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不機嫌の正体対策編

脱ストレス! 「不機嫌」の正体と乗り切る法【対策編】

「不機嫌ハラスメント」、通称“フキハラ”についてお送りする本記事。対策編では、脳科学的に正しい“不機嫌”との付き合い方をご紹介。相手が不機嫌なとき、自分が不機嫌なとき、対策を使ってごきげんな自分を保ちましょう。

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ストレスコントロールでフキハラ被害を防ぐ

「フキハラへの一番の対処法は距離を置くこと。それが難しいときはイヤホンで音楽を聴いたり、香りの力でご自身と相手の間に“心の距離”を作ってみては」(満倉さん)

“ごきげんな自分”を保つためのストレスコントロールも重要です。
「負の感情のレベルを下げる習慣があると、不機嫌オーラの影響は軽減できます。ご自身が癒やされる音楽や映像など、ポジティブな刺激に触れるようにしましょう」

不機嫌な人がいるときの対策

グチが始まりそうならフェードアウトがベスト

グチが始まりそうならフェードアウト

不機嫌な人の影響を受けないためには物理的な距離をとるのが賢明です。周囲の人の機嫌が悪いな、と感じたら何か用事を見つけたふりでその場を離れ、フキハラを未然に防いで。

逃げられないときは自分の周りに“ドーム”を想像

自分の周りに“ドーム”を想像

状況的に不機嫌な人から離れられないときは、自分を守る“ドーム”をイメージするのが有効。音楽をかけたり、好きな香りをまとっておくと自分を守る想像がしやすくなります。

フキハラにあったら入浴でスッキリ!

フキハラにあったら入浴でスッキリ

温かいお湯に漬かるとストレスを緩和するホルモン「オキシトシン」が増え、ストレスホルモンの「コルチゾール」が減少します。汗もかいて気分的にもスッキリ!

自分が不機嫌なときの対策

「ひとり時間」を作り不機嫌をまき散らさない

「ひとり時間」を作る

不満を誰かに聞いてもらうと本人はスッキリしますが、相手にストレスを与えるのでしないほうがベター。その場を離れて気持ちの整理をつけましょう。周囲に悪影響を及ぼすフキハラ加害者になることもありません。

癒やされ動画で感情のリセットを

不機嫌オーラを出さないよう、軽い「心の不調」を感じたらやることを決めておきましょう。かわいい動物や子どもの動画を観る、体を動かす、散歩、足湯など、自分によさそうなものをいろいろ試してみて。

カラオケなどで大きい声を出す

大きな声を出す

大きな声を出すとストレス度は下がります。歌うのが好きなら職場で嫌なことがあったあとは、帰宅前にひとりカラオケやお笑いライブにGO。絶叫系が好きならジェットコースターに乗ってもOK。

外に出ることでセロトニンの分泌を促進

外出でセロトニン分泌を促進

感情はホルモンに左右されます。ストレス軽減効果が期待できるホルモン「セロトニン」は加齢とともに減りますが、日光を浴びると分泌が促されるので、昼の外出の機会は多い方が吉。

ネガティブな感情を利用し集中力を高める

脳波を調べてみると怒りなどの嫌な気持ちには、なぜか集中力を高める効果が。イライラしているときこそ仕事をバリバリこなすと、フキハラ加害者にもならずにすみます。

不機嫌な人がいる・自分が不機嫌なときの万能ワザ!

香りのパワーでフキハラストレスを軽減

香りでストレス軽減

好きな香りに包まれていれば、不機嫌な人もフキハラ被害者もストレス度が抑えられます。香りと脳波の実験でストレス軽減に役立つとわかったのが「ネクタリン(桃)」。効果は2時間以上持続します。

注意!PMSや肩コリがあると不機嫌オーラが出やすい

PMSや肩コリがあると不機嫌オーラが出やすい

PMSの症状が出ていると脳波が示すストレス度は通常の7倍、肩コリがあるとストレス度は3倍に。心の不調があるときも不機嫌オーラが出やすいので注意が必要です。

イラスト/香川尚子
(からだにいいこと2023年12月号より)

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