毛穴の黒ずみの原因は?見直すべきスキンケアと生活習慣のポイント
毛穴の黒ずみの原因は日常のケアや生活習慣に潜んでいます。この記事では、毛穴の黒ずみの原因やスキンケア方法を紹介します。過ごし方やスキンケアを見直し、理想の肌への第一歩を踏み出しましょう。
目次
毛穴にはどんな役割がある?
毛穴は肌の健康に必要不可欠なものです。皮脂を分泌し、皮脂膜を形成することで外部からの刺激や細菌から肌を保護し、水分の蒸発を抑えて、うるおいを保ちます。
同時に、体内の老廃物を排出する重要な経路でもあります。しかし、過剰な皮脂分泌や乾燥によって毛穴が開くと、見た目の面で気になることもあるでしょう。
肌を健やかに保つためには、正常な毛穴の機能が不可欠です。一般的に、顔には1cm四方に約20個、全体で約20万個もの毛穴があると言われています。
特にTゾーンは他の部位の約7倍もの毛穴が密集していると言われ、この影響で「乾燥肌なのにTゾーンだけベタつく」現象が起こりやすくなります。毛穴の健康を考え、適切なケアを心がけることが美しい肌を維持する鍵です。
毛穴の黒ずみの原因は?
鏡を見るたびに気になる毛穴の汚れ。“黒ずみ”とひと口にいっても原因はさまざまあります。間違ったお手入れや、生活の中に黒ずみのリスクが隠れている場合も。まずは、原因を正しく知ることからはじめましょう。
原因(1)角栓の酸化
一番の原因と考えられるのが、角栓の酸化による毛穴の黒ずみです。角栓とは、皮脂と角質が毛穴の中で固まったもの。洗顔・クレンジングが不十分であることやターンオーバーの乱れにより、角質が厚くなることで作られます。
その角栓が空気や紫外線で酸化し、黒ずみ毛穴につながるのです。
原因(2)メラニン色素の沈着
2つ目の原因は、毛穴周りにメラニン色素が沈着すること。そもそもメラニンとは、肌や瞳の色を構成する黒い色素のこと。肌の奥にある「メラノサイト」という細胞で作られ、毛穴の周囲にメラニンが多くなるほど、色は黒く変化します。シミができるメカニズムと同じです。
本来メラニンは、紫外線ダメージから肌を守る役割を担っていて、決して悪いものではありません。紫外線をはじめさまざまな要因で過剰にメラニンが作られると、処理しきれず蓄積し、色素が沈着してシミや毛穴周りへの沈着につながるのです。
原因(3)毛穴の開きによる影
実際に毛穴が黒ずんでいるわけではなく、開いた毛穴の影が黒ずみに見えているケースもあります。正常な毛穴はキュッと引き締まり目立ちませんが、皮脂分泌が過剰だと、開きっぱなしになる場合も。
また、ニキビ跡のボコボコが原因で、毛穴が開いている様に見えることもあります。
原因(4)産毛
産毛が毛穴の黒ずみの原因となる場合があります。角栓の中に産毛が詰まり、黒く見える場合があります。
産毛は成長とともに毛穴の外に出てきます。しかし、角栓ができると、産毛が行き場を失い、毛穴の中で丸まり、黒ずんで見えるのです。
原因1で述べた角栓の酸化が重なると、さらに黒ずみが目立つようになるでしょう。
また、処理した毛の断面が黒ずみに見える場合があります。ヒゲが濃い人に多く見られ、触れるとチクチクすることもあります。
毛穴の黒ずみがますますひどくなる6つのNGケア
次に、これだけは避けたい黒ずみ毛穴のNGケアをご紹介します。ケアしているはずなのに毛穴の黒ずみが除去できない、むしろ悪化しているとお悩みの方は、もしかするとお手入れ方法が間違っているのかもしれません。肌を傷つけないためにも、ぜひチェックしてみてください。
NGケア(1)角栓を無理やり出す
毛穴の黒ずみが気になるからと、角栓を無理に出そうとした経験はないでしょうか。ピンセットや爪を使って毛穴の詰まりを解消するお手入れは、肌を傷つけるためNGです。
メラニン色素の沈着は、一度起こってしまうとすぐには消えません。即効性を求めてついやりがちなケアですが、肌を傷めてしまうので本末転倒です。
NGケア(2)肌をこすりすぎる洗顔・クレンジング
ゴシゴシと肌をこするような洗顔やクレンジングも、肌に刺激を与えます。メラニン色素の沈着につながるだけでなく、肌が炎症を起こして角質が厚くなり、かえって角栓ができやすくなることも。
