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頭皮の乾燥やフケの原因は?正しいシャンプーやケアの方法を知ろう

頭皮の乾燥やフケに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、乾燥やフケの原因、正しいシャンプーの方法などを紹介します。頭皮の悩みに対するケアの方法が知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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頭皮の乾燥を引き起こす12の原因

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頭皮の乾燥を引き起こす原因は、日常生活に多数潜んでいます。ここでは、頭皮の乾燥を引き起こす原因を12個紹介します。自身の行動が乾燥を引き起こしていないか、チェックしてみましょう。

(1)シャンプーの回数が多い

過度なシャンプーは、頭皮の乾燥を招く原因のひとつです。日々の洗髪回数が多いと、頭皮の健康を保つために必要な皮脂まで失われてしまいます。

たとえ適切なシャンプーを使用していたとしても、洗髪回数が多すぎると、必要な皮脂や角質が過度に取り除かれ、乾燥が引き起こされるでしょう。

さらに、皮脂を極端に洗い流すことで、逆に肌の保護作用が働き、皮脂の分泌が過剰になることがあります。

朝と夜2回のシャンプーを行っている方は、この洗髪回数の多さが乾燥の原因である可能性が考えられます。頭皮の皮脂のバランスを保つためには、洗髪回数にも注意が必要です。

(2)洗浄力が強いシャンプーを使っている

強力な洗浄力を持つシャンプーは、頭皮の皮脂を余分に取り除いてしまう場合があります。

皮脂はベタつきの原因となり、徹底的に洗い落とす必要があると思う方も多いのではないでしょうか。

しかし、皮脂は頭皮を外部刺激から守り、頭皮の水分が蒸発しないように保護する重要な役割を果たしています。

そのため、洗浄力の強いシャンプーを使うと皮脂が過剰に取り除かれ、外部刺激による炎症や乾燥が引き起こされる可能性があります。

(3)シャンプーのときに強くこすりすぎている

シャンプーの際、頭皮を力強くこすることは、頭皮にとって有害です。過度な摩擦により皮脂が過剰に除去され、同時に水分も奪われてしまいます。

指の腹を使用し、爪を立てないようにしていても、力を入れて洗うと頭皮が乾燥する可能性が高まります。

頭皮の健康を保つためには、優しくマッサージするような軽い手つきでシャンプーを行うことが重要です。

過剰な摩擦は、頭皮の乾燥を招くため気をつけましょう。頭皮への優しいケアが、健康な髪と頭皮の秘訣といえます。

(4)洗髪に熱いお湯を使っている

シャンプー時に熱すぎるお湯を使用すると、頭皮の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。40℃以上の熱いお湯で洗うと、必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮の乾燥の原因になります。

頭皮の乾燥を防ぐためには、36~38℃程度のぬるめのお湯を使用することが大切です。適切な湯温でのシャンプーは、頭皮の健康を維持する鍵です。

(5)髪が濡れたまま放置している

濡れた髪は湿度の高い状態を維持し、雑菌の繁殖しやすい環境を作ってしまいます。この雑菌の増加により、頭皮のターンオーバーが乱れ、乾燥が起きやすくなります。

頭皮を健康な状態に保つためには、髪が濡れたらタオルで優しく水分を取り、速やかに乾かすことが重要です。湿った状態を長時間放置しないように心がけましょう。

(6)ドライヤーの温風を長時間当てている

ドライヤーは頭皮の水分を奪ってしまうため、温風を頭皮の近くから長時間当てることは避けましょう。

同じ場所に集中的に温風を当てることも乾燥を招く可能性があります。髪の乾燥に時間がかかる場合は、ドライヤー前にはタオルドライすることもおすすめです。

頭皮の健康を守るために、ドライヤーの使用方法には気をつけましょう。

(7)食生活が乱れている

食事から摂取した栄養素は血液を通じて頭皮に届きます。したがって、食生活が乱れてしまうと、頭皮の乾燥を招く原因となるでしょう。

健康な頭皮を保つためには、バランスの良い食事をとり、必要な栄養素を補給することが大切です。

(8)体の水分が不足している

体全体の水分不足は、頭皮の乾燥にも影響を及ぼします。十分な水分をとらないと、頭皮を含む肌全体が水分不足に陥り、乾燥しやすくなるでしょう。

水分不足の肌は、少しの刺激にも敏感に反応し、赤みや痛みなどのトラブルも起こりやすくなります。また、水分不足は頭皮の血行を低下させるリスクがあるため、注意が必要です。

