宮沢氷魚さん「ルーティンで体と心を整えます」|癒やされタイム
穏やかさの中に、時折のぞく少年のような表情。宮沢氷魚さんの笑顔とたたずまいには、不思議な透明感があります。多忙な宮沢さんが常に前向きでいられる理由を聞きました。
目次
宮沢氷魚さん
キツイ状況のときほど「希望」を大切にしたい
9月に公開される映画『グッバイ・クルエル・ワールド』は、豪華キャスト陣が織りなす物語。現金強奪や裏切り、銃撃戦といったハードな展開の火付け役となるのが、宮沢氷魚さん演じるラブホテル従業員の矢野という青年です。
「矢野は生きている実感を持てない、無気力な人物。でも心の底には、生きる意志もあれば感情もある。たとえば彼は真っ赤な髪をしているのですが、それも一つの自己表現。もし感情がゼロなら、表現すらしないはず」
同時に、矢野は言葉で気持ちを表さない人だとも感じたそう。だからこそ言葉以外の部分、特に目の演技に力を入れたと語ります。
「最初、彼の目にはまったく輝きがありませんでした。でも、玉城ティナさん演じる風俗嬢・美流との出会いがきっかけで、徐々に目に力がやどり、矢野自身が変わっていくんです」
元暴力団員や、犯罪に手を染めた刑事など、登場人物の境遇は一見特殊なものばかり。しかし宮沢さんは、決して自分たちと無縁な話ではないと思っているそう。
「今は、つらいことが多い世の中。人とつながれずに、1人で悩みを抱えてしまうこともあるのでは。でも、だからこそ、希望は大事です。キツイときほど、『幸せに生きたい』という思いは強くなりますよね。それが、前を向く力のもとになります」
そんな宮沢さんの“からだにいいこと”は、「ルーティン」を作ること。
「朝は何時に起きる、起きたら朝日を浴びる、というように、同じことを同じリズムで繰り返しています。すると不思議と、体も心も整うんです。みなさんもぜひ、試していただきたいと思います」
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【INFO】映画『グッバイ・クルエル・ワールド』が9月9日より、全国にて公開
深夜、1軒のラブホテルへと向かう車。互いに素性も知らない、車中の男女5人の目的は「強盗」。安西(西島秀俊)、萩原(斎藤 工)らは暴力団の資金洗浄現場となるラブホテル従業員の矢野(宮沢氷魚)らを襲い、一攫千金によって人生をやりなおそうとするが……。息もつかせぬ疾走感で描かれる、ハード&スタイリッシュな群像劇。
監督/大森立嗣
出演/西島秀俊、斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、大森南朋、三浦友和
(c)2022 『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会
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構成/山西裕美(ヒストリアル) 撮影/福井麻衣子 取材・文/林 加愛 スタイリスト/庄 将司 ヘアメイク/スガタクマ
(からだにいいこと2022年10月号より)