ちなみに洗顔・クレンジング中だけでなく、タオルで拭くときの摩擦も毛穴の黒ずみにつながる可能性があるので要注意です。
また、1日に何度も洗顔・クレンジングをするのもNG。特にクレンジングのやりすぎは、肌に必要な皮脂を奪ってしまい、乾燥を引き起こし、毛穴の黒ずみにつながる可能性があります。
NGケア(3)毛穴パックのやりすぎ
最も手軽な黒ずみ毛穴のケアアイテムといえば、貼って剥がすタイプの毛穴パック。取れた角栓や黒ずみがひと目でわかりスッキリする一方、やりすぎは肌への刺激になります。
また、頻繁なピーリングやスクラブケアも肌に負担をかけるNGケアのひとつ。いずれも毛穴の黒ずみが気になるからといって、毎日やる必要はありません。週に1回程度を目途に、肌が敏感なときは控えるなど、状態に合わせて使用しましょう。
NGケア(4)肌の保湿をおこたっている
毛穴の黒ずみで意外に見落としがちなのが、肌の保湿です。黒ずみ毛穴の原因である角栓は、乾燥が原因で生じることもあります。毛穴の開きも、水分と脂分のバランスが崩れて生じる場合があるのです。保湿をおこたれば乾燥するだけでなく、ダメージから肌を守ろうとして皮脂が過剰に分泌されます。その過剰な皮脂がまた角栓となり、酸化するという悪循環に陥ることも。黒ずみを除去することばかりに集中している人は、まずは肌の保湿に目を向けてみましょう。
NGケア(5)メイクでカバーしようとしすぎている
メイクで毛穴の黒ずみをカバーしようとしすぎるのはNGです。ファンデーションを過度に重ねると、クレンジングで落としにくくなり、毛穴が詰まりやすくなります。
コンシーラーを使う際も、適量を心がけましょう。
メイク中とメイクオフの際の肌の負担を考慮し、必要最低限のメイクにとどめ、丁寧なクレンジングを心がけることが重要です。バランスのとれたケアで、毛穴の黒ずみを気にせず健康な肌を保ちましょう。
NGケア(6)皮脂を取り除きすぎている
皮脂を過剰に取り除くことが毛穴の黒ずみを悪化させる可能性も。皮脂が気になる時には、あぶらとり紙を利用しますが、過度に使用すると、必要な皮脂も奪ってしまいます。
あぶらとり紙を使用する際は、軽くさっと押さえる程度にとどめましょう。なお、皮脂の取りすぎは逆に皮脂分泌を促す原因にもなります。
あぶらとり紙ではなく、清潔なハンカチやタオルを使って優しく余分な皮脂を取り除く方法もあります。
過度な皮脂の除去は避けることも、毛穴の黒ずみ対策の重要なポイントです。
毛穴の黒ずみケアの頻度は5日に1回程度が目安
毛穴の黒ずみケアの頻度は5日に1回程度が理想的です。角栓は約5日で再生するため、マスクやパックを使用する際はこのサイクルを意識しましょう。
適度な間隔で行えば、角栓をしっかり取り除きつつ、肌に負担をかけないバランスのとれたケアになります。一方で、毎日のように角栓の除去を行うと、肌を傷めます。
肌には自然なサイクルがあり、過剰な刺激は逆効果となることを留意しておきましょう。5日に1回を目安に、肌の状態に応じた頻度でのケアがベストです。
毛穴の黒ずみを引き起こしやすい4つのNG生活習慣
ここでは、毛穴の黒ずみを引き起こしやすい生活習慣を紹介します。毛穴の黒ずみを引き起こさないためにも、以下の点に気をつけてみてください。
NG生活習慣(1)過剰なダイエットや不規則な生活
毛穴の黒ずみは皮脂の分泌が増えて、毛穴に詰まることが主な原因です。皮脂分泌が増える背景にはホルモンバランスの乱れが考えられます。
過度なダイエットや不規則な生活、ストレスなどにより、毛穴のトラブルが起こりやすくなります。
バランスのとれた生活習慣や健康的な食生活を心がけ、ホルモンバランスの乱れを防ぐことが、毛穴の健康維持に重要です。
NG生活習慣(2)慢性的なストレス
現代社会では慢性的なストレスを抱えることが増え、毛穴にも悪影響を与えています。慢性的なストレスにより交感神経が優位になり血流が収縮し、肌に栄養が届きにくくなるためです。
また、NG生活習慣(1)で述べた様に、ストレスでホルモンバランスが乱れて、皮脂分泌が過剰になると、さらに毛穴のトラブルが発生しやすくなります。ストレス管理やリラックスできる習慣を取り入れることが、健康な毛穴を維持するために重要です。
