糖質&カロリーの摂り過ぎを抑えて、おいしく楽しい食生活を!
日本で初めての糖質・カロリーゼロ甘味料「ラカントS」と、糖質コントロールをしながらも、ごはんで満足感を得たい方向けの「へるしごはん」について、『からだにいいこと』読者からの素朴な疑問をご紹介します。
提供/サラヤ
目次
「ラカントS」について
エネルギー代謝を受けないカロリーゼロの甘味料で、血糖値やインスリン濃度にも影響を及ぼすことはない「ラカントS」(詳しくはQ5参照)には、羅漢果(らかんか)という植物が使用されています。
まずは、その羅漢果について、サラヤ広報宣伝統括部の服部蛍さんがご紹介します。
Q1.羅漢果というのは、どこで採れるのですか?
羅漢果は、中国南部の桂林地方が原産のウリ科の植物です。直径4〜6cm位のほぼ球形で、濃い緑色でやや光沢を帯び、ブドウのように棚を作って栽培し、その実を収穫します。
現在、中国政府により重点保護植物に指定され、果実の持ち出しは禁止されています。羅漢果の成分はとても強い甘味を持ち、コクのある独特の風味が特⻑です。
サラヤは「ラカント」の開発にあたり、現地研究機関の協力を得て、「高純度 羅漢果エキス」の製造技術を確立。国による安全性確認の試験でも安全性が保障されました。
「ラカントS」は、国が安全性を保証しているこの「高純度羅漢果エキス」で作られています。
Q2.一般的な羅漢エキスとの違いは?
今から約30年前に、世界で初めてサラヤによって羅漢果から甘味成分が抽出され、学術的な解明がされました。
それによって確立した技術で抽出される「高純度羅漢果エキス」(ラカンカ抽出物)は、砂糖の約300倍の甘さがあり、安全性は、2007年の「日本食品添加物公定書」(厚生労働省)に掲載されることにより国が保証しています。
注意が必要なのは、サラヤの「高純度 羅漢果エキス」と、一般に市販されている羅漢果商品が使用している「羅漢果エキス」では、品質上で大きな違いがあることです。
「羅漢果エキス」は、使用されている羅漢果の個数も異なり、果糖などの他の成分を含んでいるもの、カロリーがあるもの、血糖値やインスリンの分泌への影響があるものなど様々です。
「ラカンカ100%」と表示されていても、煮出しただけの、果糖を含む「羅漢果エキス」を水に溶かしているだけものもあります。
「羅漢果エキス」は羅漢果から10%ほど採れるのに対し、サラヤの「高純度 羅漢果エキス」は、約1%しか採れない、大変貴重な成分なので、そのあたりもぜひ注目していただきたいです。
Q3.「羅漢果(らかんか)」の安全性は大丈夫ですか?
羅漢果は、中国の桂林地方原産です。
桂林は“水墨画の風景”で知られる水と空気がきれいな場所で、そこで育った羅漢果は、政府の保護植物に指定され、生の果実の国外持ち出しを禁止しているほど大変貴重な果実です。
また、サラヤの「ラカントS」に使用される羅漢果は、全て契約農家で栽培され、抽出においても日本基準の品質管理と衛生技術を取り入れ、安全第一で製造。
そして、外部検査機関によって農薬が残留していないことを確認しています。
Q4.エリスリトールについて詳しく教えてください。
エリスリトールは、トウモロコシの“でん粉”から作られるブドウ糖を、酵母により発酵させたもの。
果物、キノコ、みそ、ワイン、日本酒、ビールなどにも含まれている天然の成分で、人や動物の組織や体液にも存在することが知られています。ほとんどが体内で利用されず尿として排出されるため、エネルギーとして利用されません。
そのため、カロリーはゼロですが、甘さが足りない(砂糖を100とした場合、70くらい)ために単独では利用されず、他の高甘味成分と組み合わせて使用されています。
Q5.栄養成分表示で「100gあたり炭水化物量99.8g」となっています。炭水化物も糖質なのではないですか?
