1日1枚「プラス高野豆腐」で内臓脂肪をごっそり落とす
高野豆腐は、高たんぱく・低脂質なだけではなく、実は究極のほっそりホルモン激増フードなんです。本記事では、そんな高野豆腐の戻し方から食べ方までご紹介します。おいしく活用して、内臓脂肪を燃焼させましょう!
目次
圧縮されたたんぱく質が、脂肪燃焼ホルモンを強化
「内臓脂肪を落とすには、脂肪燃焼ホルモンの『アディポネクチン』を増やすこと。高野豆腐を食べることでアディポネクチンは増やせます」と話すのは、医師の土田隆さん。
高野豆腐は高たんぱく、低糖質のダイエット向きな食品ですが、それにとどまらないヤセ効果の秘密は、製造過程にあるそう。
「豆腐を凍結・熟成した後、乾燥させて作る高野豆腐に含まれるたんぱく質の量は、木綿豆腐の約7倍。食べても脂肪になりにくく、血中の脂質と糖質を吸着して排出します。さらに、大豆たんぱく質の『βコングリシニン』には、内臓脂肪を減らす働きも認められています」
内臓脂肪が減ると分泌量が増えるのがアディポネクチン。ホルモンの働きで脂肪燃焼が加速するのです。
「アディポネクチンには、細胞の再生を促す効果も。1日1枚の高野豆腐で、見た目も若返りますよ」
「アディポネクチン」が増えて即ヤセ
高野豆腐を食べることで、究極のほっそりホルモン「アディポネクチン」が増加。
「レジスタントたんぱく」が脂肪の蓄積を阻止
高野豆腐のたんぱく質は、結合が強化された「レジスタントたんぱく」。消化されにくいうえに、脂肪と糖を吸着して排出を促すように働き、内臓脂肪の蓄積を防ぎます。
“低栄養”と脳が錯覚し脂肪が燃焼される
たんぱく質「βコングリシニン」を摂ると、すい臓はFGF-21という物質を分泌。これを感知すると脳は“低栄養状態”と錯覚し、内臓脂肪を燃焼するように働きかけます。
内臓脂肪が減り「アディポネクチン」が増える
内臓脂肪が減り、反比例するように「アディポネクチン」の分泌が増加。アディポネクチンにも脂肪燃焼作用があり、相乗効果で内臓脂肪がスピーディーに落ちます。
1日1枚でOK! 高野豆腐の食べ方
高野豆腐は1日じゅう、いつ食べても大丈夫。基本は戻して使いますが、乾燥のまま粉にして使うのも便利です。
高野豆腐の戻し方
50℃くらいのお湯に高野豆腐を入れて浸す(水で戻す商品もあります)。芯がなくなるまで完全に戻したら、手のひらにのせて軽く押して水けを切る。戻す前は約16.5gだった高野豆腐が、戻した後は約100gほどになります。
肉の代わりに:戻して細切り・みじん切り
ボリュームは維持してカロリーをオフ
みじん切りでひき肉料理に、細切りで肉野菜炒めに混ぜるなど、切り方次第で肉料理にアレンジ可能。肉の量を減らしてカロリーはオフしつつ、ボリュームは落としません。
高野豆腐の使用量
□ハンバーグ:1枚分をひき肉100gと置き換え
□肉野菜炒め:1/2枚分を肉50gと置き換え
食パンの代替に:戻して半分の厚さに切る
高たんぱく・低糖質な“疑似パン”に変身
トースターやオーブンで焼けば、カリッとした食感を楽しめます。具をのせてピザ風にしたり、甘みを加えてラスクにしたりすれば、高たんぱく、低糖質なパン代わりに。用途に合わせてお好みのサイズで!
高野豆腐の使用量
□ピザ風トースト:1枚分
□ラスク:1枚分
小麦粉の代用:乾燥したまま粉にする
糖質もグルテンも大幅にカット
乾燥したままの高野豆腐を、おろし器ですりおろして粉にすれば、グルテンフリーで低糖質な小麦粉の代わりになります。使用する小麦粉の半量を“高野豆腐粉”に代替しても食感は変わらず、おいしさもキープ。半端に残ってしまった分は、みそ汁に入れて。
高野豆腐の使用量
□お好み焼き(1枚分):1と1/2枚分(粉で25g)を小麦粉と置き換え
パスタに置き換え:戻してペンネ型に切る
具にもなってダブルでヘルシー
半分の厚さにしてから細切りにし、さらに斜めに切ってペンネ型に。高糖質になりがちなパスタ料理も、半量をペンネに見立てた高野豆腐に代えれば、グッとヘルシーに。ソースがからむうえに、腹持ちがいい具としても楽しむことができます。
高野豆腐の使用量
□ペンネ:1/2枚分をペンネ(乾燥)25gと置き換え
撮影/神尾典行、国井美奈子 モデル/倉松すみれ イラスト/あらいぴろよ、ふるやますみ、omiso
(からだにいいこと2024年2月号より)
おいしいものに目がなく、お料理することが大好きな私。今回は、健康と美容に関心が高い方々にぴったりな、ヘルシー食材を使ったレシピをご提案します。
[ 監修者 ]