血液は、髪の成長に必要な栄養と酸素を運ぶ役割を果たしています。したがって、血流が低下すると、髪に必要な栄養や酸素の供給が不足し、髪の健康に影響を及ぼすでしょう。

栄養不足の髪は十分に成長せず、細く短い毛が増えてしまいます。頭皮と髪の健康を維持するために、日常的に適切な水分摂取を心がけましょう。

(9)エアコンや季節的な理由で空気が乾燥している

エアコンや季節的な要因によって、室内の空気は予想以上に乾燥することがあります。長時間にわたって冷暖房が効いた室内にいると、肌が乾燥するのはもちろん、頭皮の水分も徐々に失われていくでしょう。

特に冬季は空気が乾燥しやすく、暖房を使うことで室内の湿度が低下します。この乾燥した環境下では、頭皮の潤いも奪われ、フケが発生しやすくなるでしょう。

頭皮の保湿力が低下することにより、乾燥肌が悪化するリスクも高まります。季節やエアコンの使用に注意し、頭皮の潤いを保つ努力が必要です。

(10)紫外線でダメージを受けている

紫外線は髪だけでなく、頭皮にもダメージを与える可能性があります。紫外線による炎症が発生すると、頭皮の環境が悪化し、乾燥しやすい状態になります。

頭皮も肌と同様に、紫外線からの保護が必要です。帽子や日傘を使用し、適切な日焼け対策をすることで、頭皮の乾燥を予防しましょう。

(11)運動不足・睡眠不足・ストレスなどで血流が低下している

頭皮の健康には、生活習慣が大きな影響を与えます。運動不足や睡眠不足、ストレスなどは血流の低下につながり、頭皮にも悪影響を及ぼす可能性があるでしょう。

体内の血液は筋肉によって全身に運ばれますが、筋肉が不足すると血流が滞り、髪への栄養供給が不足します。特にデスクワークの多い生活では筋肉がこり固まり、血行不良が起こりやすくなるでしょう。

また、睡眠不足はホルモンバランスを乱し、髪の成長に必要な成長ホルモンの分泌を妨げてしまうことがあります。ストレスも自律神経のバランスを崩し、血行不良を引き起こすことがあります。

バランスのとれた食事、十分な睡眠、定期的な運動などを取り入れ、ストレスマネジメントにも努めましょう。

(12)アトピーや乾燥肌などの体質

頭皮の乾燥は、個人の体質にも影響されることがあります。

アトピー体質の人は、物理的な刺激や精神的なストレスによって、肌のかゆみや炎症が悪化するといわれています。頭皮も例外ではありません。かゆみや炎症に対処するために頭皮をかいてしまうと、肌のバリア機能が弱まり、乾燥する可能性があるでしょう。

さらに、顔や体が乾燥肌体質の人も、頭皮が乾燥しやすい傾向にあります。自身の肌質を理解し、適切なケアを施すことが頭皮の健康維持に役立つでしょう。

頭皮が乾燥すると起こる4つの症状

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ここでは、頭皮が乾燥すると起こる症状を4つ紹介します。自身の頭皮が乾燥しているか判断する材料にしてみてください。

(1)フケが出やすくなる

頭皮の乾燥が長く続くと、通常は剥がれ落ちないはずの皮膚も剥がれ、フケが出やすくなります。

一般的に頭皮が乾燥すると、白くてカサカサ、パラパラとしたフケが目立つようになります。

フケとは、頭皮の角層が剥がれたものに、汗や汚れが混ざったものです。頭皮には髪が密生しているため角層が剥がれにくく、シャンプーや適切なケアが不足すると、フケとして目立つようになります。

