【美容】デコボコ爪、それは“自分”が原因だった
長きにわたり、左手親指爪の激しい凹凸に悩んでいました。かれこれ10年くらいはそうだったのではないかと思います。病院で診てもらい今はきれいになりましたが、そこに至るまでの過程が大変でした…。
突然、爪のデコボコが…
みなさんは爪に悩みを抱えていませんか?
オシャレな方はネイルを楽しまれたり、ケアをしっかりされているのでお悩みは少ないかと思いますが、素爪は健康のバロメーターとも言いますよね。
私は昔からネイルをほとんどしておらず、まともにネイルをしたのも結婚式の時くらい…。長く伸ばすことがそもそも苦手で、何も塗らずに素爪で過ごすことの方が圧倒的に多い人生を歩んでおりますが、そんな私の親指爪に、ある時から波打つような横線やデコボコが目立ち始めました。
ひどい時はこんな感じでした…。
正直、何を機に発症したのか自覚はないのですが、新しく伸びてくる爪も同様にデコボコとした状態に…。右手親指にも多少ありましたが、圧倒的に左手親指爪の方がデコボコが激しいのです。
細かい横線が入ったり、凹んでる部分もあれば山のように盛り上がる部分もあります。甘皮付近の爪は上から押すとベコベコと凹み非常に弱くやわらかい。爪にどれだけ負担をかけていたんだろうと、今では反省です。
あまりに目立つので、人前では親指を見せないように隠して過ごしていました。
そんな爪に気付いたら触ってしまう日々。触るのが癖というか。もはや、気にして触ることよりも、無意識で勝手に触っていることの方が多かったかもしれません。
一度は健康診断で、かかりつけの内科の先生にこの爪の状態を診てもらったことがありました。でも、「健康診断としては異常が無いし、左手親指だけに局所的にデコボコができるのも心当たりがない」と言われました。
その後、ネットでいろいろ調べたりしましたが、ストレスが原因でできることもあるとか。まあ確かに昔からストレスは抱えやすいのでそれも否めないですが、それでもここまでデコボコするの!? と思いながらも、そのまま放置していました。
爪のデコボコの原因が皮膚科で判明!
昨年、皮膚のかゆみで皮膚科に行くことになり、このデコボコ爪も一緒に診てもらいました。「何か病気なんですかね…? ストレスでこうなると聞いたこともあるのですが…」と弱気口調で話し始める私に、先生が「ストレス? 違うよ、自分で爪をいじってるからだよ!」と一蹴。
私 「?」
先生「この甘皮見てみなよ、真っ赤じゃん。こんなにいじっていたらそりゃキレイな爪にならないって! 塗り薬と貼り薬を出しておくから、キレイな爪が生えるまでいじらずに薬塗って過ごすこと!」
私 「は、はい!」
大きな病気が起因している訳ではなかったという安心感と、先生が出してくれる処方箋で爪が元に戻れるかもという期待。でも、自分が普段からいじっていることで引き起こした現象だったのか…と、いろんな感情が頭の中を駆け巡り、複雑な心境でした。
処方された薬でデコボコ爪ケア大作戦!
処方してもらったのは、「リンデロン-VG軟膏」という塗り薬と、湿布タイプの薬。塗り薬を甘皮付近に塗った後、カットした湿布を貼る。それをできる限り塗り続ける。…でも、これを保持するのが結構大変でした。
日常生活で手はよく使うし、頻繁に洗うので、薬をつけている親指に気をつかいながら生活するのはなかなかキツい。
軟膏をつけて、湿布を貼るだけではすぐズレてしまうので、多少水に濡れても大丈夫なサージカルテープを使いました。仕事の日はサージカルテープでなく、水に強い絆創膏で覆うことも。万が一、濡れてしまった時のために薬を一式持ち歩きました。
でも、爪を戻すための一筋の光が差したからには!と思い、毎日がんばって塗り続けました。
セルフ治療の結果…
塗り薬と湿布薬の治療を開始したのが3月。
約3カ月経過した6月頃には、それまでの大きく波打つほどのデコボコは穏やかに抑えられ、それ以降は自分で「もう甘皮を触らない!」と肝に銘じ、晴れて素爪で生活できるようになりました。
デコボコ症状が落ち着いた時には、写真のようにしっかりと甘皮が伸びています。ここがデコボコ爪時代と違うところ。それまでは甘皮をしょっちゅう触っては、甘皮カッターでカットしてしまっていました。
自分でも驚くのは、やっとデコボコ症状が落ち着いたにも関わらず、気づいたら親指爪表面や甘皮を触ろうとしている自分がいるということ。でも、爪のデコボコはもう勘弁だし、薬を塗り続ける大変さを思い出し、無意識に触り出した時は、手を離すよう気をつけています。
今は爪コートでケアしながら、爪を大切にしています。
からだにいい習慣を身につけるには
”無意識の習慣”は、からだにいいことと、良くないことがありますね。
姿勢を良くしたり、口角を上げたり、を無意識でできれば最高ですが、そこに至るまでは、自分で「あ、これはマズイな」「正そう」と、猫背になったり、口角が下がっている自分に気付いて認識する過程があるからだと思うんです。無意識の習慣はたいていが、からだに良くないこと。それに気づいて正す、を繰り返して、からだにいい習慣にしていければいいですね。
爪の他にも、これまで無意識でやっていて「マズい!」と意識を変えたのが足を組むこと。
家でも職場でも外出先でも、どこでも足を組んでいましたが、整体の先生に体のゆがみにつながると聞いてからは、足を組むのをやめました。もう3年以上は足を組んでいません。
自分の癖に気付いて、それを是正するのは大変ではありますが、慣れればこちらのもの。
今回は私の爪に関するケーススタディでしたが、健康や美容に良いことを無意識でもできるように、自分が普段やってしまっている悪い癖が無いかどうか、今一度振り返ってみたいと思います(爪はとっても繊細なので、みなさんも爪は大切に…!)。
第1期からことWebライター/さおり
*この記事は読者自身の感想をもとに作成しています。