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骨刺激で脂肪が燃えて、体も心も若返る!コツコツ「5秒骨トレ」習慣

骨は、若返りホルモンを分泌するスゴい器官。骨を刺激することで、脂肪が燃えたり、免疫力アップしたりと美や健康に嬉しい効果が期待できます。1回5秒の「骨トレ」をコツコツ続けて若返りを叶えましょう。

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5秒の習慣でヤセて体の内側から若返る!

「骨は人体のすべてに影響を与え、美や健康を左右する重要なパーツ。骨の老化を止めることが、全身の若さにつながります」と総合内科医の藤澤孝志郎さん。

骨は重力や衝撃を脳に伝達する“感覚器”の役割を果たしています。

「骨は刺激を感知すると電気を発生。体を動かすエネルギーになるうえに、骨の新陳代謝を促して強化。同時に筋力を増強し、臓器を活性化する若返りホルモン『オステオカルシン』や免疫力を上げる『オステオポンチン』などを分泌。オステオカルシンは代謝を促す『アディポネクチン』を分泌するほか、精神の安定にも関与する可能性があるといわれています」

骨を鍛えて脂肪を燃やすには、軽い刺激や衝撃を与えて電気を発生させるだけ。5秒でも効果てきめん!

「お金がかからず、簡単なのが『骨トレ』の特徴。コツコツ続ければ誰でも骨は鍛えられます。骨美人になれば若返りも夢ではありません!」

総合内科医。Dr.孝志郎のクリニック院長 藤澤孝志郎さん

骨刺激で若返ってスリムになる!

骨には体を支える以外にも、さまざまな役割があります。骨は刺激を受けると、その情報が脳に届いて全身に働きかけます。

ステップ1 重力や刺激を受けて骨が電気を発生する

まず、骨は重力や刺激を受けた際に自然な電気を発生させ、体を動かすエネルギーに変化します。骨自体の代謝を促し、強化する働きもあります。

ステップ2 「骨芽細胞」から骨ホルモンを分泌

電気の発生で骨を破壊する「破骨細胞(はこつさいぼう)」、次に骨を形成する「骨芽細胞(こつがさいぼう)」が産生。そこから筋肉量を増やす「オステオカルシン」を分泌。

ステップ3 善玉ホルモンを分泌し脂肪燃焼力アップ

オステオカルシンが脂肪細胞から出る善玉ホルモン「アディポネクチン」の分泌を促進し、糖や脂肪を代謝。脂肪燃焼をスムーズになります!

骨をラク~に鍛える「5秒骨トレ」習慣

すべて1回5秒でOKの簡単「骨トレ」。 生活習慣に合わせて、できることからコツコツ取り入れてみましょう。

手足を軽く回す

両手の指を浅く組み、手首からスナップをきかせるように5秒回す。同時に、立ったまま片方のつま先を床につけて足首を5秒回す。もう片方の足首も同様に行う。

軽く食いしばる

軽く5秒食いしばる。力を入れすぎないように注意して。骨が丈夫になり、小じわ改善にも効果的。

座ったままかかとを上げて落とす

いすに座った状態でかかとを上げ、ストンと落とす。リズムをとるように5秒行う。靴をはいたままでも同様の効果を得られる。

体の両脇に腕を置き床に手を押し込む

うつぶせの状態で体の両脇に腕を置き、床に向かって手をグッと5秒押し込む。体は浮かせなくてOK。起床する際に行うと◎。

つり革の輪の外側をつかんで力を入れる

電車移動のときに行う骨トレ。つり革の輪の外側をつかんでグッと力を入れ、5秒キープする。

両手を胸の前で組み全力で押し合う

両手を胸の前で組み、手のひらをしっかり合わせたらグッと5秒押し合う。ポイントは全力を出して押し合うこと。バストアップにもおすすめ。

骨トレのスゴい効果

「骨トレ」を続けることで得られる効果をご紹介。若返りだけでなく、メンタル安定や脳の活性化にも嬉しい影響があります。

メンタルが安定する

心がふさぎがちな人が骨活で元気を取り戻す傾向があります。「骨が弱いと心に支障をきたすと臨床で実感。骨活はメンタルも左右します」(藤澤さん)

脳が活性化して記憶力アップ

若返りホルモン「オステオカルシン」の働きにより脳が活性化し、記憶力が向上します。頭の回転が鈍ったら骨トレで思考のリセットをしましょう!

生活習慣病を予防する

「オステオカルシン」はインスリンの分泌量を増やして血糖値を下げるほか、血管の弾力性を保って動脈硬化を予防する効果があります。

免疫力が上がる

新しい骨を作る「骨芽細胞」は免疫力アップのスイッチ「オステオポンチン」を分泌。骨髄の造血幹細胞の機能を保ち、免疫力を活性化します。

撮影/神尾典行 モデル/中世古麻衣 イラスト/イトガマユミ
(からだにいいこと2022年10月号より)

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