(2)かゆみが出る

頭皮が乾燥すると、肌の表面の水分バランスが乱れ肌のバリア機能が低下するため、かゆみが生じます。

通常、健康的な頭皮はバリア機能によって外の刺激から保護されています。

しかし頭皮が乾燥すると、このバリア機能が弱まり、神経細胞が外部の刺激に敏感に反応し、かゆみが発生します。

乾燥状態が続くと、頭皮は炎症を起こし、赤くなることもあるでしょう。

(3)かさぶたができる

頭皮が乾燥すると、かさぶたができることがあります。誤ったブローやタオルドライなど、頭皮への負担がかかるヘアケア方法もかさぶたの原因となり得ます。頭皮のかさぶたは、正常な状態ではあまり見られないものであり、適切なケアが必要です。

(4)抜け毛や薄毛の原因になる

頭皮の乾燥状態を無視すると、抜け毛や薄毛の原因となることがあります。

頭皮が乾燥すると、皮脂バランスが乱れ、外部からの刺激や雑菌からの保護が不十分となり、頭皮環境の乱れが抜け毛を引き起こすでしょう。

頭皮のかゆみによってかきむしったり、毛穴の炎症が起きたりすることも抜け毛を増加させる原因です。

ヒアルロン酸の減少による頭皮の保湿能力の低下も、抜け毛につながる可能性があるでしょう。

頭皮の状態を改善する7つの乾燥対策

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頭皮の乾燥を防ぐ方法を7つ紹介します。日常生活の中で実践できるものばかりであるため、ぜひ参考にしてください。

(1)シャンプーの方法を見直す

シャンプーは乾燥を引き起こす原因になりやすい習慣です。まずはシャンプーの方法を見直してみましょう。

刺激の少ないシャンプーに変える

頭皮の乾燥を改善するためには、刺激の少ないシャンプーを使用しましょう。特に、「アミノ酸系」または「ベタイン系」の洗浄成分が入った無添加シャンプーやノンシリコンシャンプーがおすすめです。

ただし、肌に合わない方もいます。使用中に違和感を感じた場合は速やかに洗い流し、別のシャンプーに切り替えましょう。

ぬるめのお湯を使う

シャンプー時のすすぎは怠らず、しっかり洗い流しましょう。十分なすすぎが行われないと、シャンプーや汚れが頭皮に残り、乾燥の原因となります。洗い流す目安の時間は3分ほどです。

また、髪をすすぐ際に使用するお湯の温度にも注意が必要です。頭皮への刺激を避けるため、約38℃のぬるま湯を使いましょう。

熱すぎるお湯は皮脂を過剰に洗い流し、乾燥を悪化させてしまう可能性があります。

指の腹で洗う

シャンプー剤は手のひらでよく泡立て、指の腹を使って優しく頭皮になじませることが大切です。

爪を使ってゴシゴシと洗うと、頭皮に傷をつけてしまい、炎症を引き起こす可能性があります。

また、頭皮が敏感になり、ヘアケア製品による刺激を受けやすくなることがあります。

指の腹を使った優しいマッサージのような洗髪を心がけましょう。これによって、頭皮の血行も促進され、健康的な頭皮環境を保つ手助けができます。

(2)髪の乾かし方を見直す

髪を乾かす際は、ドライヤーの使用に気をつけましょう。以下のポイントを意識して、乾燥を防ぎながら手早く乾燥することが大切です。

長時間濡れたままにしない

髪を洗った後、頭皮や髪を濡れたままにしておくことは避けましょう。濡れた状態が長く続くと、雑菌の繁殖を招く可能性が高まります。雑菌が頭皮に増殖すると、頭皮のターンオーバーが乱れ、乾燥が進んでしまうでしょう。

