ほっぺの毛穴をなくす方法は、多くの人が気になる美容テーマではないでしょうか。大人はもちろん、中高生のみなさんも簡単に取り組める対策があります。ほっぺの毛穴の目立ちを軽減する効果的な方法をご紹介します。

顔の毛穴がひどい…症状の種類と原因は？

顔の毛穴と、ひと口にいってもそれにはさまざまな状態があり、目立つ原因が異なります。ここでは、顔の毛穴の状態の種類と原因をそれぞれ紹介していきます。自身の毛穴がどれに当てはまるか、ぜひチェックしてみてください。

毛穴の開き

開いた状態の毛穴は、化粧品が毛穴に詰まったり、さらにそれをカバーすることで余計に目立ったりと、気になる悩みとして広く知られています。特にメイクでカバーが難しい男性の中でも、この問題に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

開き毛穴は、均一な大きさで開いているだけでなく、不均一な大きさで開いているケースも存在します。毛穴の開きは、皮脂の過剰分泌が原因のひとつです。

皮脂は本来、肌を保湿し外部刺激から守る役割を果たしますが、生活習慣や気温の変化などの要因が重なることで過剰に分泌され、毛穴の出口を広げてしまいます。

また、大きな毛穴の開きが見られる場合、ニキビの強い炎症がクレーター状の凹凸を残している場合があります。

毛穴のたるみ

毛穴がしずくのような楕円状に広がった状態がたるみ毛穴です。重力の影響を受けやすい頬部分に特に現れる傾向があり、収縮が難しく、毛穴が開きっぱなしになります。

肌のたるみによって毛穴が下がり、縦方向に伸びて目立つのが特徴です。さらに、角層の水分不足も重なることで毛穴の目立ちがより顕著になります。紫外線やマスクの着用、顔の筋力低下なども要因です。

毛穴の黒ずみ

ポツポツと黒く目立つ毛穴が、毛穴の黒ずみです。化粧を施しても時間が経つと浮き出てきたり、メイクが厚くなったりしてしまいます。黒ずみ毛穴は、その見た目の影響からカバーが難しいのが特徴です。

毛穴が黒ずむ原因は、古い角質や皮脂、汚れが毛穴に角栓として詰まり、そのまま時間が経つと空気に触れて皮脂が酸化し黒ずんでしまうことです。

肌の古い角質は正常なターンオーバーによって剥がれ落ちます。しかし、誤ったスキンケアやホルモンバランスの乱れ、生活習慣の乱れなどによりターンオーバーが遅れると、古い角質が肌表面に滞留し、毛穴の詰まりや黒ずみを引き起こす可能性があります。

なお、黒ずみと思われても、実は顔の産毛が毛穴に影を落としている場合もあります。

年代別に見るほっぺの毛穴の悩みと原因の傾向

ここでは、毛穴が目立つ原因を年齢別に紹介します。毛穴が目立つ原因はさまざまあるため、自身に当てはまるものをチェックしてみましょう。

10代｜活発な皮脂腺が毛穴を開く

10代の皮脂腺は活発で、肌はオイリー気味なのが特徴です。この時期はニキビができやすく、毛穴も開きやすい傾向にあります。

ニキビ跡が残る可能性があることから、炎症を起こしているニキビは無理につぶさないよう気をつけましょう。

ニキビに悩む場合は、専門医のアドバイスを受けることが大切です。早めのケアで健やかな肌を保ちましょう。

20代｜ストレスによる大人ニキビが原因

20代の肌は、10代ほどの皮脂量ではないものの、まだまだ多くの皮脂を分泌します。この時期は食生活の乱れやストレスの影響で、アゴ周りに「大人のニキビ」ができやすいのが特徴です。

さらに、メイクや汚れ、余分な皮脂が毛穴に詰まって「詰まり毛穴」を引き起こすこともあるでしょう。

洗顔時に肌をこすりすぎて乾燥肌になることや、睡眠不足やダイエットによる肌の不安定さにも注意が必要です。

30～40代｜加齢によるたるみ毛穴

お肌の初期老化が現れるのは20代後半からといわれています。30〜40代は、エイジングケアを始める重要な時期です。

20代からの「毛穴の詰まり」に加え、肌の弾力が徐々に減少し、毛穴の広がりである「たるみ毛穴」が気になってくる方も多いでしょう。

年齢を重ねても健やかな肌を保つためには、ハリと弾力を保つエイジングケアを積極的にとり入れ、生活習慣を見直すことが重要です。老化を防ぎ、肌の輝きを保つ努力をしましょう。

