早く髪の毛を伸ばす方法はある?効果的な食べ物などケア方法を紹介
「髪の毛を早く伸ばしたい」といった悩みをお持ちの方に向けて、髪の毛を早く伸ばす方法を解説していきます。髪の毛を早く伸ばすにあたってのNG行為も紹介しているので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
目次
髪の毛はどのくらいのペースで伸びる?1日・1週間ごとの変化について
髪の毛はどのくらいのペースで何cm伸びるかご存知でしょうか。髪の毛を早く伸ばす方法を知る前に、一般的な髪が伸びるペースについて理解しておきましょう。
髪の毛が伸びるペースについて
髪の毛が伸びるスピードは、一般的に1日で0.3〜0.5mm、1週間で2.1〜3.5mm程度とされています。それ以降の伸びるペースを含めた目安は、下記のとおりです。
1日 | 0.3~0.5mm |
1週間 | 2.1~3.5mm |
1ヵ月 | 0.9~1.5cm |
半年 | 5.4~9.0cm |
1年 | 10.8~18.0cm |
上記は、あくまでも目安であり、体質や髪の状態によって左右されます。
また髪の毛が伸びるペースは、加齢とともに徐々に遅くなるといわれています。髪の毛を構成するケラチンを生成するには、毛細血管が欠かせません。毛細血管が元気であるほど、髪に栄養素を運ぶのが活発になりやすい傾向にありますが、加齢とともに血管の働きは衰えるため、ペースが遅くなります。
男性と女性で髪の毛が伸びる長さはちがう?
髪の毛が伸びるスピードは、男性と女性で異なると耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。実際には、髪の毛が伸びるスピードに男女差はほとんどないとされています。
しかし、髪の毛の抜けづらさは男女によって差があり、女性ホルモンが多いほうが抜けづらい傾向にあります。そのため、女性のほうが髪の毛が抜けづらく、比較的早く伸びやすいのです。
髪の毛を早く伸ばす方法を紹介!
髪の毛を早く伸ばすには、生活習慣の見直しが大切です。不摂生な生活は髪の成長に悪影響を与えるだけでなく、肌などにも悪いため、これを機に見直しましょう。
ここからは、髪の毛を早く伸ばす方法を7つ紹介します。
亜鉛やタンパク質などの栄養素を積極的に摂る
髪の毛を早く伸ばすには、健康的な食事が大切です。1日1食など過度な食事制限をしたり、バランスの悪いコンビニ食が習慣化していたりすると頭皮や髪に栄養素が行き届きません。
また食事制限のメニューを考える際は、亜鉛やタンパク質を積極的に摂るのがおすすめです。亜鉛は、髪の毛の成長をサポートしてくれる栄養素です。髪の毛の元となるケラチンを生成する際に重要な働きをします。亜鉛は、牡蠣やレバー、卵などに含まれています。
また髪のボリュームアップや育毛を手助けしてくれるのがタンパク質です。タンパク質が不足すると髪の毛が細くなったり、ボリュームダウンしたりしてしまうため、食事やプロテインドリンクから積極的に摂取しましょう。
質のいい睡眠を心がける
質のいい睡眠を取ることも大切なポイントです。髪の毛は、毛母細胞が細胞分裂をすることで成長します。睡眠中に脳の下垂体から成長ホルモンが分泌されることで、細胞分裂が促されるため、髪の毛を早く伸ばすには睡眠が欠かせません。
推奨されている睡眠時間はさまざまな説がありますが、基本的には1日6〜7時間の睡眠を取ることを意識しましょう。うまく睡眠を取れない方は、寝室の環境や就寝前の過ごし方を見直すのがおすすめです。
