頭皮を洗う「もみもみシャンプー」でこめかみ・分け目の白髪を撃退!
せっかく染めても、すぐにこめかみや分け目に白髪が目立ってしまう…。そんなお悩みには、頭皮をしっかり洗う「もみもみシャンプー」がおすすめ。高齢でも黒髪が復活したり、薄毛も改善したなどの報告が多数あります。
白髪は黒髪に戻せる! 秘訣は頭皮の洗い方にあり
地元の美容室で幅広い世代の髪の悩みに応えてきた、ベテラン美容師の金澤ゆかりさんは「シャンプーを丁寧に行えば、白髪は改善できることに気がつきました」と話します。
今年54歳の金澤さん。髪を染めてから半年経っても白髪が生えてくることはないそう。髪を染めるのは年に1〜2回だけ。
「18年前に知人の小学生の娘が白髪で悩んでいることを知り、頭皮をもみながら髪を洗う『もみもみシャンプー』を考案。実践してもらったところ、だんだんと白髪が生えなくなりました。大人になった今では白髪がありません」
それ以来、髪の洗い方を変えて白髪が黒くなった人を多数目撃しているとも。驚くことに5カ月で劇的に白髪が減り、黒い髪が増えた70代の次の女性(写真下)もそのひとり。
「特に白髪が集中する顔周辺の生え際やこめかみ、つむじ、耳の後ろは、洗い残しやすい部分です」
白髪を予防するには、頭皮の汚れをしっかり落として、健康的な青白い頭皮をキープすることが大切なのだそう。
「白髪だけでなく、薄毛も改善するので、髪にボリュームが出てふわっと立つようになりますよ」
もみもみシャンプーのやり方
もみもみシャンプー3カ条
1. シャンプー前にメイクを落とす
メイクは先に落としておく。指は生え際から眉毛の方向に動かして。こすり上げると、生え際の毛穴にメイクの汚れがたまるので注意。
2. シャンプーは地肌につける
頭皮と髪を十分に濡らす。シャンプーを1プッシュし、頭頂部の地肌につけて泡立たせる。髪が長い人や泡立ちが悪い場合はもう少し足して。
3. 洗い残しに気をつける
洗い残しが多いのが、おでこの生え際、つむじ、耳の後ろ。洗い残しのないように、指の腹で頭皮をもみながら丁寧に洗う。
もみもみシャンプーの手順
頭を生え際、頭頂部、後頭部、えり足と4分割する。(1)〜(4)の順番に、下の写真のように、両手の指を頭の真ん中から耳側に向かってもみながらスライド。3回繰り返す。
特に洗い残しが生じやすい、おでこの生え際、つむじ、耳の後ろを集中的に洗う。爪を立て指の腹を使って、髪の毛ではなく地肌を洗うのがポイント。
【生え際】
おでこに指の腹を当て、生え際に向かってこすり上げるように洗う。こめかみを洗い残さないように。
【つむじ】
つむじの上で両手の指を組み、地肌をもみながら洗う。体を起こして行うと、頭皮が動かしやすく汚れが落ちやすい。
【耳の後ろ】
耳の反対側の手を頭の後ろに回し、もみ洗いする。反対側の手のほうが耳の後ろの奥まで届き、洗い残しがなくなる。
シャワーのお湯で、洗いの3倍の時間をかけてすすぐ。タオルでしっかり水分を吸い取ってからドライヤーで手早く乾かす。ショートヘアは10分、ロングヘアは15分を乾かす時間の目安に。
撮影/福島章公 モデル/森蓉子
(からだにいいこと2021年12月号より)