ほっぺの毛穴をなくす簡単なセルフケアの方法｜中学生・高校生にもおすすめ

ここでは、ほっぺの毛穴をケアする方法を紹介します。毛穴が目立つ原因をとり除き、正しいケアを行いましょう。簡単な方法であるため、中学生や高校生の方にもおすすめです。

丁寧にクレンジング・洗顔して毛穴の汚れを落とす

毛穴にたまったメイクや皮脂などの汚れを奥からとり除くことはとても重要です。毛穴が開きやすくなることから、湯船につかった後や、ホット蒸しタオルを使って温めた後にクレンジングすると効果的です。

また、洗顔フォームはしっかり泡立てて使用しましょう。ふわふわの泡を使うことで肌への摩擦を軽減しながら皮脂を落とせます。

ただし、洗いすぎは禁物です。朝晩2回の洗顔で、健やかな肌を保ちましょう。

毎日の保湿を怠らない

毛穴ケアにおいて大切なのは、洗顔後の保湿です。洗顔後は肌が乾燥しやすく、毛穴も開いた状態になります。

保湿は肌の健康を保つために欠かせません。オイリー肌の方でも適切な保湿が必要です。化粧水を使って肌に水分を与え、乳液やクリームで油分を補い、水分と油分のバランスを整えましょう。

保湿は肌の柔軟性を保ち、毛穴の詰まりや黒ずみを予防するのに役立ちます。皮膚タイプに合った保湿アイテムを選び、毎日のケアにとり入れましょう。

毛穴ケアのNG行為をやらないように気をつける

毛穴ケアは正しい方法を選ばないと逆効果になることがあります。以下のNG行為に気をつけましょう。

【NGその1】強い力で毛穴詰まり（角栓）を押し出す

爪や道具を使って角栓を押し出すと肌を傷つける可能性があります。炎症や跡が残る恐れがあるため控えましょう。

【NGその2】保湿を怠る

保湿を怠ると肌が乾燥し、過剰な皮脂分泌を引き起こす場合があります。脂性肌であっても保湿は行いましょう。

【NGその3】ファンデーションの重ね塗り

皮脂崩れを招き、毛穴の詰まりを助長する可能性があります。

【NGその4】肌に刺激を与える

強い刺激やゴシゴシ洗顔は皮脂の過剰分泌や肌の乾燥を招く原因です。

【NGその5】皮脂のとりすぎ

適度な皮脂は肌を健康に保ちます。

生活習慣を見直す

日常の生活習慣は肌の健康に影響を与えます。不規則な生活や無理なダイエット、喫煙はホルモンバランスを乱し、肌状態を不安定にさせ毛穴の開きを悪化させる原因です。

また無防備な日焼けは、肌のハリや弾力を損ない「たるみ毛穴」を引き起こす可能性があります。ストレスをためず、栄養バランスの良い食事をとり、適度に運動することで体の内側から肌をケアしましょう。

健康的な生活習慣を築くことが、毛穴の悩みを軽減できるひとつの方法です。

ほっぺの毛穴を簡単にケアする正しい洗顔・スキンケアの手順

毛穴のケアには適切な洗顔とスキンケアが欠かせません。以下、正しい方法をご紹介します。

1. クレンジング剤を使用してメイクをしっかり落とす。
2. 洗顔料をしっかり泡立て、泡を転がすようにして指で肌をなでるように洗う。長時間の洗顔は避け、30秒程度を目安に。
3. ぬるま湯で丁寧にすすぐ。熱いお湯は皮脂を過剰にとりすぎてしまい、乾燥を招く可能性があるため注意。
4. タオルを軽く押さえるようにして水分をとる。
5. 洗顔後は迅速にスキンケアを行う。

洗顔後のスキンケアは、肌が乾燥する前に行うことが重要です。化粧水を手のひらにとり、優しく肌になじませましょう。

コットンを使用する場合も、こすることなく軽く押さえるようにするのがポイントです。

ほっぺの毛穴トラブルに効果的なスキンケアの選び方

ほっぺの毛穴ケアには、適切なスキンケアが大切です。ここでは、毛穴の原因別におすすめのスキンケアを紹介します。自身の毛穴が目立つ原因に合ったスキンケアを行いましょう。

