1. Top
  2. >元気になる
  3. >体の健康
  4. >季節の不調
  5. >つらい頭痛・めまい・だるさを撃退!気象病を「即癒やす方法」
気象病

つらい頭痛・めまい・だるさを撃退!気象病を「即癒やす方法」

天候の変化による頭痛やめまい、だるさなどの「気象病」に悩まされている人も多いのではないでしょうか。症状別のセルフケアを知り、気圧や気温に振り回されない体になりましょう。

この記事をシェアする

天候の変化による、こんな不調ありませんか?

原因不明の頭痛やめまいのような不調が起き、次のいずれかに当てはまる人は、天候の変化で起こる「気象病」かもしれません。

いずれかに当てはまる人は「気象病」かも?

「気象病」をもたらす3大要因

気象病が起きるのは「気圧」「気温」「湿度」の大きな変化によって、自律神経が乱れることが主な原因です。次からくわしく説明します。

(1)気圧

台風や雨の前はめまいや頭痛に
台風や降雨など、気圧が下がるタイミングで頭痛、倦怠感(けんたいかん)、めまいが起こります。耳の奥にある気圧を感じるセンサーが過敏に反応し、自律神経が乱れることが原因です。

(2)気温

季節の変わり目や寒暖差で体調を崩す
気温が急激に変化すると自律神経が乱れます。室内外の気温差や1日の寒暖差が激しいとき、季節の変わり目に倦怠感や冷え、頭痛、肩コリなどの症状があります。

(3)湿度

ジメジメの季節はむくんでだるい
湿度が高いと水分が蒸発されずに体内にたまり、むくみや重だるさの原因になります。特にジメジメとした時期に発症しやすく、精神的な不調をもたらすことも。

気象病は心の準備とセルフケアで軽くなる

「原因不明の頭痛やめまい、倦怠感、メンタル不調などに悩まされている人は『気象病』かもしれません」と、医師の久手堅(くでけん)司さん。

「気象病」とは、気圧や寒暖差、湿度の変化で自律神経が乱れ、さまざまな不調をもたらすもの。

「不調が起きたときは自己判断をせず、まずは病院で受診しましょう。そこでほかの病気が見つからなければ、天候の変化が不調をもたらしている可能性があります」

「気象病」は正式な病名ではないので、周囲の人に理解されにくいのがつらいところ。日頃から自分の体の声を聞くことが大切です。

「天気予報やアプリで気圧・気温・湿度をチェックして、どんなときに不調が出やすいかを確認。傾向がつかめたら、事前にスケジュールを調整したり、心の準備をするだけでもラクになります。不調が表れたら、簡単なセルフケアで症状を改善することもできますよ」

気象病による不調を撃退! 症状別セルフケア

次から症状別のセルフケアを紹介します。簡単な動きなので、不調を感じたときにすぐできるよう覚えておくのがおすすめです。

【めまい・頭痛・倦怠感】耳のびのびストレッチ

耳の血行を良くすると、気圧変化を感知する耳の奥のセンサーが過敏に働くのを抑え、自律神経が整います。

(1)耳を外側に5秒伸ばす
両方の耳たぶの上部をつまみ、外側に伸ばして5秒キープ。

(2)耳を斜めに5秒伸ばす
耳の上部と耳たぶの下部をつまみ、斜め上と斜め下へ同時に伸ばして5秒キープ。反対側も同様に行う。

(3)耳を前後に5秒ずつ回す
両耳をつかんで前に5秒、後ろに5秒、大きくグルグルと回す。

【首コリ・肩コリ】顔くるくるマッサージ

歯を食いしばると姿勢がゆがみ、首コリ・肩コリの原因になります。あごの筋肉をゆるめましょう。

(1)奥歯を噛んで膨らむ場所に手を当てる
奥歯をギュッと噛みしめたときに少し膨らむところを見つけて、手のひらを当てる。

(2)ゆっくりと優しくくるくる回す
あごの力を抜き、手のひらで円を描くように、後ろから前に5秒回す。くるくるとゆっくり優しく回すのがコツ。

【動悸・イライラ】上向き深呼吸

姿勢を正すと呼吸が深くなって自律神経が整い、動悸(どうき)やイライラを改善します。

(1)鎖骨の下を引っ張り胸を広げて上を向く
鎖骨の下に両手を置き、下に引っ張る。あごを斜め上に向けて、目線も上にしましょう。胸を広げるイメージで。

(2)鼻から息を吸い口から吐く
鼻から3秒かけて息を吸い、3秒止める。口から6秒かけて息を吐く。ゆっくりと息をすべて吐き切って。

イラスト/鈴木七代
(からだにいいこと2022年10月号より)

この記事に興味を持ちましたか?
はいいいえ

この記事をシェアする

編集部オススメ記事

Recommend Article Recommend Article オススメ記事

オススメ記事をもっと見る