顔のゆがみを矯正したい!自分でできる対策やストレッチと治療法を紹介
顔のゆがみに悩む方も多いのではないでしょうか。顔のゆがみには複数の原因があり、原因によって自分でできる対策や治療法が異なります。本記事では、自分でできる顔のゆがみ対策やストレッチなどをご紹介します。
目次
顔のゆがみを引き起こす12の原因
顔のゆがみは、日常生活におけるクセや体のゆがみ、顔の筋力低下など12の原因があります。
ここでは、それぞれの原因を詳しく解説していきます。
(1)片側で噛むクセがある
食事の際に片側で噛むクセがあると、顔のゆがみを引き起こす可能性があります。
咀嚼(そしゃく)しやすいほうのみで噛み続けてしまうと、あごがゆがんでしまったり、エラの張りに左右差が生じてしまったりします。あごやフェイスラインだけでなく、目や口角の高さも変わってしまう可能性もあるでしょう。
(2)頬杖をつくクセがある
頬杖をつくクセも、顔のゆがみを引き起こす原因のひとつです。頬杖は、顔の片側だけに一定方向の力を加え続けるため、あごの関節や顔の筋肉に大きな負担がかかってしまい、顔がゆがむ可能性があります。
また、うつ伏せに寝たまま本を読んだりスマートフォンを使用したりすると、あごを前に突き出した姿勢になります。あごが前に突き出た状態は、あごや首の筋肉にも余計な力が加わってしまうため、注意しましょう。
(3)同じ向きで寝るクセがある
顔や体を毎日同じ向きにして寝ると、片方の顔の側面に負担がかかり、顔がゆがんでしまいます。
また、顔と枕の間に手を入れたり、うつ伏せで寝たりするクセがある方も注意が必要です。寝るときの姿勢のクセは、顔や体に余計な圧力をかけ、顔のゆがみを悪化させてしまいます。
(4)脚を組むクセがある
脚を組むクセがあると、骨盤から背骨、頭蓋骨とゆがんでいき、それが顔のゆがみにつながります。
床に座る際に脚を崩して座る「横座り」も骨盤のゆがみにつながってしまうため、あぐらをかくか、もしくは床に座らないようにすると良いでしょう。
(5)歯ぎしりや食いしばりのクセがある
就寝中の歯ぎしりや、無意識に歯を食いしばっている場合、顔の咬筋と側頭筋が緊張してしまいます。筋肉の緊張により骨が引っ張られると、あごのゆがみにつながるでしょう。
(6)猫背になりやすい
普段から猫背の方は、その姿勢が顔のゆがみを引き起こしている可能性があります。
猫背の状態でデスクワークなどの作業を行うと、あごが前に突き出た姿勢になります。あごが前に突き出た状態は、あごや首に余計な緊張や、噛み合わせの変化によってあごの関節や筋肉に負担がかかってしまいます。
また、猫背であごを突き出した姿勢を続けると、常に下方向の力が顔にかかります。その姿勢が顔のたるみにもつながり、さらに顔のゆがみを悪化させてしまうでしょう。
(7)口呼吸になりやすい
口呼吸は常に口を開けた状態です。そのため、口呼吸がクセになっている人は、唇の周囲の筋肉が弱くなり、歯並びが悪くなったり噛み合わせが悪くなったりします。歯並びや噛み合わせが悪くなると、顔のゆがみにつながります。
(8)体がゆがんでいる
体がゆがんでいると頭蓋骨のゆがみにもつながり、顔の筋肉である表情筋や皮膚にたるみが生じます。表情筋や皮膚のたるみから顔のゆがみが引き起こされることもあるでしょう。
(9)歯並びが悪い
歯並びの悪さが、顔のゆがみを引き起こしている可能性も考えられます。
歯並びが悪い方は、食事の際に、あごに負担のかかる噛み方をしてしまいます。そのため、あごや顔の筋肉が余計に緊張して固まり、顔がゆがんでしまうでしょう。
