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肩コリ改善!「脇もみまわし」でほっそり二の腕に
「なかなか痩せない部分だから…」とあきらめがちな二の腕のたぷたぷ。実は、巻き肩をリセットすれば、二の腕の振袖肉が引き締まります。すぐにできるセルフ整体「脇もみまわし」でほっそり二の腕を手に入れて!
目次
脇をつかんでまわすだけで、たぷたぷ振袖肉を引き締める!
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「二の腕が垂れている人の多くは、体がガチガチです」と、美容整体師の大山裕也さん。特に硬くなりがちな脇の下や背中、腕の前側の筋肉が、二の腕のたぷたぷした“垂れ”を引き起こしているのだそう。
「筋肉が硬くなると、巻き肩が悪化。胸が閉じ、呼吸が浅くなります。すると血流が悪化し、さらに筋肉がこり固まり、老廃物が蓄積。代謝が落ちて太りやすい体質になります」
その悪循環を断ち切るのが、今回紹介する「脇もみまわし」です。
「1回やるだけで、筋肉の緊張がとれて筋膜が正しい位置に戻るため、重力に負けてたるんだ振袖肉が引き締まります。続けていくと、二の腕が細くなるのはもちろん、巻き肩がリセットされて首肩のコリも改善しますよ。また、脂肪と老廃物のデトックスにも効果的です」
「脇もみまわし」で 振袖肉が引き締まる理由は?
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理由1:筋膜の位置が整う
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筋膜は全身をタイツのように覆い、体形をキープする役割も。位置がズレると筋肉や皮膚が重力に逆らえなくなりますが、「脇もみまわし」で正しい位置に戻すとたるみが引き締まります。
理由2:巻き肩が改善する
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日常生活は、家事やスマホなど、「腕を前に出す動作」ばかり。放っておくと巻き肩になって肩コリが加速します。筋膜の位置が整い巻き肩が改善されると、リンパが流れ、老廃物を排出!
理由3:呼吸が深くなる
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姿勢が改善すると、閉じていた胸が開いて呼吸が深くなります。すると自律神経のバランスが整い、全身の機能が活性化。血流が良くなり、代謝がアップし、便秘なども改善します。
理由4:内臓が活性化する
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姿勢が悪いと内臓が圧迫され、消化不良や便秘の原因に。姿勢を改善すると、内臓が正しい位置に戻り、元気が復活。すると、体のすみずみまで栄養が行き渡るため、代謝が高くハリのある体に。
「脇もみまわし」のやり方
1.左手で右の脇の後ろをつかむ
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左手で右の脇の後ろ側をつかむ。このとき、奥までしっかりと深くつかむようにするとより効果的。
脇の前側はNG!
脇の前側は、今回ほぐすべき筋肉ではありません。背中側をつかんで。
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2.前と後ろに10回ずつまわす
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左手で右の脇をつかんだまま、右ひじを軽く曲げる。前、後ろに各10回まわす。反対も同様に3セット行う。なるべく大きくまわすのがポイントです。
【もっと効果アップ!】“ペンギン止め”で筋肉を刺激!
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日常生活は体の前側の筋肉を使うことが多いため、背面の筋肉が弱くなりがち。背面の筋肉を刺激してより引き締めて!
手の平を前、指先を後ろに向けて腕を上げる。肩幅のままできるだけ高く上げて10秒キープ。3セット行う。
実際に「脇もみまわし」を体験した患者さんから「今まで何をしても細くならなかったのに、たった1回でこれだけ引き締まったのは驚き!」という声も。ぜひお試しを!
モデル/山口恵里奈 イラスト/徳丸ゆう
(からだにいいこと2023年10月号より)