NG生活習慣(3)食生活の乱れ
毛穴トラブルの主な要因は過剰な皮脂分泌ですが、食べ物が影響している可能性があります。
特に、油脂の多い食べ物、例えばファストフードや揚げ物・ピザ・ポテトチップスなどは注意が必要です。これらの食べ物を過剰に摂取すると、皮脂の過剰分泌を招き、毛穴の黒ずみや汚れ・詰まり・開きの原因となります。
脂っこい食事は控えめにするなど、皮脂を意識した食生活が重要です。
NG生活習慣(4)長時間のメイク
長時間のメイクは毛穴をふさぐことになり、毛穴のトラブルを招きやすくなります。また、誤った方法でクレンジングや洗顔を行い、メイクが肌に残ることも毛穴トラブルの原因です。
メイクを残らず落として、洗顔後は保湿をしっかり行いましょう。健康な毛穴を保つためには、正しいメイクやスキンケアが欠かせません。
毛穴の黒ずみを改善するには? 基本のスキンケア
大事なのはNGケアを控えるだけではありません。正しくお手入れをして肌を健やかに保つために、次に紹介する基本のスキンケアを試してみてください。
クレンジング:クルクルと円を描くように行う
メイクをしっかり落とすためにも、正しいクレンジングが大切です。クレンジングは指の腹でクルクルと円を描くように広げていくのがコツ。
特に黒ずみが目立ちやすい小鼻や皮脂が多いTゾーンを中心に、無理やりこすらずにメイクを浮かして落とすことを心がけましょう。
クレンジングは、お湯の温度や時間も重要なポイント。お湯は冷たすぎず熱すぎない30~32℃のぬるま湯がおすすめ。余分な皮脂が浮き上がるのに適した温度といわれています。
また、クレンジングを長時間のせておくと負担になります。肌にのせてから洗い終わるまで1~2分前後で終えるのが鉄則です。
毛穴の黒ずみが特に気になるときは、クレンジングの前にホットタオルで肌を温めましょう。水で濡らして軽くしぼり、電子レンジで30秒~1分ほど温めたタオルを顔にのせると、毛穴が開いて汚れを落としやすくなります。
ただし、タオルの温度が熱すぎるとやけどします。顔にのせる前に必ず腕などで温度を確認してからにしましょう。
しっかり泡立ててやさしく洗う
続いて洗顔で大切なのが、洗顔料をしっかりと泡立てて洗うこと。洗顔料は泡の吸着力で汚れを落とします。また、手と肌の間に濃密な泡が入ることで、クッションになり、肌への摩擦も軽減。泡を洗い流すときもなるべく肌をこすらないように、バシャバシャと水だけを顔にかける感覚で。クレンジング同様、ぬるま湯を使うのがおすすめです。ちなみに洗顔は、多くても朝晩2回の頻度で。タイミングは朝のスキンケア前と、夜は帰宅後・入浴時のいずれかがおすすめです。
化粧水・乳液:スピーディー&毛穴に押し込むように
保湿をしっかり行うことは毛穴の黒ずみを防ぐためのケアとして大切です。洗顔後は、化粧水と乳液で手早く保湿ケアを行いましょう。クレンジング・洗顔したあとの肌は乾きやすく、少し時間を空けただけでも乾燥が進みます。
化粧水を顔全体に広げたあとは、手のひらでじんわり押し込むように浸透させましょう。化粧水をしっかり肌へ届け、みずみずしい肌に仕上がります。
角質ケアを訴求した化粧水を選ぶのがおすすめ。
また、「高保湿タイプ」や「しっとりタイプ」など、保湿を訴求した化粧水も良いでしょう。
即効性を求めるなら皮膚科・美容クリニックでの黒ずみ除去もおすすめ
毛穴の黒ずみ対策には、日々のセルフケアが欠かせませんが、「時間がかかる」「今すぐなんとかしたい」という方は、皮膚科や美容クリニックで治療してもらうも選択肢のひとつです。自宅で行うより本格的なケアが期待できるため、深刻な黒ずみ毛穴を改善したい方は検討してみましょう。
クリームや内服薬で毛穴ケア
まずは一般皮膚科での診察。クリニックや医師によって方針は異なりますが、黒ずみ毛穴に有効なクリームやビタミンCの内服薬の処方を受けられるのが一般的です。
毛穴の黒ずみを含めて、肌の不調が気になる場合は、一般皮膚科の受診がおすすめです。
レーザーなど美容皮膚科のケアも有効
黒ずみを根本から改善したい方は、美容皮膚科での治療を視野に入れてみても良いでしょう。美容クリニックや美容皮膚科では、医療機器を使用した治療が受けられます。
