【本気でアホ毛を抑える!】原因と対策・一瞬でアホ毛を抑える方法
スタイリングを台無しにするアホ毛をなんとかしたい! 今回は表参道の美容師・AYAMARさんに「一瞬でアホ毛を抑える方法」を聞きました。家にある物で簡単にできる、驚きのテクニックもご紹介します。
アホ毛の原因6つ・アホ毛のほとんどは「切れ毛」
キレイにスタイリングしたつもりでも、飛び出しがちなアホ毛。きれいに抑えられたら、若々しく見えるのに……! と思うこともありますよね。
アホ毛を発生させないために、まずはアホ毛の原因を把握することが大切です。セットした髪から飛び出すアホ毛の原因は、主に以下の3つと考えられます。
- 切れ毛
- 生えかけの毛
- スタイリングで抑えられず飛び出した毛
それぞれ、詳しく解説していきます。
原因1:摩擦やダメージによる切れ毛
アホ毛の原因でもっとも多く見られるものは、日常生活の中で受ける髪の摩擦やダメージによる切れ毛です。
- 何気なく毛先をさわる
- 帽子や日傘を使わず、紫外線を直接浴びる
- 肩にかけたカバンのひもで髪を挟む
上記のように、日常生活のなかで髪を雑に扱うと、髪は想像以上にダメージを受けます。
そのダメージにより髪が途中で切れて「切れ毛」になると、短くなった髪がセットしてもまとまらずに飛び出し、アホ毛となるのです。
日頃から、髪は肌と同じくらい丁寧に優しく扱いましょう。
原因2:シャンプーやヘアスタイリングによる切れ毛
カラーリングやブリーチ、シャンプーやヘアスタイリングのときに受けるダメージも切れ毛を引き起こし、アホ毛を発生させます。
- 髪がからまったまま、強引に指を通してシャンプーする
- シャンプーの後、乱暴にタオルドライする
- 髪につけたゴムやクリップを勢いよく外す
- 髪がからまったまま、力ずくでとかす
- ヘアアイロンを強く引っ張る、何度もかける、温度を上げる
- 髪をまとめるときに強く引っ張る
こうしたちょっとした行動でも髪はダメージを受け、それが切れ毛によるアホ毛の原因となります。
シャンプーやスタイリングの前には、必ずくしやブラシで髪のからまりを解き、摩擦や抵抗を少なくしてから行いましょう。
原因3:濡れた髪の放置による切れ毛
濡れた髪はキューティクルが開いて弱く、切れやすい状態です。わずかな衝撃を受けただけでも切れてしまうので、絶対に濡れたまま放置しないようにしましょう。
シャンプー後は、すぐタオルで髪を包んで優しく水分を取り、ドライヤーをかけてよく乾かしてください。半乾きのまま寝るのは厳禁です。
夜のうちに、ドライヤーで髪をしっかりと乾かして整えておくと、朝のセットも楽になりますよ。
原因4:伸びかけで飛び出た毛
頭のてっぺんから飛び出すアホ毛は、主に生えかけ・伸びかけの毛です。
アホ毛を抑える専用のスタイリング剤を使って、毛が伸びるまでうまく付き合っていきましょう。
アホ毛を抑えようとして頭頂部にオイルやワックスなどをつけすぎると、トップにボリュームがなくなってしまい、ペタンコに見えてしまいます。
また、頭皮にスタイリング剤がつくと毛根が詰まるので、髪の健康にも良くありません。
マスカラ型のアホ毛専用のスタイリング剤を使えば、先端のブラシでアホ毛だけに対処でき、一瞬で抑えることができます。手軽に持ち運びもできるので、化粧ポーチの中に1本持っておくと便利ですよ。
原因5:うねりやクセで飛び出た毛
もともと髪にうねりやクセがある場合、いくらスタイリングで抑えても、アホ毛が飛び出してくることがあります。
この場合も、アホ毛専用のスタイリング剤を使うのがおすすめです。
クセが強かったり、アホ毛が大量に発生したりする場合は、縮毛矯正をかけると髪が落ち着きます。
ただし、定期的にかけないと効果が薄れるので注意してください。
