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頭頂部を引き上げる「10秒頭ゆらし」でおでこのシワ改善&ツヤ肌に

おでこのシワを年齢のせいだと諦めてはいませんか? 頭頂部の筋肉をほぐすことで、たるみが引き上がり、おでこのシワが改善。さらに、頭皮の血流が促進してツヤ肌が叶います。

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頭はゆらすとコリがほぐれたるみが引き上がる!

「頭がい骨は複数の骨からできています。その骨同士のつなぎ目である『縫合』がゆがんだり、固まったりすると、顔のたるみやシワの原因になります」と話すのは、整体師の吉田佳代さん。

こり固まった筋肉は、頭を10秒ゆらすだけでもほぐれます。筋肉は正しく動けるようになると引き締まり、ハリが復活。しかも縫合の周囲にはツボがたくさんあるので、ツボ刺激の効果も得られるそう。

「直接顔に触れなくてもケアできるので、肌のバリア機能を壊さずに済むのがポイントです。うるおいを保ちつつ、頭への刺激で血流が促進。ターンオーバーを促し、肌の内側からツヤ肌を作り上げていきますよ」

頭部のリンパの流れも良くなれば、老廃物の排出がスムーズになり、むくみもスッキリ。特に顔と頭のつなぎ目にあるおでこのシワの改善が期待できます。1日10秒、あなたもシワなし顔を手に入れて!

頭頂部からぐいっと引き上げ

重いまぶたを引き上げ、ツヤ肌になる「おでこのシワ改善ゆらし」

まずは、前頭筋をほぐしておでこを引き上げる「おでこのシワ改善ゆらし」を。「ココをゆらす」の冠状縫合(かんじょうほうごう)と、2か所のツボをポイントに、頭をゆらしてみましょう。

1、冠状縫合(かんじょうほうごう)
両耳のもっとも高いところを結んだ頭頂から指4本分前の位置〜左右のこめかみまで。触ると段差がある。

効果】
・おでこのシワ改善
・顔のたるみ改善
・顔色が良くなる など

2、承光(しょうこう)
髪の生え際中央から、指3本分後ろ、そこから左右に指2本分のところ。

効果】
・顔のこわばり改善
・目元を引き上げる
・頭痛緩和 など

3、顖会(しんえ)
頭部の正中線上(頭部中央)にあり、前髪の生え際から親指2本分後ろのところ。

効果】
・顔のむくみ改善
・ツヤ肌になる
・血色アップ など

「おでこのシワ改善ゆらし」のやり方

(1)冠状縫合に沿って両手の4本指をあてる
冠状縫合の中央部分に、親指以外の4本指をあてる。

おでこのシワ改善ゆらし

(2)指で頭皮を押しながら引き上げる
(1)で当てた指をイタ気持ちいい強さで押し、やや滑らせるようにして3秒かけて引き上げる。

おでこのシワ改善ゆらし

(3)縫合に沿って手をずらしさらに引き上げる
冠状縫合に沿って両手を外側にずらし、その位置から(2)と同様に頭皮を押し上げ、頭の後ろ方向に滑らせる。

おでこのシワ改善ゆらし

左右差を整えて、たるみの原因を絶つ「若見えゆらし」

頭を縦に走る縫合のゆがみを整える「若見えゆらし」。顔の左右差が改善して、顔のたるみもスッキリ! 「ココをゆらす」の矢状縫合(やじょうほうごう)をゆらすように行います。

1、矢状縫合(やじょうほうごう)
2の「百会」の指4本分手前から後頭部の1番出っ張っている骨の指3本分上までのところ。

効果】
・顔のゆがみ改善
・フェイスラインがすっきり
・むくみ改善 など

2、百会(ひゃくえ)
耳を折り曲げたときに左右の耳の先端を結んだ線と正中線が交わるくぼみ。

効果】
・自律神経を整える
・目の疲れを改善
・頭痛緩和 など

3、強間(きょうかん)
頭頂部から後頭部に向かって指4本分下りたところ。

効果】
・顔の血流促進
・のどの違和感緩和
・血圧の安定 など

「若見えゆらし」のやり方

(1)矢状縫合に沿って両手の4本指を当てる
矢状縫合の前側に沿って、親指以外の4本指を当てる。

若みえゆらし

(2)頭に指を押し当てながら外側に広げる
両手の4本指をイタ気持ちいい強さで押し当てながら、3秒かけて指を外側にすべらせる。徐々にゆるめて離す。

若みえゆらし

(3)縫合に沿って手を後ろへさらに横に広げる
(1)よりやや後ろに両手の位置をずらし、3秒かけて指を外側に広げ、徐々にゆるめて離す。矢状縫合に沿ってもう一度両手をやや後ろにずらし同様に行う。

若みえゆらし

顔のむくみを一掃する「二重あご改善ゆらし」

耳の後ろのゆがみを取り、リンパの流れをスムーズにする「二重あご改善ゆらし」。「ココをゆらす」の後頭乳突縫合(こうとうにゅうとつほうごう)をゆらすことで、顔のむくみを一掃します。

1、後頭乳突縫合(こうとうにゅうとつほうごう)
耳の後ろにある出っ張った骨よりやや後頭部寄りのくぼんだところ。左右にある。

効果】
・二重あご改善
・顔たるみの引き締め
・リンパの流れを促進 など

2、完骨(かんこつ)
耳の後ろの出っ張った骨の下の後ろのくぼみ。後頭部の生え際近くにある。後頭部と首の骨の境目で左右にある。

効果】
・血流促進
・不眠改善 など

「二重あご改善ゆらし」のやり方

(1)首中央にある骨をはさみ4本指を当てる
首中央の太い骨の上部を左右からはさむように、親指以外の4本指を当てる。

二重あご改善ゆらし

(2)耳の後ろの出っ張りから外側へ引っ張りゆるめる
両手を斜め上に滑らせて、後頭乳突縫合で止める。ここから頭全体を持ち上げるように斜め上外側に引き上げ、5秒キープ。

二重あご改善ゆらし

美肌やリラックスにも! 10秒ゆらしのミラクル効果

「10秒頭ゆらし」をすると、おでこのシワ改善やたるみが引き上がるだけでなく、美肌やリラックス効果も期待できます。

血流促進でうるおい復活

潤い復活

頭部をゆるめると圧迫されていた血管が広がり、血流が促進。顔色が良くなるだけでなく、ターンオーバーも促され、肌がうるおうようになります。

筋肉のコリ改善で肌のハリアップ

ハリアップ

縫合のゆがみが改善されると、今までこり固まった筋肉が動くようになると肌が引き締まり、ハリが復活します。

脳脊髄液の循環が改善。自律神経が整う

脳脊髄液の循環

脳脊髄液は脳や神経に栄養を運び、老廃物を取りのぞきます。この循環が良くなることで自律神経が整い、リラックス効果が期待できます。

10秒ゆらしの効果を高めるポイント

たった10秒のテクでも、コツを押さえると効果がアップ します!

リズムよく呼吸をする

押したり、引き上げたりするときは息を吐き、ゆるめるときは息を吸うリズムで行います。

1日1回が基本

1日に何度も同じツボを刺激するのはNG。筋肉が傷つくこともあるので、1日1回が目安。

イタ気持ちいい強さで

強く押したり、無理に引き上げるのは肌や筋肉に余計な負荷がかかるので避けましょう。

撮影/古谷利幸 モデル/中世古麻衣 イラスト/イトガマユミ
(からだにいいこと2022年12月号より)

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