心が壊れている人にはどのような特徴が?症状や直し方を詳しく解説
本記事では、心が壊れている人の特徴について解説していきます。心が壊れやすい人の特徴や直し方も紹介しているので、「最近、元気が出ない」「友人が心配」など悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
心が壊れている人の特徴とは?|見た目における変化
心が壊れている人は、発言や考え方だけでなく、見た目にも変化が生じるといわれています。心が壊れている人の見た目の変化としては、主に下記が挙げられます。
- 無表情・表情が暗い
- 身だしなみが整えられていない
- 覇気がない
それぞれ詳しく解説していきます。
無表情・表情が暗い
1つ目の特徴は、無表情もしくは表情が暗いことです。ストレスなどによって心に大きな負担がかかっていると、物事に興味を持てなくなったり、やる気が起きず表情にあらわれたりします。
今までは明るく、よく笑っていた人が暗い表情をしていることが多くなった場合は、ストレスなどによって心が壊れてしまっているかもしれません。
身だしなみが整えられていない
心が壊れたり疲れたりしている場合、物事への関心が薄れ、身だしなみなどにまで気を回す余裕がなくなってしまう人も少なくありません。髪がボサボサだったり、洋服がよれていたりと、見た目に大きな変化があらわれます。
うつ病の症状のひとつとして、お風呂に入るのが面倒になり、不衛生な状態になってしまうこともあります。
覇気がない
元気ハツラツとしていたのに、覇気がなく、どんよりとした雰囲気をまとっているのも特徴的です。覇気がない状態が改善されず、長期間続いている場合は、心が壊れてしまっているサインといえるでしょう。
心が壊れている人の特徴|言動や考え方における変化 100
心が壊れている人は、言動や考え方が今までとは変わってしまうケースも少なくありません。もちろん人間であれば、考えなどの変化がありますが、これから紹介する特徴に当てはまる場合は、心が壊れてしまっている状態かもしれません。
ここからは、言動や考え方などの変化について9つ紹介します。
食欲が湧かない
食欲は健康のバロメーターといわれています。食欲が減ってしまったり、全く湧かなかったりする場合は、心が壊れているサインかもしれません。
「恋人に振られた」「仕事で大きなミスをした」などの明確な理由がある場合はもちろん、原因がわからずに食欲が減退する場合も存在します。こういうときは心の不調が疑われます。
お酒やたばこの量が増える
憂うつな気分や不安から逃れるために、お酒の量が増える人も少なくありません。お酒を飲んで現実逃避をしたり、不眠を治そうとしている場合、心に不調を抱えている可能性があります。
中には、うつ病とアルコール依存症を併発する人もいるため、アルコールの摂取量については注意が必要です。またお酒だけでなく、たばこの量が増える人もいます。
怒りっぽくなる
心が壊れていると聞くと、落ち込んだり、涙が出たりなど悲しい感情を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。しかし、怒りっぽくなったり、ずっとイライラしたりするといった症状も見られます。
ストレスや不安を多く抱えており、自分のことで精いっぱいのため、周囲に気を配る余裕がなくなって怒りっぽくなってしまいます。中には、お酒の摂取量が増え、その影響でイライラしてしまう人もいます。
集中力や落ち着きがなくなる
不安な状態が続くとソワソワしてしまい、集中力や落ち着きがなくなる人も少なくありません。常に不安やストレスの要因を考え、物事に手を付けられなくなってしまいます。
仕事や勉強に集中できなかったり、何をしてもいてもたってもいられなくなる場合は、心の不調が疑われます。
他人と会いたいと思えなくなる
心が壊れている人は、他人と会いたいと思えなくなるのも特徴です。今まではよく友人と会っていたのに、突然関わりを遮断してしまうケースも少なくありません。
人と関わることは仲の良い友人でも多少のストレスが伴います。このようなストレスを避けるために人と会うのを避けてしまう人も多くいます。他には、身だしなみに気を回す余裕がなく「このような状態では会えない。けれど身だしなみを整える余裕はない」といったケースも。
気づいたら涙が出ている
悲しくもないのに気づいたら涙が出てくるのは、心が悲鳴をあげている状態です。自分のストレス状態を把握するのは難しく、気づいたら限界を迎えてしまう人も少なくありません。気づいたら涙が出てくる場合は、休暇を取り、自分に向き合う時間を設けましょう。
うまく睡眠をとれなくなる
今まではきちんと睡眠をとれていたのに、最近は寝ても寝たりない、あるいは途中で起きてしまうといった人も多いのではないでしょうか。心に不調を抱えている人の多くは、何らかの睡眠障害に悩まされています。心と睡眠は、密接な関係にあるため、心の不調で睡眠がうまくとれなくなるのは珍しいことではありません。
1〜2日眠れないなどは多くの人に見られますが、眠れない日が続いたり、体に異変が生じたりする場合は、我慢せずに医療機関を受診しましょう。
趣味や会話を楽しめなくなる
