ほうれい線やたるみがスッキリ!舌を動かす早口言葉「顔アゲの呪文」
老け見えの原因となる「ほうれい線」や「二重あご」は、口まわりの筋肉や舌が衰えているサインかも。早口言葉の「顔アゲの呪文」で、フェイスラインをリフトアップ! 1日2回で顔のたるみがスッキリしますよ。
目次
“お口ポカン”は舌や口輪筋が衰えているサイン
年を重ねるとともに気になり始めるほうれい線。
「特に普段から無表情だと、舌や口まわりの『口輪筋(こうりんきん)』を使わないのでほうれい線が目立ってしまいます」と、歯科医の末光妙子さん。
ほかにも無意識に口がポカンと開いている人は要注意なのだそう。
「口呼吸は、舌や口輪筋が衰えているサイン。舌の筋力が低下し、下あごの歯列に落ちた“落ちベロ”の状態になると、口輪筋がゆるんで口角が下がり、ほうれい線が深くなります。さらに、口輪筋は顔の大半の筋肉とつながっているため、つられてフェイスラインも崩れやすくなります」
こうした悩みを解決するのが、舌を動かす早口言葉「顔アゲの呪文」です。
「口を自然と大きく開けて動かすので、舌や顔の筋力が鍛えられ、ほうれい線やたるみを改善できます」
ポイントは、丁寧な発声で音読すること。慣れてきたら、少しずつ速度を上げていきましょう。
効かせたい部位別!「顔アゲの呪文」の唱え方
気になるものを3つ選んで、1日2回、朝と夜に音読します。鏡で顔の筋肉が左右均等に動いているかをチェックしながら、なるべく早口で音読しましょう。
【顔全体】舌の根元を鍛えて顔全体のたるみ上げ
「かぐ」「ぐか」の発声はつまずきやすいので、口を素早く大きく開けるのがポイント。この音読は舌の根元を上げて発音するため、舌の筋肉を集中的にトレーニングできます。
【ほうれい線】唇をフル稼働でほうれい線にアタック!
「ぱ」と「ば」は、閉じた唇をポンッと破裂させるイメージで、大きく口を開けて発声します。唇をよく動かすので口輪筋が引き締まり、ほうれい線の改善に効果的。
【口角】口角を引き上げて魅力的な笑顔に
「う」と「ふ」は唇を上下均等に突き出し、「に」と「り」は、真横ではなく、口角を斜め上に持ち上げるように発声をしましょう。口輪筋と頰の筋肉を鍛えると、口角が上がってキレイな笑顔になります。
【フェイスライン】ゆるんだフェイスラインの引き締めに効果的
母音の「あ」と「お」が、はっきり区別して聞き取れるようにするのがポイント。口を大きく動かして発声するので、ほうれい線改善やフェイスラインの引き締めに◎。
「顔アゲの呪文」でたるみが上がる理由
1日2回で簡単なのに、ほうれい線や二重あごに効果的な「顔アゲの呪文」。顔全体のたるみが上がる理由を解説します。
(1)“落ちベロ”が上がり輪郭が引き締まる
二重あごやフェイスラインのもたつきを防ぐカギは、舌の位置を正すこと。口を閉じたときに上あごに舌がべたりと付いている状態が正しいポジションです。音読で舌を鍛えれば、フェイスラインがリフトアップ!
(2)「口輪筋」が動いてほうれい線を改善
音読をすると舌や口、頰の筋肉が動いていることに気付くはず。これは口まわりの筋肉「口輪筋」が顔のほとんどの筋肉とつながっているから。口を大げさなくらい動かす音読で、効果的に口まわりの筋肉を鍛え、ほうれい線やたるみを予防。
(3)血液やリンパが巡って、むくみ改善
顔の筋肉が動くことで、顔の血液やリンパの流れが改善。肌ツヤがアップして、顔色が明るくなり、メイクのノリも良くなります。さらに老廃物が流れることで、顔のむくみも消えてスッキリした印象になります。
「顔アゲの呪文」を読者が3週間試しました
「ヤセた?」と驚かれるほど顔がほっそりしました!
1週間ほどで、ほうれい線に効果が出始めました。2週間ほどで顔がほっそりし、家族から「ヤセた?」と驚かれるほどに。間延びしていた顔がキュッと縮まったように感じ、若返りを実感できたので、うれしかったです。出井朗子さん(39歳)
撮影/古谷利幸 モデル/殿柿佳奈
(からだにいいこと2022年6月号より)
年齢よりも若く見える人と老けて見える人の違いは、「肌の透明感」と「たるみ」にあります。5歳若見えする「透明ハリ肌」の作り方と、何歳になっても若々しくいられる“いい老け方”をご紹介。