髪にうねりがある人は生活の改善を
髪にうねりがある人は、毛根が弱って毛穴の形がゆがんでいたり、髪の断面が丸い形をキープできなくなっていたりする可能性があります。
原因は、生活習慣の乱れによる栄養不足やホルモンバランスの乱れ、溜まった老廃物、頭皮の汚れ、加齢による頭皮のたるみなどが考えられます。
食生活や睡眠を見直して、体の中から整えるとともに、正しいシャンプーのやり方を覚えて頭皮の健康を保ちましょう。
原因6:湿気や乾燥で飛び出た毛
雨の日の湿気で髪がうねったり、乾燥で髪が跳ねて飛び出したりなど、その日の天気や湿度によってもアホ毛が生じる場合があります。
湿気や乾燥でアホ毛が発生しやすい人は、セットした後にオイルをつけるのがおすすめです。髪がオイルでコーティングされて、湿度の影響を受けにくくなります。
さらにその上からヘアスプレーをかけて仕上げれば、セットが長持ちしますよ。
簡単! 一瞬でアホ毛を抑える方法
すでに生じているアホ毛を一瞬で抑えるおすすめの方法は、以下の4つがあります。
- アホ毛専用のスタイリング剤で抑える
- ハンドクリームを塗った手で髪をなでる
- 目の細かいくしにヘアスプレーをかけてなでつける
- アルミホイルにヘアスプレーをかけてなでる
専用のスタイリング剤がなくても、家にあるもので簡単にアホ毛を抑えることができます。それぞれ詳しく説明していきましょう。
アホ毛専用のスタイリング剤で抑える
アホ毛専用のスタイリング剤を使うと、簡単にアホ毛を抑えることができます。
先端がマスカラ型のスタイリング剤を使えば、アホ毛が気になる部分だけにつけることができます。セットした髪を崩すことなく、一瞬で髪の飛び出しが収まります。
前髪が浮いてきたときや、ポニーテールのようなまとめ髪が崩れてきたときのお直しにも使えて便利です。
最近は香りがいいものや、保湿効果があるものなど、各メーカーでいろいろなアホ毛専用のスタイリング剤が出ています。自分に合った商品を見つけてみてください。
ハンドクリームを塗った手でアホ毛をなでる
専用のスタイリング剤を使わなくても、普段使っているハンドクリームでアホ毛を簡単に抑えることができます。やり方は次のとおりです。
- ハンドクリームを手に塗る
- その手でアホ毛を軽くなでる
コツは、軽くなでること。やりすぎると髪がぺシャッと潰れ、ヘアスタイルが乱れるので注意してください。
くしにヘアスプレーをかけてアホ毛をなでつける
家を出る前にしっかりアホ毛を抑えたいなら、目の細かいくしとヘアスプレーを使いましょう。この方法も、アホ毛を一瞬で抑えることができます。
- 目の細かいくしにヘアスプレーをかける
- そのくしを寝かせるようにしてアホ毛になでつける
ヘアスプレーが糊の役目を果たすことで、土台になる髪にアホ毛をくっつけてくれます。
アルミホイルにスプレーをかけてアホ毛をなでる
実は、台所にあるアルミホイルもアホ毛対策に使えるアイテムの一つ。
アルミホイルとヘアスプレーを使うと、アホ毛を一気に抑えることができます。次の手順で行ってみてください。
- アルミホイルを顔の幅と同じくらいに切る
- アルミホイルのツヤツヤしていない側に、ヘアスプレーをかける
- そのアルミホイルでアホ毛をなでる
コツは、ソフトタイプのスプレーを使うこと。ふんわりとアホ毛を抑えてくれます。
アホ毛の発生を根本的に抑える7つの対策
アホ毛が発生しないようにするためには、髪のダメージを防ぎ、切れ毛やうねりを作らないことが大切です。
そのためには、以下の7つの対策があります。
- 髪は優しく扱う
- シャンプー、スタイリングの前に髪をとかす
- トリートメントで髪に栄養補給する
- 濡れた髪はすぐ乾かす
- カットのときにすきすぎない
- 縮毛矯正をする
- 枝毛をカットする