炭水化物=食物繊維+糖質です。
「ラカントS」の糖質は、そのほとんどがエリスリトールですから、栄養成分上“糖質”に該当するため、食品表示法に則り糖質99.8gと表記しています。
しかし、エリスリトールは、摂取量の90%以上が速やかに尿中へ排泄され、血糖値へ影響しないことが明らかになっています。そのため、ロカボ糖質(利用可能炭水化物を基に算出)0g、カロリー0kcalという表示になります。
Q6.砂糖の代わりにとして使っていいですか?
「ラカントS」は、“高純度 羅漢果エキス”と“エリスリトール”の量を調整し、使いやすいように砂糖と同じ甘さにしてあります。ですから、砂糖を使ったレシピでは、砂糖と「ラカントS」を置き換えるだけでOKです。
ただし、「ラカントS」の大部分を占めるエリスリトールは、砂糖に比べると、低温で溶けにくく結晶化しやすくなっていますので、多量に使用する場合は、冷えるにしたがいエリスリトールの結晶が出ることがあります。
その場合は、砂糖と併用するか、冷たい料理には溶け残りの心配のない「ラカントSシロップ」を使うことをおすすめします。もしも結晶化してしまったなら、温め直すことで結晶は溶け、再加熱しても風味が変わることはありません。
また、「ラカントS」はイースト菌(酵母)の栄養にならないので、ふくらみが必要なパンや焼き菓子などは、ベーキングパウダーを使用するか、砂糖と混ぜて使うとおいしく仕上がり、「ラカントS」を使用した分のカロリー・糖質がダウンできます。
砂糖と異なる点として、カラメル化しないことも挙げられます。例えばプリンを作る場合は、カラメル部分は砂糖で作っていただく必要があります。この点についてもご注意ください。
とはいえ、生クリームや卵白の泡立ては「ラカントS」でおいしく作れますし、卵焼きなども焦がさずに焼くことができます。
Q7.顆粒とシロップの違いを教えてください。
砂糖のような粒状の「顆粒」と、液状になっている「シロップ」タイプですが、どちらも基本的な使い方は同じなので、お好みでお使いいただけます。
例えば、顆粒タイプは加熱する煮込み料理や焼き菓子などに、シロップタイプは冷たいお料理やお飲みもの、スイーツにお使いいただくのがおすすめです。
「へるしごはん」について
次は「へるしごはん」について紹介します。
「へるしごはん」は、高アミロース米・大⻨・うるち米の3種をオリジナル比率で配合し、白米に比べて糖質量とカロリーを減らしています。
逆に、食物繊維が約8倍になり、食べ応え満点。
Q1.高アミロース米とはどんなものか、詳しく教えてください。
高アミロース米は、アミロースとアミロペクチンの2種類のでんぷん質から構成されていて、お米の品種によってその割合は異なります。
私たちが普段食べている米のアミロースは17〜20%、もち米は0%、「へるしごはん」の高アミロース米は25%以上含みます。
アミロース量が増えると米のもちもち感は減りますが、その分、消化吸収が穏やかなので食後血糖値が上がりにくくなります。
Q2.低GI値とは何ですか?
GI(グリセミックインデックス)値は、食品ごとに含まれる糖質の吸収度合いで、食事をしてから2時間後までの血液中の糖濃度を計ったものです。
「へるしごはん」は、通常のごはんに比べてかなり低いGI値になりました。
Q3.おすすめの食べ方はありますか?
白米の味・食感を実現しているので、「糖質が気になって白米がなかなか食べられない」という方や、「雑穀米は食べにくい」という方におすすめ。
また、個食パックは食べきりサイズなので、自分が食べた糖質量、カロリーがわかり、ごはんの食べすぎ防止にもなります。
へるしごはんのお米のパラパラ感を利用して、「チャーハン」を作るとプロのようにパラパラに作れておすすめです。
油を使わず、糖質もカロリーも抑えられるので、そのまま食べるのに飽きた、という方はぜひ。
サラヤ株式会社の家庭用製品情報サイトです
https://family.saraya.com/
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イラスト/竹内 舞