押し上げるように喉元の奥にグーっと5秒くらい圧をかけて、手を放す。
(4)何度か圧をかけることを繰り返したら、(2)に戻り、今度は指を左右に揺らしてマッサージする。
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二重あごを予防する舌・表情筋トレーニング
体と同じように顔にもたくさんの筋肉があり、鍛えることで表情がつくりやすくなります。二重あご対策には、フェイスラインのメリハリをつくる舌と表情筋のトレーニングにチャレンジしてみましょう。
衰えた舌を鍛える「舌回しトレーニング」
文字通り口の中で舌を回す「舌回し」は、衰えた舌の筋肉をしっかり使えるようになります。舌の筋肉が鍛えられると、あご下のたるみ肉の引き上げが期待できます。
【やり方】
(1)上の前歯と唇の間に舌を入れる。
(2)歯の表面を舌でなぞるようにして、右周りにゆっくり20回舌を回す。
(3)(1)に戻り、同様に左周りも20回行う。左右3セットを目安に行う。
スピードは遅くてもOK! ゆっくりと大きく舌を動かしましょう。舌の筋肉が衰えている人ほど口周りや首に疲労感が出ますが、効いている証拠です。
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あご下から首に効く「舌出しトレーニング」
猫背やストレートネックの人は、あごから鎖骨にかけて広い範囲をおおう広頚筋(こうけいきん)が縮まっている可能性があります。
首回りをストレッチしながら舌の付け根を鍛える「舌出しトレーニング」で、二重あごのない美しいフェイスラインを目指しましょう。
【やり方】
(1)鎖骨の下に手を添え、軽く抑える。ゆっくりとあごを上げて首を後ろに倒し、首の前側を伸ばす。
(2)そのまま舌を出し、できるだけ上に突き出してキープする。
(3)あごが疲れたら舌を戻し、顔を正面に戻す。
(4)(1)に戻り、これを5〜10回ほど繰り返す。
首の骨は繊細なため、首を後ろに倒したり起こしたりする動作はゆっくり丁寧に行ってください。
セルフケアに使える二重あご解消アイテム
二重あご解消のためには、マッサージなどのケアや、姿勢をキープしてむくみを溜めない生活が何より大切です。あると便利な二重あご解消アイテムをまとめてみました。日々のケアに取り入れてみてください。
リンパマッサージに便利なアイテム
- マッサージ用クリーム、オイル
- かっさ
- ブラシ型EMS
むくみを溜めないために、メイク前やお風呂上りなどのスキンケアのついでに取り入れたいマッサージ。フェイスラインや首回りはデリケートなため、グイグイ強い力をかけるのではなく、摩擦を抑えてやさしく行いましょう。マッサージ用のクリームやオイルを使うことで、保湿しながら肌の負担を減らすことができます。
また、ブラシ型EMSとはブラシの先端から出る電流で筋肉を刺激する美容機器です。電気刺激を顔や首の筋肉に与えることで、手軽に表情筋を鍛えることができ、血流アップも期待できます。頭皮や顔のケアにはもちろん、むくみが流れやすくなるので二重あご対策にもおすすめです。
姿勢を整えるのに便利なアイテム
- ストレッチ用ポール
- 筋膜リリースローラー
二重あごはもちろん、全身に不調をもたらす姿勢の悪さはすぐにでも解消したいもの。デスクワークなど同じ姿勢でいることが多い人は、筋膜リリースローラーやストレッチ用ポールで硬くなった筋膜や筋肉をほぐしてあげましょう。アイテムを使うことで、コリや歪みに効果的にアプローチすることができます。
正しい姿勢がとれるようになると自然と頭や首が適切な位置に戻り、二重あごの原因となる皮膚のたるみやむくみが解消しやすい状態になります。
二重あごを今すぐカバーするメイク&ヘア
マッサージや表情筋トレーニングは目に見える変化を感じるのに時間がかかりますが、メイクとヘアスタイルを変えるだけでも二重あごを目立たなくすることができます。
光と影を味方にしたメイクで二重あごをカバー
メリハリがなくたるんだフェイスラインには、顔に陰影をつけるシェーディングと、光で立体感を出すハイライトをうまく足して二重あごを目立たなくしましょう。
まずシェーディングは、あご下から耳の下まで入れます。輪郭を削るのではなく、あごの影の印象を強くするイメージで骨の下に入れることがポイント。仕上げにあご先にハイライトをちょんと足すことで、メリハリのある印象になり、二重あごを上手にカモフラージュできます。
シェーディングとハイライトは濃く入れすぎると不自然になります。顔全体を見ながら控え目に入れていくことで自然に仕上げることができます。
二重あごをカバーし小顔見えするヘアスタイル
二重あごを今すぐ目立たなくしたいならヘアスタイルを変えることも有効です。耳の横にボリュームやカールをもたせ、あごから首の横がくびれる「ひし型」シルエットを意識したヘアスタイルなら、フェイスラインがシャープな印象に。
フェイスラインにレイヤーや後れ毛をつくることでも、あごのラインをシャープな印象に補正することができます。髪質に合わせて、美容院で相談してみてはいかがでしょうか。
二重あごにならないために意識したい生活習慣
ここでは、二重あごにならないために意識したい生活習慣を紹介します。二重あごを予防するためには、日ごろから心がけたいポイントがあります。詳しく見ていきましょう。