毛穴の黒ずみの治療といってもひとつではなく、肌質やトラブルに合わせた方法を選択できるのもメリットです。
角栓を吸引して取り除く角栓除去や、薬剤で柔らかくして取り除くピーリングなどが行われます。
ダーマペンも、毛穴の黒ずみに行われる治療法のひとつ。微細な針で肌に穴をあけることにより、再生を促す治療です。
またメラニン色素の沈着による毛穴の黒ずみが気になる方は、レーザー治療がおすすめです。レーザー光を肌に照射することで、メラニンを破壊して肌をトーンアップ。色素沈着による毛穴の黒ずみ改善に効果が期待できます。
毛穴が目立つ3つの原因とは?今こそ見直すべきスキンケアとNGケア
毛穴の黒ずみを予防する+αのセルフケア7つ
一度起こってしまうと改善するのに時間がかかる毛穴の黒ずみ。そこで普段から、黒ずみ毛穴を防ぐことも大切です。基本のスキンケアにプラスして、次のセルフケアを取り入れてみてください。
セルフケア(1)肌を柔軟にする表情筋トレーニング
黒ずみ毛穴に触れてみると、肌全体がゴワゴワとしていて硬いと感じませんか。乾燥した肌はハリが低下して固くなり、柔軟性が失われがち。
たるみが原因の黒ずみは、肌が固くなることで毛穴も目立ってしまいます。表情筋トレーニングを行い、常に肌を柔らかく保ちましょう。
さまざまな表情筋トレーニングがありますが、最もお手軽なのが「あ・い・う・え・お」の形に口を開いていく方法。以下の手順を参考に、実践してみてください。
【表情筋トレーニングのやり方】
- 口を大きく開いて「あー」と発声して、3〜4秒キープ。
- 口を横に大きく開いて「いー」と発声して、同じく3〜4秒キープ。
- 口をできるだけすぼめて「うー」と発声して、同じく3〜4秒キープ。
- 口角と頬を引き上げて「えー」と発声して、同じく3〜4秒キープ。
- 口を上下に大きく開いて「おー」と発声して、同じく3〜4秒キープ。
1~5を、すき間時間に1日数回取り入れるだけでOK。テレビを見ながら、お風呂に入りながらでも構いません。
セルフケア(2)週に1~2回のスペシャルケア
週に1~2回程度のマスクやパックなどのスペシャルケアを取り入れるのもおすすめです。自宅でできるピーリングや、皮脂を吸着するクレイマスクを洗顔の前後に行いましょう。
また、毛穴の開きによる黒ずみには、うるおいたっぷりのシートマスクをスキンケア後にプラスしてみてください。
ただし、これらのケアは、やりすぎると負担となることがあるため、週1~2回を目安に行うと良いでしょう。毛穴の黒ずみを早くケアしたいからといって、肌が敏感なときに使用するのも逆効果ですよ。
セルフケア(3)皮脂を意識した食生活
皮脂の酸化が原因で起こる毛穴の黒ずみには、油の少ない食生活を意識しましょう。ファストフードや揚げ物、スナック菓子などの脂っぽい食事は脂質が多く、当然、皮脂分泌も増えるので、なるべく控えましょう。
栄養素ではビタミンB2やビタミンB6に着目。
ビタミンB2やビタミンB6は脂質の代謝に重要な役割を果たしているので、積極的に摂りましょう。ビタミンB2はレバー類や鶏卵、きのこ類や納豆など、またビタミンB6はカツオやマグロといった青魚をはじめ、鶏むね肉やゴマ類などに多く含まれます。
セルフケア(4)睡眠をしっかりとって健康な肌を保つ
毛穴の黒ずみを含めた肌トラブルを減らして、すこやかに保つためには質の高い睡眠をとることも大切。寝ている間に分泌されるホルモンは、美しい肌をキープするために欠かせません。睡眠時間だけに目がいきがちですが、上質な深い睡眠をとることも大切です。
毎日決まった時間に寝起きして、規則正しい生活を。不規則な生活は体内リズムを狂わせ、健康にも悪影響を与えます。休日もなるべく平日と同じ時間に寝起きすることを心がけましょう。
また、睡眠環境も重視すべきポイントのひとつ。リラックスした状態で眠りにつくために、パジャマに着替える、ヒーリング音楽を聴く、アロマランプの灯りを眺めるなど、何でもいいので心がほっと落ち着くことを取り入れてみましょう。
セルフケア(5)日常的に紫外線対策をする
紫外線は角栓を酸化させ、毛穴の黒ずみの原因となります。さらに、紫外線は真皮内のコラーゲンやエラスチンにも影響します。