ドライヤーの前にタオルドライをする

髪を乾かす際、まずタオルで髪と頭皮を優しく包むように拭き取りましょう。タオルドライを行うと、余分な水分を取り除き、ドライヤーの時間を短縮できます。

短い間に高温の風を当てることが、頭皮への熱によるダメージを軽減する手助けとなります。

ドライヤーは頭から離して使う

ドライヤーを使う際は、髪から約10cm以上離しましょう。最初に髪の根元を中心に温風を当て、指を使って髪を動かすと、根元にしっかりと風が届きます。

髪が半乾きの段階になったら、毛先に向けて乾かしていきましょう。完全に乾いた後もドライヤーを当て続けないように注意してください。

過度な熱風は髪を乾燥させ、パサつきの原因となります。また、ブローを行う場合は、完全にではなく、髪が8~9割程度乾いた状態から始めましょう。

(3)生活習慣を改善する

生活習慣の改善は、健康な頭皮を維持するために不可欠です。バランス良い食事をとるようにしましょう。

野菜や魚に含まれるビタミンB・Cなどの栄養素は、頭皮環境を整えるために必要です。一方で、油っぽい食事、甘いもの、アルコールの過剰摂取は頭皮の乾燥を促進させる可能性があるため、控えましょう。

また、ストレス解消と良質な睡眠は頭皮の血行を改善するのに役立ちます。十分な睡眠と質の高い休息を確保し、早寝早起きを心がけ、寝る前のスマホの利用を控えるなど、睡眠の質を向上させましょう。

(4)頭皮のマッサージをする

頭皮のマッサージは、健康な頭皮状態を維持するために効果的です。入浴後、頭皮が柔らかい状態で行うのがおすすめです。以下の手順で行いましょう。

  1. 髪を小分けにし、頭皮ケアアイテムを適量指の腹でなじませます。使用方法や適量は商品によって異なるので、指示に従いましょう。
  2. 両手の指の腹を使って、生え際から頭頂部にかけて頭皮をもみます。指の腹を使い、優しくリズミカルに頭皮を刺激しましょう。
  3. 頭皮をつまんで、軽く引っ張ります。この際、力を入れすぎないように注意し、頭皮を優しくマッサージします。
  4. 指先を使って、頭頂部周辺をリズミカルに叩くように刺激します。
  5. 両手を軽く握り、頭全体を叩くことで、血行を促進させます。

(5)頭皮の保湿ケアをする

頭皮ケアローションを使用することで、頭皮の健康を維持し、乾燥による不快な症状を軽減できます。

頭皮ケアローションは頭皮の「化粧水」ともいえる存在で、頭皮をしっかり保湿し、乾燥から守ってくれるでしょう。

頭皮ケアローションには多種多様な成分が含まれており、それによって保湿力や使用感が異なります。

精油系の成分を多く含む頭皮ケアローションもあり、香りでリラックスできたり、頭皮の嫌な臭いを和らげたりできます。

(6)頭皮の紫外線対策をする

紫外線による頭皮の乾燥や損傷を防ぐために、紫外線対策を心がけましょう。

髪の薄い部分、特に生え際や分け目などは紫外線の影響を受けやすい箇所です。日常生活で外出する際には、帽子や日傘を使用することで頭皮を保護しましょう。また、頭皮用日焼け止めスプレーの使用も有効です。

(7)かゆみやフケがひどいときや治らないときは皮膚科の受診を

頭皮のかゆみやフケが慢性的で、自己ケアでは改善しない場合、皮膚科の受診がおすすめです。

乾燥肌による炎症やフケの問題は、プロのアドバイスと治療が必要な場合があります。皮膚科医は症状に合わせてステロイド剤や抗真菌薬の外用薬を処方してくれるため、症状の改善が期待できるでしょう。

さらに、頭皮に合った特別なシャンプーやスキンケア製品を推薦してくれることもあるでしょう。専門家のアドバイスを受けることで、頭皮の健康を回復させ、乾燥に伴う不快な症状を軽減できます。

症状がひどくなる前に、皮膚科を受診して適切な治療法を見つけることが大切です。

まとめ

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頭皮の乾燥は生活習慣の乱れや不適切なケアによって引き起こされます。乾燥を放置していると、抜け毛や薄毛の原因にもなってしまうことも。

シャンプーやドライヤーのやり方を見直し、頭皮の乾燥を防ぎましょう。セルフケアでは治らない場合は、皮膚科の受診もおすすめです。頭皮の乾燥に悩んでいる方は、本記事で紹介したケアを取り入れてみてください。

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