(10)ストレスをためやすい
ストレスを感じると、無意識に歯を食いしばったり、顔の筋肉が緊張したりします。食いしばりや顔の筋肉が凝り固まってしまうことも、顔がゆがむ原因のひとつです。
(11)加齢によるたるみや表情筋の筋力低下
加齢によって、顔の骨や皮下脂肪は少しずつ萎縮します。また、表情筋の筋力は加齢によって低下しやすく、筋力が低下すると顔の皮下脂肪を支えきれないため、顔がたるんでしまいます。
顔のたるみの影響で顔が左右非対称になると、顔のゆがみが引き起こされてしまうでしょう。
(12)生まれつきの骨格や顔立ち
生まれつきあごが出ている骨格やエラが張っている顔立ちの場合、顔の左右非対称やゆがみにつながります。遺伝的な問題である場合が多く、両親のどちらかがあごの骨が出ているパターンなど、生まれつきの骨格や顔立ちも顔のゆがみの原因です。
顔のゆがみは矯正したほうがいい?ゆがみがあると起こる6つのデメリット
顔のゆがみがあると、顔の印象が悪くなったり顎関節症になったり、見た目だけでなく健康面へのデメリットも起きてしまいます。
ここでは、それぞれのデメリットを詳しく解説していきます。
(1)顔の印象が悪くなる
顔がゆがんでいると表情筋が動かしにくくなり、笑顔がぎこちなくなるなど、暗い印象になってしまうことがあります。また、顔のゆがみによって口角が曲がってしまったり下がってしまったりして、不機嫌な表情に見えてしまうことも。
(2)メイクがキマりにくくなる
顔のゆがみによって眉や口角、頬の高さが左右で異なるなど、メイクをしても左右非対称さが目立ってしまうことがあるでしょう。左右非対称だとメイクの仕上がりが悪いだけでなく、メイク方法に工夫が必要なため、時間がかかってしまうこともあります。
(3)口呼吸になる
顔がゆがんでいると口周囲の筋肉が弱くなることがあり、口を常に閉じていられなくなってしまいます。そのため、口呼吸がクセになってしまうでしょう。
(4)顎関節症になる
顔がゆがんでいると、食事の際にあごに負担がかかる噛み方をしてしまいます。そのためあごに余計な力がかかり、ゆがみが進行した結果、顎関節症になってしまうケースもあります。
(5)口の中を傷つけやすくなる
顔のゆがみは噛み合わせにも影響を与えるため、食事の際に頬や舌を噛みやすく、口の中を傷つけやすくなります。また、頬や下の同じ箇所を噛んでしまうと、口内炎になってしまう可能性もあるでしょう。
(6)肩こりや腰痛を引き起こす
顔のゆがみは骨盤など身体のゆがみが原因のひとつであり、顔のゆがみがある方は身体にもゆがみが出ている場合があります。そのため、肩こりや腰痛など、全身に影響が出てしまうことも。
顔のゆがみをセルフチェックする方法
顔のゆがみをセルフチェックする方法は、スマートフォンなどで自分の顔を撮影し、確認することです。このとき可能であれば自撮りではなく、誰かに写真を撮ってもらうと、より正確に顔のゆがみをチェックできます。
撮影した写真をもとにセルフチェックする際のポイントは、以下のとおりです。
- 撮影した写真にグリッド線を引く
- 眉や目の高さの左右差
- 頬や頬骨の高さ、張り
- 口角の高さの左右差
- フェイスラインの左右差
- 上下の前歯の中心線の位置
- 耳の位置やメガネが斜めになっていないか
顔のパーツに合わせてグリッド線を引くことで、左右差が簡単に判断できます。また、撮影した写真を左右反転させてチェックしても良いでしょう。
顔のゆがみ改善のためにできることは?