今までは楽しめていた趣味や会話を楽しめなくなるのも心が壊れているサインかもしれません。特に趣味は、心に余裕があってこそ楽しめるものです。楽しめたものが突然楽しめなくなった場合は、心の不調を疑ってみましょう。
痛みなどの身体症状があらわれる
心が壊れてしまうと痛みなどの身体症状があらわれるケースがあります。具体的には、頭痛や腹痛などが挙げられます。身体症状は、主にストレスによって自律神経が刺激されてしまうのが原因です。人によっては、風邪などではないのに熱感や倦怠感を抱く人もいます。
心が壊れやすい人には共通点がある?特徴や性格を紹介
心が壊れやすい人には、下記のような特徴があります。
- 自分に厳しすぎる人
- 他人からいい人と思われたいといった気持ちが強い人
- 人からの頼みを断れない人
上記に当てはまる人も多いのではないでしょうか。それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
自分に厳しすぎる人
自分に厳しすぎる人は、一見心が強そうで物おじしないイメージを浮かべる人も多いのではないでしょうか。しかし自分に厳しすぎる人は、高い目標やハードルを掲げ、失敗すると「自分なんて…」と自己価値を下げてしまう傾向にあります。
自己評価を下げると、心に大きな負担がかかってしまうでしょう。
他人からいい人と思われたいといった気持ちが強い人
多くの人からいい人と思われたいがために、本来の自分の意見や感情を押し殺してしまう人も心が壊れやすい傾向にあります。周囲に合わせたり、いい人でいようとしたりする姿勢は素晴らしいことですが、それらにとらわれすぎてしまうのはおすすめできません。
ありのままの自分を肯定し、好感度を気にせず生きることも大切です。
人からの頼みを断れない人
人からの頼みを断れない人も要注意です。自分の時間やエネルギーを他人に消費されると、疲れてしまう原因になります。自分のキャパシティを把握し、他人からの頼みごとは無理のない範囲で行いましょう。
心が壊れている状態を放置するのは危険!
心が壊れている状態を放置するのは、非常に危険です。「時間が経てば改善されるだろう」と考えている人もいるかもしれませんが、放置していると最悪の場合、下記のような状態になるかもしれません。
- 治療期間が数十年と長くなる
- 希死念慮が出てしまう
あくまでも最悪の場合ですが、放置してしまうとこのようなリスクが伴います。不安感などが続いている場合は、心療内科や精神科などの医療機関を受診しましょう。
心が壊れた人の改善方法とは?
心が壊れてしまった場合は、原因は何かを考え、ゆっくりと休暇を取ることが大切です。ストレスや不安の原因を取り除くよう心がけましょう。
ここからは、心が壊れている人におすすめの改善方法を5つ紹介します。
休暇をとりリフレッシュをする
まずは仕事や学校などから離れ、休暇をとりましょう。リフレッシュ方法は人それぞれですが、音楽を聴く・映画を観る・散歩をするなど、自分が気分転換できることを探しましょう。
自分が集中できることを探し、不安やストレスから気をそらすことが大切です。1人で外出するのが不安な場合は、家族や友人に協力してしてもらうのもおすすめです。
日々の生活の中で、人はストレスを感じています。うまくストレスを発散できないと、心や体に異変があらわれることも。そこで本記事では、ストレス発散方法について紹介します。
体を動かし健康的な生活を心がける
体を動かすのもリフレッシュにつながります。普段体を動かさない人もウォーキングやストレス、ヨガを行うことで、気持ちがスッキリとするでしょう。
また、できるだけ規則正しい生活を心がけることも大切です。昼夜逆転や偏った食生活は、心身ともに悪影響を及ぼすため、できることから規則正しい生活に直していきましょう。
今現在の気持ちを書き出す
今の気持ちや悩みなどを全て書き出すのもおすすめです。書き出すことで自分の気持を客観視できるようになります。客観視することで、気持ちを整理できたり、今まで気づかなかったことに気づけるようになることも少なくありません。
信頼できる人に心境を打ち明ける
心の不調が生じている場合は、1人で抱え込まず周囲に頼ることも大切です。家族や友人に悩みを打ち明けることで、心が軽くなったり、解決への糸口が見えてきたりすることも。
「わかってもらえなかったらどうしよう」と不安になる気持ちがあっても、打ち明けてみると少し気持ちが楽になるかもしれません。
医療機関に相談をして診断を受ける
心が壊れてしまった際には、医療機関に相談することも大切です。心療内科や精神科を受診するのはハードルが高いと感じる人も少なくありません。しかし、専門医は多くの診察経験があるため、あなたへの最適な治療法などの方向性を提案してくれます。1人で通院するのが難しい場合は、家族や友人に協力してもらいましょう。
まとめ
心が壊れている人は、見た目の変化に加え、言動や考えにも変化があらわれます。特に身だしなみに気を使う余裕がなくなったり、食欲が衰退したりなどわかりやすい症状が見られるでしょう。
このような心の不調は、放置していると悪化してしまうケースもあるため、無理はせずに休暇をとることが大切です。家族や友人に頼ったり、医療機関を受診したりなどして改善を目指しましょう。