食べた日から快腸に「腸クレンズスープ」でぜい肉も老廃物もスッキリ
便秘に悩む人におすすめしたいのが、食物繊維や腸にいい栄養素がたっぷり入った「腸クレンズスープ」。腸の動きを活発にして、食べた日から快腸に! 便や老廃物を排出できて、お腹まわりがスッキリします。
腸に効果的なスープを食べると排便のリズムが安定する
「デブ菌を排出するには『動く腸』を作ることが大切です。動きが悪い腸も、体操やマッサージだけではなく、食事でどんなものを選ぶかによって、動きが良くなります」と話すのは、消化器専門医・川本徹さん。
そのために大切なのが食物繊維。食物繊維が豊富な食材を食べることで腸を刺激することが可能。
【BEFORE】食物繊維が摂れていないと…
ぜん動運動が弱く、停滞気味の腸では腸内に便がたまりがち。残便感の原因にも。
【AFTER】食物繊維が摂れていると…
食物繊維に腸内細菌の死骸がくっつきながら便になり、スムーズに排出されます。
「腸クレンズスープに入っている野菜やこんにゃくには、どれも不溶性食物繊維と水溶性食物繊維が含まれています。1杯飲むだけで食物繊維が4g以上摂取できます。また、しいたけに含まれる『パントテン酸』は自律神経に働きかけ、ぜん動運動をスムーズに。排便のリズムが整い、便秘の解消が期待できます」
食物繊維は善玉菌にとってもいいエサになるため、さらにデブ菌にとって住みにくい腸内環境を作れます。
「このスープを食べるだけで便や老廃物を押し出せるようになり、お腹まわりもスッキリしますよ!」
「不溶性」「水溶性」食物繊維が豊富
不溶性と水溶性、2種類の食物繊維をバランスよく含む食材を紹介。スープに入れて一度に摂って!
ごぼう
適度に大腸を刺激して便通を整える。
にんじん
不溶性食物繊維を多く含み、便を増やす。
しいたけ
ぜん動運動を促すパントテン酸が豊富。
オクラ
ネバネバ成分が便をやわらかくする。
こんにゃく
水溶性食物繊維が、善玉菌の増殖を助ける。
ぜん動運動を促す食材で食べた日から快腸に!
善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維と、便のカサを増やして腸を刺激してくれる不溶性食物繊維を摂ることで、腸のぜん動運動を促進。排便時にキレが良く、スッキリとした感覚に。
「腸クレンズスープ」の作り方
【材料】(2人分:1人分 57kcal)
にんじん…1/3本(50g)
ごぼう(皮は包丁の背でこそげ落とす)…1/3本(50g)
しいたけ(軸は取る)…2個
こんにゃく…50g
オクラ(ガクは取る)…4本
ごま油…小さじ1
A|だし汁…300ml(水300ml+和風顆粒だし小さじ1/4でもOK)
|しょうゆ…小さじ2
|塩…少々
【作り方】
(1)食材は食べやすい大きさに切る。
(2)鍋にごま油をひいて中〜弱火で熱し、にんじん、ごぼう、しいたけ、こんにゃくを入れて焦げないように5分炒める。食材に火が通ったらオクラとAを加えて弱火で3分煮る。
(3)お好みで塩を加え、味をととのえる。
「腸クレンズスープ」をおいしく続けるコツ
(1)具をストックしておく
しいたけやにんじんなどの野菜は、カットして冷凍保存が便利。使いたいときに取り出してそのままスープに。
(2)好みで味をアレンジする
お酢を入れて風味をプラスするのもおすすめ。また、しょうゆの代わりに、みそ大さじ2を入れるとおいしいみそ汁に。
撮影/神尾典行、国井美奈子 モデル/落合恭子 イラスト/中根ゆたか
(からだにいいこと2023年4月号より)