顔のゆがみを改善するためには、生活習慣やクセを見直す以外にも、歯列矯正や美容外科での治療など、さまざまな方法があります。
ここでは、顔のゆがみの改善方法について、詳しく解説していきます。
生活習慣やクセを見直す
顔のゆがみを改善するためには、生活習慣やクセを見直しましょう。
頬杖をついたり同じ向きで寝たりと、生活習慣やクセが原因で顔はゆがんでしまいます。そのため、生活習慣やクセを直すと顔のゆがみの改善につながります。
見直したからといってすぐに顔のゆがみが改善されるわけではないため、日々継続することが大切です。
マッサージやストレッチをする
顔のゆがみの改善には、マッサージやストレッチをすると良いでしょう。
表情筋の衰えなどが原因の場合、マッサージやストレッチで筋肉をほぐしてあげると改善されることがあります。しかし、マッサージやストレッチには即効性はないため、毎日コツコツ行うことが大切です。
メイクで見た目を左右対称に近づける
メイクで見た目を左右対称に近づけると、顔のゆがみが気にならなくなるかもしれません。眉や口角の高さが異なる場合は、アイブローやリップ、コンシーラーで左右対称に見えるようにするなど、メイクを工夫することで見た目を左右対称に近づけられます。
毎日メイクをする方やメイクが好きな方、メイクに時間をかけられる方は試してみてはいかがでしょうか。
歯科で歯列矯正をする
歯並びや噛み合わせの影響から顔がゆがんでいる場合、歯科で歯列矯正をすると改善されることがあります。
歯列矯正を行うと歯並びがきれいになるだけでなく、噛み合わせが改善されます。噛み合せが悪い場合、噛むときに顔の筋肉に余計な負担がかかりやすく、筋肉がゆがんでしまうことも。
そのため、歯列矯正で歯並びや噛み合せを治すことで、顔のゆがみ改善が期待できます。
美容外科で顔の矯正手術を受ける
美容外科での矯正手術で顔のゆがみを改善させる方法もあります。顔のゆがみの原因に合わせてさまざまな治療法の組み合わせができ、中には保険適応で受けられるものもあります。
顔のゆがみを改善するために美容外科での矯正手術を検討している方は、まずどのような治療法が適応になるのか、病院を受診して医師に確認してみると良いでしょう。
矯正並みに顔のゆがみが改善がされる!自分でできるマッサージ・ストレッチ
ここでは、矯正並みに顔のゆがみを改善できるマッサージ・ストレッチ方法をご紹介します。自分でできる方法のため、ぜひ試してみてください。
3分でできる小顔マッサージ
3分でできる小顔マッサージの方法は、以下の手順で行います。
- 手のひらの親指の付け根の膨らんだ部分を頬骨に沿って下から当てる
- 頬骨の下に沿わせた手のひらを少し押し込むようにし、上方向に持ち上げ5秒キープする
- そのまま口角を上げ、5秒キープする
- 手のひらを耳の方向に少しずらして上方向に持ち上げ5秒キープする
- 手のひらをさらに耳の方向にずらして上方向に持ち上げ5秒キープする
- 手のひらを小鼻の横に当て、耳の方向に向かって皮膚を持ち上げるようにする
- 反対の手の親指を手のひらを当てた側の小鼻に沿え軽く押さえる
- 手のひらを耳の方向にスライドさせる
上記の手順を5回で1セット、1日3セット程度行うと良いでしょう。
割り箸を使ったストレッチ
割り箸を使ったストレッチの方法は、以下の手順で行います。
- 割り箸と鏡を用意し、鏡で顔の状態を確認しておく
- 横向きの割り箸を落ちない程度の力で、できるだけ奥歯のほうで噛む
- 割り箸を噛んだ際に顔の左右差を確認し、下がっている側をストレッチする
- 割り箸を噛んだ状態のまま、下がっている側の目でウインクを10回行う
割り箸を使ったストレッチは、朝・昼・夜の3回行うと良いでしょう。
まとめ
顔のゆがみには生活習慣やクセ、表情筋の筋力低下などの原因があります。
自分でできる顔のゆがみ対策は、生活習慣やクセを見直す、マッサージやストレッチをする、メイクを工夫するなどです。他にも歯科での歯列矯正や、美容外科での顔の矯正手術など、顔のゆがみの原因に合わせてさまざまな対策・治療法があります。
顔のゆがみにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。