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オトナ女子のにおい相談室後編

加齢臭・汗臭・腸臭を徹底対策!オトナ女子のにおい相談室(後編)

女性の“大人のにおい”のさまざまなお悩みに、対策方法を提案する本特集。後編ではデリケートゾーン臭、口臭、腸臭・オナラ臭の原因と対策のほか、においの最新事情もご紹介します。

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更年期をすぎたら注意!「デリケートゾーン臭」

デリケートゾーン臭

加齢とともににおいやすく。夜はノーパンで蒸れ防止

女性ホルモン減少の影響に加え、複雑な作りの外陰部は雑菌が繁殖しやすい場所。通気性を良くすることが一番の対策に。寝るときはショーツをはかないなど、蒸れない時間を作って。

ノーパンで蒸れ防止

CASE5 おりものが多くてにおいが気になります

おりもののにおい

→おりものシートは使わないのが正解

腟を蒸れさせる大きな要因が、おりものシート。雑菌が繁殖しやすく、おりものが増える要因にも。シートの常用は避けるのがベター。

おりものシートは使わない

CASE6 生理中のにおいが漏れていないか心配

生理中のにおい

→ナプキンは蒸れるのでタンポンやカップを試して

においの原因は、蒸れた経血に雑菌が繁殖すること。生理用品=ナプキンと決めつけず、タンポンや月経カップなどを使って蒸れを防ぐのも手。ナプキンを使うならこまめに交換を。

月経カップ、タンポン

CASE7 膣まわりを洗うときの強さは?

膣まわりを洗うときの強さ

→「目の周囲と同じ」が最適

外陰部は“デリケートゾーン”というほど繊細な場所。指の腹で、目のまわりを洗うときのような強さで洗いましょう。できれば専用のソープを使い、しっかり泡立てて洗うのがおすすめです。

「目の周囲と同じ」強さ

マスクを外しても安心「口臭」

口臭

→全身とつながる口は生活習慣や体調を表す

口内にも常在菌が存在し、善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると強いにおいが発生。生活習慣や体調が大きく影響します。

CASE8 胃腸や内臓の不調と口臭は関係あるの?

胃腸や内臓の不調と口臭の関係

→全身の体調とも関連大!気になるときは受診を

口は消化器系の臓器とつながっています。胃腸の不調や病気が、口臭として表れることも。変化を感じたら、早めに病院で相談を。

内臓が原因の口臭

体からのSOSを解決「腸臭」「オナラ臭」

腸臭・オナラ臭

→腸内環境の改善で疲労臭が減る

腸内環境の悪化をはじめ、内臓機能の低下はにおいの発生に直結。一方、大腸内のビフィズス菌が増えると、疲労によるにおいは減ることが研究によりわかってきています。

腸内環境の改善

CASE9 年齢とともに便がくさくなるのはなぜ?

年齢とともに便がくさくなる

→ホルモンバランスの乱れにより便秘がちに

更年期はホルモンバランスとともに自律神経も乱れ、ぜん動運動が停滞。腸内で便の腐敗が進み、強いにおいが発生しやすくなります。

便秘

CASE10 オナラはどうすればにおわなくなるの?

オナラはどうすればにおわなくなる

→大豆製品や発酵食品を1日1回摂ってみて

オナラのにおいは腸内環境を表したもの。強いにおいを感じる人は、大豆製品など発酵食品の摂取で腸内環境の改善を図って。

大豆製品や発酵食品

最新においTOPICS

においに関する研究は日進月歩。不要なものと忌避するだけでなく、心身の状態を知るための活用方法も開発されています。

腸内環境の改善で“若いにおい”に

若い女性のにおいの元は、「ラクトン」という成分。加齢とともに減るものの、オリゴ糖の一種「ラクチュロース」を摂取すると増加します。ヨーグルトなどから積極的な摂取を。

ヨーグルトを食べる

疲労臭を測る器具が登場

皮膚表面に30分~1時間装着するだけで、皮膚ガスの種類や量を測定できる器具が登場。疲労臭の発生などが「見える化」されます。

皮膚ガスの分析でがんを早期発見できるかも

これまでの研究で、健康な人とそうでない人の皮膚ガスは種類が異なることがわかってきたそう。研究が進み、皮膚ガスの分析ががんの早期発見につながることが期待されています。

取材・文/馬渕綾子 イラスト/カツヤマケイコ
(からだにいいこと2023年10月号より)

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