それぞれの対策を順番に解説しましょう。
髪は優しく扱う
髪は肌と同じように、優しく扱ってください。想像以上に髪は弱く、日頃の雑な扱いで傷んでしまい、簡単に切れてしまいます。
意識して丁寧に扱うだけで、切れ毛が減ってアホ毛がなくなります。しかも髪表面のキューティクルが守られるので、日に日にツヤが増し、扱いやすい髪質へと変わっていくはずです。
シャンプー、スタイリングの前に髪をとかす
髪がからまったままシャンプーやスタイリングを行うと、髪を強く引っ張ることになり、ダメージで髪が切れやすくなります。シャンプーやスタイリングの前に、髪をとかしてからまりをほどきましょう。
ブラッシングは毛先をとかしてから、中間をとかし、最後に根元をとかすのがコツ。髪に負担をかけずにからまりを解くことができます。
アホ毛を大量発生させないためにも、シャンプーやスタイリングの前は、必ずブラッシングを忘れずに。
トリートメントで髪に栄養補給する
トリートメントで髪に栄養を補給し、ダメージを補修しましょう。トリートメントで髪がサラサラになると髪の摩擦が減り、切れ毛を防ぐことができます。
トリートメントをするときは以下の3つを守ると、効果がアップします。
- シャンプーの後に髪の水気をしぼる
- トリートメントを塗ったら、目の粗いくしで髪全体をとかす
- すすぎ残しがないように、よく流す
ドライヤーの前後には、洗い流さないタイプのトリートメントを使って、熱から髪を守るのがおすすめです。
濡れた髪はすぐ乾かす
濡れた髪はキューティクルが開いて、ダメージを受けやすい状態。乾かさずにそのまま寝ると、枕と髪が擦れて、髪が簡単に切れてしまいます。
シャンプーの後は、すぐにタオルで水分をよく拭き取り、その後ドライヤーを使って完全に乾かしましょう。くれぐれも半乾きのまま寝ないよう、気をつけてください。
ドライヤーをかけるときは、上から下に向けて風を当てるようにしてください。うろこ状のキューティクルが閉じて髪のタンパク質が閉じ込められるため、髪が丈夫になり、きれいなツヤも出ますよ。
カットのときにすきすぎない
カットのときには、髪をすきすぎないことが大切です。
ボリュームを抑えようとして髪をすきすぎると、湿気や乾燥の影響を受けて跳ねやすくなり、アホ毛の原因になるからです。
大量のアホ毛を作らないためにも、美容師さんに髪をすきすぎないよう伝えておきましょう。
縮毛矯正をする
大量のアホ毛で困っている人は、縮毛矯正をかけると、髪のうねりによって生じるアホ毛をおさえられます。
ただし、縮毛矯正はお金がかかるうえに、定期的にかけないと効果が薄れます。また、縮毛矯正をしても日頃のケアを怠ると切れ毛になり、アホ毛が発生します。
まずは日頃のケアを徹底するのがおすすめです。
枝毛をカットする
切れ毛対策をするうえでは、枝毛を減らすことも欠かせません。できてしまった枝毛を放っておくと、さらに髪が裂けて枝毛になって飛び出し、アホ毛がひどくなることがあります。できてしまった枝毛は、すぐ上でカットしましょう。
枝毛を作らないためにも、日頃のケアを欠かさないことが大切です。
まとめ:専用スタイリング剤や身近なアイテムでアホ毛を抑えよう
今回は表参道の美容師・AYAMARさんに「アホ毛の原因」や「一瞬でアホ毛を抑える方法」「アホ毛が発生しなくなる対策」を伺いました。ポイントは以下の通りです。
- アホ毛は「切れ毛」か「生えかけの毛」、もしくは「うねりやクセで飛び出した毛」
- アホ毛を抑えるには、専用のスタイリング剤やハンドクリーム、スプレーがおすすめ
- アホ毛を発生させないためには、髪を肌と同じくらい丁寧に扱うことが大事
日頃のケアをしながら、お気に入りのアホ毛専用スタイリング剤を見つけて、アホ毛とうまく付き合っていきましょう!
[ 監修者 ]