紫外線対策としては、日焼け止めや日傘の使用があげられます。日焼け止めは肌を直接的に紫外線から守り、日傘は陰になって肌を保護してくれます。夏季や紫外線が強い日だけではなく、年間を通して意識することが大切です。
適切な紫外線対策を心がけることで、角栓の酸化を防ぎ、毛穴トラブルの予防につながります。
セルフケア(6)適度な運動を習慣にする
運動不足は血流不良を引き起こし、ターンオーバーの乱れにつながることがあります。特にデスクワークがメインの人は、適度な運動を取り入れましょう。
寝る前の軽いストレッチは筋肉をほぐし、リラックスにもなります。他にも、階段を上り下りする、早歩きするなど、気軽にできる小さな運動から始めましょう。運動により血液の流れが良くなり、肌に栄養や酸素が行き渡り、毛穴トラブルを防ぐことにもつながります。
毎日の生活に運動を取り入れましょう。
セルフケア(7)こまめに水分を摂取する
水分をしっかり摂れば、肌の水分量が増えます。喉が渇いてからではなく、渇く前に前にこまめに水分補給することが大切です。
1日に2リットルの水分摂取を目安にしましょう。適切な水分補給は肌を保湿し、すこやかに保ちます。肌が乾燥するとターンオーバーが乱れやすくなり、毛穴トラブルにつながる可能性があります。
常に水分摂取を意識して肌のうるおいをキープし、健康的な状態を維持しましょう。
毛穴の黒ずみ対策に! スキンケアアイテムの選び方
最後に、黒ずみ毛穴のケアにおすすめのスキンケアアイテムの選び方をご紹介します。毛穴の黒ずみをよりキレイにするために、ぜひ参考にしてみてください。
クレンジングは油分に着目
毛穴の黒ずみが気になる人は、油分に着目してクレンジングを選びましょう。角栓は皮脂と角質が混ざったものなので、油分との相性が良いと言えます。中でもマカデミア種子油、アボカド油、コメヌカ油、オリーブ種子油などは、肌を柔らかくするので、さらに汚れを落としやすくなります。
また、クレンジングは成分や剤型によって、洗浄力も様々です。メイクの濃さや自分の肌状態に合ったクレンジングを選びましょう。複数のクレンジングを状況に応じて使い分けるのもおすすめです。
角栓にはたらく酵素洗顔がおすすめ
洗顔は、角栓を防ぐためには酵素入りタイプがおすすめ。パパインやプロテアーゼは古い角質、リパーゼは皮脂を分解します。
酵素洗顔のなかでも注目したいのがパウダータイプ。酵素は不安定になりやすい成分であるため、使う時に水を加えるパウダータイプであれば、フレッシュな状態で使えます。また、毛穴汚れを吸着&除去するクレイや炭がプラスされているアイテムもあります。酵素の力で毛穴の汚れを分解し、クレイと炭で汚れを一掃できるため、黒ずみ毛穴にお悩みの方は試してみてはいかがでしょうか。
化粧水は整肌成分入り&収れんタイプに注目
化粧水は整肌(せいき)成分や収れん成分が配合されたものを選びましょう。
ごわついた肌を柔らかくする「AHA」や、なめらかな肌に整える「ビタミンC誘導体」がおすすめです。
メラニン色素による毛穴の黒ずみが気になる方はビタミンC誘導体を有効成分として配合し、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ薬用美白化粧水も良いでしょう。
また、肌を引き締めて、毛穴を目立たなくしたいなら収れんタイプの化粧水もおすすめです。
まとめ:黒ずみ毛穴は正しいクレンジングと洗顔ですっきりオフ
角栓の酸化やメラニン色素の沈着などが原因で起こる毛穴の黒ずみ。気になるからといって、ピンセットで角栓を無理に出そうとしたり、クレンジングや洗顔でゴシゴシ肌を擦ったりするお手入れは、黒ずみを悪化させることも。
毛穴の黒ずみ対策には、日々のスキンケアが大切です。クレンジングと洗顔はなるべく摩擦をかけないようにやさしく行い、仕上げには化粧水と乳液でたっぷり水分をチャージしましょう。
また、表情筋トレーニングや週1~2回のスペシャルケアのほか、食生活や睡眠環境を見直してみることがおすすめ。
毛穴レスな肌は色白にも見えて、見た目にも若く見えます。毎日のスキンケアで黒ずみのない透明肌を目指しましょう!