【食】野菜たっぷり!からだにも心にもうれしい野菜スープ
食べることは、からだにも心にとっても必要なもの。みなさんは日頃どんなものを食べていますか? 肉ばかり食べて野菜はあまり…。そんな方におすすめのズボラでもできる野菜スープをご紹介します。
うつ病がきっかけで好きになった野菜スープ
学生時代、食が細かった私は現在の体重の半分ほどしかありませんでした。ひょろっとしていると生理不順や月経困難症、貧血に悩まされ、自分でも頼りないと思うほど。食べることがたのしい! と思えないのは、心にとっても良いものではありませんよね。
転機が訪れたのは今から10年ほど前のこと。
母がうつ病になり、半年後に私もうつ病になりました。母も私もすっかり食欲がなくなってしまったのです。それでも何か食べなければ薬だって飲めません。
母がうつ病になったときは私が料理をつくり、私がうつ病になったときは母が料理を作ってくれました。母の料理で一番おいしかったのは、具だくさんのスープ。 野菜の甘みとウインナーのうまみが溶け込んだスープはやさしい味で、空っぽの胃にやさしく沁みました。
母も私も、今でも病院に通って投薬治療を続けています。でも、あの頃と違うのは、食べることがたのしい! と思えるようになったこと。
旬の果物やスイーツ、道の駅のおいしい総菜パンを2人で取り合うように食べています。
あまりにも食欲が旺盛になってしまった私は、先にお話ししたように学生の頃より体重が倍になってしまいました。BMIが高めだから気をつけて、と、かかりつけ医に言われるまでに成長し、着られる服もほとんど一新したほどです。
「炭水化物、糖質の摂り過ぎには気をつけるべきだけど、野菜は食べてね。」
細かった頃の私を知る内科医の言葉は、私の心に刺さりました。だけど、野菜はなかなか思うように食べられない。どうしたらいいのか。
そうか。スープにすればいいんだ! うつ病の時に飲んだ野菜スープを思い出しました。
お気に入りのスープは自家菜園の野菜がたっぷり
自宅の横に小さな畑があって、そこでブロッコリーとかつお菜を育てています。収穫時期が重なると、大量のブロッコリーとかつお菜がキッチンに並びます。
「スープならいっぱい食べてもよかやろうけんね!」
それぞれをゆでるために鍋を用意し、たっぷりの水と塩少々を入れて沸騰させます。ブロッコリーはときどき硬さを確認。かつお菜はさっと茹でます。ブロッコリーとかつお菜をザルにあげ、残ったゆで汁は捨て…ません!
そのゆで汁を使ってスープを作るのです。
じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、ゴボウ、オクラ、ウインナーを適当な大きさに切り、ブロッコリーとかつお菜のゆで汁でぐつぐつ。調味料は、うまみ調味料、鶏がらスープの素、コンソメ。この3つです。
塩は野菜をゆでる時に使っているので新たに加えません。
途中、味見をしてじゃがいもが煮えて、「やさしい味」になっていたら、器に盛りつけます。ゆでておいたブロッコリーとかつお菜は好みの量を盛りつけます。
いかがでしょうか? 野菜のうまみがたっぷりの簡単スープ、食べてみたくなりませんか?
かつお菜がなければ白菜を代用してもよいかと思います。からだによく、心もほっこりするスープ。ぜひ試してみてください。
第2期からことWebライター/塩にぎり(@shionigiri)
*この記事は読者自身の感想をもとに作成しています。