3月の受験シーズンがくるたびに思い出すことがあります。長男の高校受験時のこと。受験をするのは子どもなのに、子どもの行動や言動に親がストレスを感じたり悩んでいた際、パシッ！と長男に言われた言葉がありました。

複雑化で不安になる受験手続き

私も受験の経験がありますが、長男の受験時は自分の受験のときとはシステムが違ったり手続きが違っていたりして、不安でいっぱいでした。先輩ママさんやネットで色々な情報を集めていました。

そんな私とは正反対で受験生である長男はいたってマイペース。

塾にも通い、受験勉強はしていましたが、成績は思ったほど上がらずという状態でした。それでも遊びもスポーツもやりたいことは全力でやる長男。その全力を勉強にもそそいでほしいと何度も思ったことがありました。受験が近づくにつれて、私の不安やストレスもピークに。

そんな私に対して長男は、

「何をそんなに焦ってるの！ 受験をするのは俺。母は自分の息子を信じてドーンと構えててくれればいい」

とピシャリと言ったのです。

子どもを信じて見守る勇気

その言葉にハッとさせられました。

どうしても親は子どもの心配をして、あれこれ悩んだり、余計なこととは分かっていても色々言ってしまったりします。それは子を想ってのことではありますが、子どものことを信じること、見守ることが大切なのだと感じました。

それ以来、『見守る』を心がけ、長男の受験を応援しました。無事に希望の高校に合格し、充実した高校生活を送った長男。

『信じる』『見守る』というのは、簡単なようで親の立場からすると難しいことでもあります。どうしても一言、言いたくなることもあります。それでも大丈夫。子どもは親が考えている以上に、思っている以上に、自分のことをしっかり考えています。

親はお子さんの1番の味方であることで応援していきましょう。

＊この記事は著者自身の感想をもとに作成しています。