- 就寝時間を固定する
- 就寝前はスマートフォンやテレビを見ない
- ラベンダーなどのアロマオイルを使用する
上記は、比較的簡単に取り入れやすいため、質のいい睡眠を取りたい方におすすめです。
適度な運動を行う
髪の毛を早く伸ばすためには、適度な運動も行いましょう。運動によって全身の血流が促進されると、毛細血管から頭皮に栄養素が行き届きやすくなります。代謝を良くすることも同様です。
運動習慣がない方は、無理にランニングやスポーツを始めるのではなく、できる範囲の運動から始めることが大切です。軽いストレッチやヨガ、散歩程度にウォーキングを始めるなど自分の生活に合った方法を取り入れましょう。
できるだけ喫煙は控える
たばこを吸うと体内の活性酵素が増え、さまざまな臓器に悪影響を及ぼします。その中でも活性酵素を除去する際に亜鉛が使われてしまうと、髪の毛の成長が阻害されてしまいます。
またニコチンには、血管を収縮させる作用があります。血管が収縮すると毛細血管から髪の毛に栄養素をうまく運べないため、髪の毛や頭皮環境に悪影響を与えることに。たばこは肌にも悪影響を与えるため、できるだけ喫煙は控えましょう。
ツボ押しや頭皮マッサージを行う
ツボ押しや頭皮マッサージで、頭皮の血行を促進させるのもおすすめです。髪の毛の成長を促すだけでなく、リフレッシュにもつながるため、お風呂に入っているタイミングや就寝前などに行ってみましょう。
ツボ押し
おすすめは、百会(ひゃくえ)というツボです。百会は、両耳と鼻の延長線を結んだ頭のてっぺんにあります。触ると少しへこんでいるように感じる人もいます。他には、首の後ろの生え際、2本の太い筋肉の外側にある天柱(てんちゅう)も血行の改善に効果的です。
ツボ押しは、頭皮マッサージに比べると仕事の休憩中などにも行いやすいでしょう。肩こりや眼精疲労の軽減も期待できるため、ぜひ実践してみてください。
頭皮マッサージ
簡単な頭皮マッサージのやり方を紹介します。
- 首の付け根〜襟足までを親指でほぐす
- 頭頂部を手のひらで押す
- 指先で頭皮全体を刺激して緊張をほぐす
シャンプーやスタイリング前に行うのがおすすめです。
頭皮の状態に合ったシャンプーを選ぶ
髪の毛を伸ばすためには、頭皮環境を整えることが大切です。特にシャンプーは、頭皮を健やかに保つために欠かせないアイテムのため、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
主に頭皮がベタつきやすい人は、洗浄力が強いシャンプーがおすすめです。高級アルコール系シャンプーは、洗浄力が強く、皮脂や汚れをスッキリと落としてくれます。一方で乾燥しやすい人は、アミノ酸系やベタイン系のシャンプーを選びましょう。洗浄力がマイルドなため、頭皮に必要な皮脂を残し、優しく洗い上げてくれるのが特徴です。
またトリートメントを使用する際は、できるだけ頭皮に付かないよう使用しましょう。トリートメントが頭皮に付くと毛穴に入り込み、ベタつきなどのトラブルを起こす可能性があるためです。
育毛剤やサプリを使用する
髪の毛を早く伸ばしたい方は、育毛剤やサプリを活用するのもよいでしょう。1カ月で髪の毛が5cm伸びるといった直接的な効果は期待できませんが、頭皮トラブルを改善し、髪の毛が育ちやすい環境づくりをサポートしてくれます。
育毛剤を使用するタイミングは、お風呂上がりがおすすめです。シャンプーで汚れや皮脂が落ち、きれいになっている状態で使用することで、浸透しやすくなるとされています。
髪の毛が早く伸びるシャンプーは本当に効果があるの?