開いた毛穴のスキンケア｜肌タイプに合わせたケアが大切

開き毛穴へのスキンケアは肌質に適した方法を選びましょう。

混合肌の場合、皮脂の過剰分泌が原因の開き毛穴には保水がポイントです。濃厚なクリームではなく、保湿力の高い化粧水やローションパックで水分補給を行いましょう。水分が含まれるジェルなどのアイテムもおすすめです。

脂性肌の場合、皮脂抑制に効く成分を使って肌を引き締めましょう。ライスパワー®No.6は皮脂分泌を抑制する成分として効果が期待できます。これを含む化粧品で皮脂量をコントロールし、毛穴の開きを予防しましょう。

肌ケアにおいて注意したいのは酸化皮脂です。肌のブライトニングにも影響するといわれているため、酸化皮脂にも適切なケアをとり入れましょう。

たるんだ毛穴のスキンケア｜ハリ・弾力アップを目指す

たるんだ毛穴へのスキンケアは、ハリと弾力を高めるアプローチを重視しましょう。

幹細胞系とビタミンAコスメの活用がおすすめです。ビタミンA（レチノールを含む）は肌の再生やコラーゲン生成を促し、たるみ毛穴の改善に役立ちます。

コラーゲンケアも重要です。肌のハリ感を維持し、たるみを予防するためにはコラーゲンやエラスチンにアプローチするコスメをとり入れましょう。

UVケアも欠かせません。紫外線は肌のコラーゲンを破壊し、肌の老化を進める大きな要因です。また、乾燥を引き起こす可能性もあります。肌を保護するために適切なUVケアをとり入れて、毛穴ケアをサポートしましょう。

黒ずんだ毛穴のスキンケア｜詰まりの原因対策を

黒ずんだ毛穴に対するスキンケアは、詰まりの原因を対策しましょう。黒角栓ケアの正しい方法は「角質ケア」と「ビタミンCケア」を組み合わせることです。

まずは古い角質を除去するための「角質ケア」をとり入れましょう。肌の代謝を整え、毛穴の詰まりを防ぐ役割があります。

また、皮脂分泌をコントロールするための「ビタミンCケア」も重要です。ビタミンC誘導体配合の化粧品をとり入れると、皮脂の過剰分泌を抑えると同時に、白角栓の酸化を予防する効果も期待できます。ビタミンC誘導体が豊富に配合された化粧水や美容液をとり入れましょう。

ほっぺの毛穴をカバーする簡単なメイクテクニック

ここでは、毛穴を効果的にカバーするためのメイクテクニックを紹介します。

まずは、化粧下地を使って毛穴を均一に整えましょう。頬の毛穴が目立つ原因のひとつは、化粧下地の不使用です。化粧下地は肌の凹凸を整え、ファンデーションの密着をサポートします。肌の凹凸を埋め、毛穴の目立ちを軽減させるために、化粧下地を使用しましょう。

使用するファンデーションは、パウダータイプよりリキッドタイプがおすすめです。肌の表面は平らではなく凹凸があるため、指が肌にしっかり触れるように塗っていきましょう。

また頬の毛穴は下向きになっていることが多いため、ファンデーションを塗る際には、毛穴の向きに逆らって下から上へ伸ばすのがポイントです。

ファンデーションの量は適切に調節することが重要です。多すぎるファンデーションは毛穴を埋めず、逆に目立たせることがあります。適量を指で薄く伸ばし、均一に仕上げることで、自然な肌を演出しましょう。

まとめ

目立つほっぺの毛穴には、開き毛穴、たるみ毛穴、黒ずみ毛穴の3種類があります。また、年齢によっても目立つ原因が異なるため、自身の毛穴に合ったケアを行いましょう。

ほっぺの毛穴を目立たなくさせるには、適切なケアが大切です。肌に刺激を与えないように優しく洗い、肌質に合った保湿ケアを行いましょう。

この記事を参考に、自身に合ったスキンケアを見つけ、気になるほっぺの毛穴をケアしてみてはいかがでしょうか。