お酢のパワーでサッパリスッキリ!暑さと湿度に負けない体に
毎年やってくる梅雨。菌が繁殖しやすく、食品のカビやお弁当の傷みも心配。気持ちもなんだか沈み気味。そんなときこそ、お酢のパワーに頼ってみましょう。
知っていますか?お酢が体にいい理由
お酢の成分である酢酸は、消化酵素の働きを活発にし、食欲を増進させます。またアミノ酸も多く含まれているので脂肪を燃やしたり、腸内環境を整えるお手伝いもします。
殺菌効果も証明されているので、この時期に摂り入れるのはもってこいの調味料なのです。
ただし摂りすぎは逆効果。刺激も強いので、1日大さじ1杯を目安にしましょう。
フルーツ酢でジメジメ気分を吹き飛ばそう
スーパーでも売っているフルーツ酢。実はお好みのフルーツで簡単に手作りできるんです。
フルーツを瓶に入れて、氷砂糖、お酢で漬けるだけ。
ブルーベリー、オレンジ、レモン、イチゴ、パイナップルなど、どんなフルーツでも大丈夫です。穀物酢でも作れますが、リンゴ酢を使うとよりフルーティに。糖度の高い氷砂糖で保存率もアップします。
熱湯で滅菌した瓶に、同じ分量のフルーツ、お酢、氷砂糖を入れ、1日1回軽く揺すります。この工程で、2週間ほどで完成! フルーツは取り出してから2、3日、お酢は冷蔵庫で1年は保存できます。
作ったお酢は、5倍ほどに薄めて飲みましょう。炭酸割りはもちろん、牛乳や飲むヨーグルトに入れて飲んでも、とろっとして美味です。
フルーツはジャムにするのもよし、そのままヨーグルトに入れたり、お酒に入れても楽しむこともできます。
子供も大人もみんな大好き梅ジュース
青梅が出回る5月下旬から6月に仕込みたいのが梅ジュース。クエン酸パワーで暑い季節を乗り切りましょう。こちらもフルーツ酢同様、簡単に作れます。
洗った青梅のヘタを楊枝などで取ってから、瓶に氷砂糖などの砂糖と交互に入れていき、お好みでリンゴ酢を入れます。あとの作業はフルーツ酢を作るときと同じ。2週間ほどで完成です。青梅に穴をあけたり、一晩冷凍したり、お好みのやり方を試してみてはいかがですか? 完熟梅でも作れるので、青梅が終わってもチャレンジできますよ。
いろいろなお酢を使ってみよう!
一口にお酢といっても穀物酢、リンゴ酢、ワインビネガー、バルサミコ酢など、さまざまな種類があります。ワインビネガーもバルサミコ酢も葡萄を発酵させたものですが、バルサミコ酢は長く醸造させているのでやや甘く、デザートにも使えます。ニンニクと一緒にソテーに使えば一気にイタリアン気分。
一方、ワインビネガーはさっぱりして普段使いに便利なので、ドレッシングにお勧めです。また、ワインビネガーに玉ねぎを漬けた玉ねぎ酢は、サラダにトッピングしたり、炒め物に加えたりと、アレンジの幅が広くとても便利。
お料理やお好みにあわせて、普段使ったことのなかった種類のお酢を試してみてはいかがでしょうか?
お弁当のご飯にもひと工夫を
お弁当のご飯に梅干しを乗せるのはよく知られていますが、実は乗せるだけでは効果半減。ご飯全体に混ぜ込むほうが、より効果的です。
ご飯を炊く時に少量のお酢を入れたり、思い切ってお弁当のご飯を酢飯にしてみるのも得策です。
暑くなり始めは体がばてやすい時。昔から殺菌に使われてきたお酢を上手に取り入れて、美味しく楽しく真夏の暑さに備えましょう。