髪の毛が早く伸びるとうたっているシャンプーに対し、「本当に効果があるの?」と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。実際には、シャンプー自体に発毛効果は期待できません。そのため、髪の毛が1ヵ月に5cm伸びるなどの急激な変化は実感できないことを理解しておきましょう。
あくまでも育毛シャンプーは、頭皮環境を整えてフケやかゆみ、抜け毛などのトラブルを改善することが目的です。その結果、頭皮環境が整うことでヘアサイクルが正常化される効果を期待できます。
髪の毛を早く伸ばすにはNG行為がある?避けるべき行動5選
髪の毛を早く伸ばすには、生活習慣を整えたり、マッサージを行ったりするのが効果的です。しかし、中には髪の毛を伸ばすにあたってNGな行為もあります。その場合、思うような効果は期待できません。
ここからは、髪の毛を早く伸ばすにあたって避けるべき行動を5つ紹介します。
髪をキツく結ぶ・強く引っ張る
髪をキツく結んだり、強く引っ張ったりするのは控えましょう。髪をキツく結んでしまうと、まだ成長しきっていない毛も引っ張ることになり、抜け毛の原因になってしまいます。
他にも、長時間髪を結ぶのは控えるのがベストです。髪の毛を長時間結ぶと、頭皮の筋肉が緊張し、血流が滞ってしまいます。血流が悪くなると髪の毛の成長に悪影響を及ぼすため、できるだけ控えましょう。
過度にブリーチやパーマなどを行う
過度なブリーチやパーマは、頭皮や髪の毛に大きな負担がかかります。髪の毛の構造を組み直す施術であるパーマや縮毛矯正は、特にダメージが大きい傾向にあります。切れ毛などによってなかなか髪の毛が伸びない状態に陥りやすいため、過度なパーマなどは控えましょう。
現在ブリーチやパーマによって髪が傷んでしまっている方は、トリートメントなどを行い、ヘアケアに力を入れるのがおすすめです。美容師とよく相談し、自分の髪に合ったケア方法を見つけましょう。
髪を切ることなく伸ばす
髪を伸ばしたいがために、全く切らない方もいるのではないでしょうか。しかし、傷んだ髪を伸ばし続けるのはかえって逆効果です。
ダメージが蓄積され、枝毛や切れ毛があるにもかかわらず伸ばしていると、ひっかかりやすく髪の毛が切れてしまいます。その結果、髪が伸びるのが遅く感じる可能性もあります。
きれいに髪の毛を早く伸ばすためにも、定期的にダメージを受けている部分をカットしましょう。また髪のダメージを修復するために、一緒にトリートメントを受けるのもおすすめです。
ドライヤーをせずに髪を結ぶ
濡れたまま髪を結ぶのも、NG行為です。濡れた髪は、キューティクルが開いており、ダメージを受けやすい状態です。ドライヤーで乾かす前に、結ぶなどによって力が加わるとそ傷みやすくなってしまいます。
そのため、できるだけ早くドライヤーを行いましょう。またドライヤーをする前にタオルで水気を拭き取ることも大切です。タオルドライで水分を拭き取ることで、髪が熱にさらされる時間を短縮できます。
トリートメントなどのヘアケアを怠る
髪の毛を早く伸ばすには、髪の傷みを防ぐことが大切です。シャンプーやドライヤーをする際には、トリートメントやヘアオイルなどを使用しましょう。ヘアケアを怠ってしまうと、髪が乾燥し、痛みやすくなってしまいます。
他には、就寝中の摩擦を防ぐために、シルク素材の枕カバーやヘアキャップを使用するのもおすすめです。こまめにヘアケアを行い、きれいに髪を伸ばしましょう。
髪の毛が伸びない・伸びるのが遅い場合はAGAやFAGAの可能性も考えられる
生活習慣を見直したり、ヘアケアを徹底していたりしても髪の毛が伸びないケースも少なからずあります。そういった場合は、AGAやFAGAなどの可能性が考えられます。髪の毛が生えてきてもすぐに抜け落ちたり、以前よりも髪の毛が細くなっていたりする場合も、AGAの可能性が考えられます。
AGAやFAGAは、初期の段階であれば内服薬や外用薬で改善を期待できます。ジェネリックを選択すれば費用を抑えて治療を受けられるため、AGAが疑われる場合は、一度医療機関を受診してみましょう。
まとめ
髪の毛は、一般的に1ヵ月0.9〜1.5cm程度のペースで伸びるといわれています。早く伸ばすためには、生活習慣を見直したり、ツボ押しなどで頭皮の血行を促進させたりするのが効果的です。また髪の毛を早く伸ばすには、過度なブリーチやパーマを控え、ヘアケアを行うことも大切です。