比嘉愛未さん「俳優は実体験をスパイスにできるからやりがいがある」|表紙インタビュー
人生経験を生かしながら、役を作り上げていくという比嘉愛未さん。相続と家族の問題をコミカルに描いた『親のお金は誰のもの 法定相続人』の遥海役で学んだこと、日々を全力で駆け抜けるためにやっていることとは?
比嘉愛未さん
お金に関することをちゃんと学んでいきたい
「家族仲が悪くなってしまうこともある、相続やお金にまつわる問題。この作品に出演したことで、改めてちゃんと学びたいなと思いました」
比嘉愛未さんがこう語るのは、主人公・大亀遥海を演じた映画『親のお金は誰のもの 法定相続人』のこと。親の再婚ですれ違い、実家のある伊勢志摩を離れ、東京で人生を再スタートさせた遥海が母の死を機に故郷へ戻り、相続問題に直面する物語です。
「演じていてつらかったのは、自分の過去の傷をオーバーラップする話でもあったこと。私は上京するとき親に大反対され、夢や目標を応援してくれない=親に拒絶されたと感じてぶつかってしまった。親は守りたかっただけなのに……。俳優の仕事のいいところは、実体験をスパイスにできること。しんどいときもありますけどね」
本作で、幼なじみ役を演じるのは浅利陽介さん。2人が夫婦役を演じた『コード・ブルー ‐ドクターヘリ緊急救命‐』シリーズのファンにとっては嬉しい共演です。
「20代から一緒に戦ってきた同志でもあるので、彼がいてくれるだけで心強く、より自分らしくいることができました。彼らと培ったことは、間違いなく他のお芝居にも反映されていると思います。難しい役だった遥海を、演じ切ることができたのも浅利さんのおかげ。感謝しています」
難しい役にも果敢に臨む比嘉さんが、心のケアのためにやっていることについても話してくれました。ぜひ本誌でご確認ください。
雑誌『からだにいいこと』12月号では比嘉さんのインタビューを2ページ掲載!
発売中の雑誌『からだにいいこと』12月号では、2ページにわたって比嘉さんのインタビューを掲載しています。過去の自身の経験や、心を元気にする秘訣などについても語ってくれました。Web版とは異なる写真も必見! あわせてお楽しみください。
【INFO】映画『親のお金は誰のもの 法定相続人』
誰もが経験する相続の問題を、気持ちがバラバラになってしまった家族と、成年後見制度を悪用する弁護士たちとの騒動で描く、笑って泣けて学べる作品。
全国にて公開中です。
出演:比嘉愛未、三浦翔平、石野真子、三浦友和 監督:田中光敏 脚本:小松江里子 音楽:富貴晴美 主題歌:ビッケブランカ 配給:イオンエンターテイメント、ギグリーボックス
映画『天外者』の田中光敏監督が贈る三重県伊勢志摩市を舞台に伝説の真珠を巡る家族の大騒動と成年後見制度の問題を描くハートフル・エンターテイメント
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撮影/野口 博 取材・文/関口裕子 スタイリスト/後藤仁子 ヘアメイク/AYA
(からだにいいこと2023年12月号より)