よく噛んで食べる
二重あごを予防するためには、食事の際によく噛んで食べることが重要です。食べ物を十分に噛むことで、あごの筋肉を鍛えられます。
柔らかいものを避けて、歯ごたえのある食材を選ぶことも効果的でしょう。また、咀嚼に時間をかけることも大切です。
咀嚼する時間が少ないと、咬筋(こうきん)や側頭筋などの筋肉が低下しやすくなります。食事の際は一口あたり30回の咀嚼を目安にし、ゆっくりと食事を楽しむことで、二重あごを予防できるでしょう。
腹八分目で抑える
二重あごを予防するためには、食事量を腹八分目に抑えることが重要です。食べすぎると脂肪が蓄積され、二重あごの原因となります。揚げ物などの高脂肪食品を控え、野菜を中心にバランスの取れた食事を心がけましょう。また、むくみを予防する観点から、塩分摂取量にも注意する必要があります。
食生活の見直しは二重あごを防ぐために不可欠です。塩分や脂質、糖質の摂取を控え、適度な飲酒を心がけることも大切です。食事と一緒に摂取される塩分や脂肪の量に注意し、二重あごを予防する生活習慣を意識しましょう。
普段からよく笑う
普段からよく笑うことは、表情筋を活発に動かすことにつながります。笑うことで顔の筋肉が使われるため、血流が促進され、顔のたるみや二重あごが予防できるでしょう。
また、笑うことでストレスが軽減され、リラックス効果も期待できます。心身ともに健康的な状態を保つために、日常生活で笑いを意識し、楽しいことに心を開放することが大切です。
適度な運動を日常に取り入れる
二重あごを防ぐためには、適度な運動を日常生活に取り入れることも重要です。二重あごの原因となる肥満やむくみ、そしてストレスによる食いしばりを解消するために、全身運動を行いましょう。
有酸素運動は脂肪を燃焼させ、血流を促進してむくみ解消や皮下脂肪の燃焼に役立ちます。ウォーキングや水泳、ジョギングなどの有酸素運動を継続して行うことで、効果的に二重あごを予防できるでしょう。
ただし、1回ではなく継続して取り組むことが重要であり、無理をせず自分の体力に合った運動を行うことが大切です。
二重あごの予防には食事制限や筋肉トレーニングも効果的ですが、定期的な全身運動を取り入れることで健康的な体を維持し、二重あごの発生を防ぎましょう。
すぐに二重あごを解消したい人は美容外科での相談もおすすめ
二重あごを解消するために、ご紹介したようなセルフケアで対策しても、なかなか効果が得られない場合は、美容外科での相談もおすすめです。
例えばあご下の脂肪吸引は、速攻性がある解消法です。耳垂(じすい・耳たぶ)の裏を2mm切開し、そこからあご下の脂肪を全域にわたり除去することが可能です。また、たるみには皮膚を持ち上げるフェイスリフトがおすすめです。たるんだ皮膚を取り除く最も効果的な方法は、頬のフェイスリフトに加えて、首の皮膚を持ち上げるネックリフトを併用する方法。こちらは脂肪吸引では取れない深部の脂肪を同時に除去することもできます。
食いしばりによる二重あご対策には、筋肉の収縮を弱めるボツリヌストキシンの注入が最適です。これを噛むときに使われる咬筋(こうきん)に注入することで、フェイスラインが引き締まり、小顔効果もしっかりと得られます。
セルフケアよりもスピーディーかつ確実に効果を求めたいときに、検討してみるのもいいでしょう。
二重あごに関するよくある質問
ここでは、二重あごに関するよくある質問にお答えしてしていきます。二重あごについて疑問がある方は、ぜひ参考にしてください。
二重あごを改善するにはどのくらいの期間が必要?
二重あごを改善する期間は、個人や選択した方法によって異なります。マッサージやエクササイズを継続的に行う場合、数ヵ月から数年かかることがあるでしょう。
一方、美容機器を使用すれば即時に改善されることもありますが、その効果は一時的なものであり、継続的なケアが必要です。
二重あごを即座に解消する方法は存在しませんが、地道なケアや施術を続けることで、徐々に改善される可能性があります。
ただし、美容施術なら即効性が感じられるため、確実に二重あごを改善したい方は、美容施術を検討するのがおすすめです。
二重あごはエステでも改善できる?
二重あごをエステで改善することは難しいでしょう。エステでは二重あごの根本的な治療は行えません。
治療は美容医療機関などの専門医に委ねる必要があります。ただし、エステでの施術には心身のリラックス効果があるので、美容医療とエステを使い分けることで、より効果的なケアが期待できるでしょう。
まとめ:二重あごを解消してスッキリした好印象に!
二重あごは単に太ったからできるものではなく、日々の生活習慣や加齢による筋力低下、むくみなどが深く関わっています。すっきりさせるにはマッサージや顔のトレーニングを取り入れることが効果的です。また、ご紹介したようにヘアやメイクですぐにできることもたくさんあります。「夜の歯磨きの後に舌回しをする」といったように、日々の習慣とセットで行うと継続しやすいでしょう。
セルフケアは面倒で、毎日続けるのが難しいという方は、美容外科的アプローチもおすすめです。医学的に正しい方法はメリットが多く、美容効果を最大限引き出せます。二重あごを解消してすっきり若々しい印象を目指しましょう。