キーワードは“酢酸菌”！「にごり酢レシピ」で免疫力アップ
免疫をサポートする発酵食品として今注目なのが“にごり酢”です。にごり酢には、乳酸菌や納豆菌といったほかの発酵菌にはないパワーを持つ“酢酸菌”がたっぷり。「にごり酢レシピ」でおいしく免疫を整えましょう。
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目次
免疫力をアップする新たな菌として注目を集める“酢酸菌”
インフルエンザなどあらゆる感染症が流行中のこの時期。感染症対策のためにも、体の内側からの免疫力アップは欠かせません。そこで今注目されているのが“酢酸菌（さくさんきん）”です。
酢酸菌とはお酢づくりに欠かせない菌で、アルコールからお酢の成分である酢酸を作る細菌の総称です。酢酸菌には、ウイルスの侵入を防ぐ免疫抗体を増やす働きがあることが近年の研究で明らかになっており、乳酸菌やビフィズス菌、納豆菌といったほかの発酵菌にはない働きで免疫機能にアプローチすることができます。
お酢とにごり酢は違う！酢酸菌は “にごり”の中に含まれるパワー
酢酸菌はお酢をつくるのに欠かせない菌ですが、実は一般的な透明なお酢にはほとんど含まれていません。その理由は、にごりをなくすために酢酸菌を濾過してしまっているため。
お酢の主成分である酢酸にも、内臓脂肪減少など多くの健康効果があるといわれていますが、酢酸菌の免疫パワーをプラスするためには、「にごり＝酢酸菌」を濾過していないにごり酢や黒酢である必要があります。
大さじ１杯のにごり酢を毎日の習慣に！
酢酸菌のパワーを効果的に取り入れるなら、毎日にごり酢を“大さじ1”摂るのがおすすめです。にごり酢は、残念ながらスーパーなどではなかなか手に入りませんが、いくつかの醸造所などで販売されているので、ネットで「にごり酢」と検索してみてください。「にごりりんご酢」や「にごり黒酢」など味のバリエーションもあるので、好みのものがきっと見つかるはずです。
おいしくて簡単！「にごり酢レシピ」
にごり酢を使った、簡単でおいしいレシピをご紹介します。ほかにもお酢の代わりにマリネや和え物に使ったり、納豆やキムチと合わせたりと、にごり酢は毎日の食事にも大活躍間違いなし。ぜひ試してみて！
にごり酢甘酒ラッシー
にごり酢＋甘酒のダブル発酵ドリンク。牛乳ににごり酢を加えてヨーグルト風味に。甘酒の優しい甘みが楽しめます。
【材料】(１人分）
甘酒…70ml
牛乳…70ml
にごり酢…大さじ１
【作り方】
（１）すべての材料を混ぜ合わせる。
切り干し大根のにごり酢はりはり漬け
にごり酢の酸味と切り干し大根の食感がクセになる一品。
【材料】(作りやすい量)
切り干し大根(乾燥)…30g
桜海老…６g
A ｜赤唐辛子(小口切り)… １本分
｜しょうゆ、みりん、にごり酢…各小さじ４
【作り方】
（１）切り干し大根はさっと洗って、ひたひたの水を加えてラップを敷き込み、5分おく。
（２）切り干し大根の水気をしっかりしぼり、長ければ食べやすい長さに切って保存容器に入れる。桜海老、Aを加えてなじませ、15分おく。
※みりんのアルコールが気になる場合は、耐熱容器に入れてラップをかけずに電子レンジ（600W）で40〜50秒加熱してアルコールを飛ばしましょう。
※冷蔵庫で4〜5日保存可能。
にごり酢でトマト酢豚
トマトの旨みとにごり酢のまろやかな酸味が相性抜群の酢豚。とんかつ用のお肉を使って、揚げずに手軽に作れてとってもヘルシー！
【材料】(２ 人分)
豚ロース肉(とんかつ用) …２枚(300g)
玉ねぎ…1/2 個
ミニトマト…10 個
片栗粉…適量
サラダ油…大さじ３
A ｜トマトケチャップ…大さじ２
｜にごり酢、しょうゆ、水…各大さじ１
｜砂糖、片栗粉…各小さじ１
塩こしょう…各少々
【作り方】
（１）玉ねぎは縦 １cm 幅に、ミニトマトは横半分に切る。豚肉は縦半分に切って 1.5cm 幅に切り、塩こしょうをふり片栗粉をまぶす。Aは混ぜ合わせる。
（２）フライパンにサラダ油を中火で熱し、豚肉を３〜４分かけて炒める。豚肉に火が通ったら余分な油を拭き取り、玉ねぎを加え炒めしんなりしたら、ミニトマト、Aを再び混ぜて加え、炒め合わせる。
酢酸菌には、免疫機能を整える働きのほかにも、花粉症をはじめとしたアレルギー症状の緩和などの健康パワーも秘められていることがわかっています。ぜひ毎日の食事ににごり酢の酢酸菌パワーを取り入れて、毎日を元気に乗り切りましょう！
撮影／阿部吉泰（にごり酢） 料理撮影・レシピ作成・調理／榎本美沙
元気が出ないのは無自覚な不調のせいかもしれません。そこでおすすめなのが、ちょっとした日々の習慣を変えること。良いプチ習慣でストレス耐性アップ＆体内の炎症対策をして、不調を改善していきましょう。
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