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【美容】湿気に負けない!うねりや広がる髪の原因と対策
梅雨のジメジメした気候は、気分も憂うつになりがちです。くせ毛の方は、髪のうねりや広がりで朝から格闘を繰り広げる時期にもなります。今回は、梅雨時期を乗り切る湿気対策のヘアケア方法をお伝えします。
目次
梅雨の時期に、髪がうねって広がるのはなぜ?
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梅雨の時期になると、髪がうねったり、広がったりしますよね。髪がまとまらない原因を知ることで、適切な対策を実践できます。
湿気で髪がうねり、広がる原因は大きく分けて2つ。
原因1 ダメージ
髪がダメージを受けると表面のキューティクルが剥がれ、その隙間から髪内部に水分が入り込みやすくなります。そのため、水分で髪が膨張し、広がってしまいます。
キューティクルにとって刺激になる要因はこちら。
・カラー
・パーマ
・紫外線
・アイロンやコテによる熱
・ブラッシングや枕による摩擦
・加齢による新陳代謝、頭皮のターンオーバーの低下
ダメージを受けた髪はキューティクルが剥がれ、乾いている状態になるため、水分を吸収しやすく湿気に弱い髪になります。
原因2 髪質
髪質は生まれ持ったものですが、年齢によって多少なりの変化は感じる方もいるでしょう。
生まれつきのくせ毛は、髪の中のタンパク質の配置が直毛とは違い、元から乾燥ダメージ毛と同じ状態と言われ、髪質は治すことはできません。
ですが、日頃のヘアケアでくせ毛の改善はできるので、今後の梅雨時期の朝の格闘時間を減らせる可能性もあります。
湿気対策におすすめなヘアケア方法
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湿気対策におすすめなヘアケア方法をご紹介します。どれも実践しやすいものなので、ぜひ取り入れてみてください。
シャンプー・トリートメントで内部補修
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保湿&ダメージ補修効果の高いシャンプーやトリートメントを使って内部補修しましょう。
シャンプーで保湿効果を得るおすすめな成分は、余分な汚れを洗い落とし、頭皮の潤いを残してくれるアミノ酸系・ベタイン系の成分が含まれるシャンプーです。
効果的なシャンプーの使い方はこちら。
・髪を充分に予洗いする
・一度ある程度水分を切ってからシャンプーをつける(水分が多いと泡立ちに時間がかかり、こすれて刺激になる)
トリートメントは内部補修タイプのものを利用しましょう。髪にトリートメントを揉み込ませ、浸透のために少し時間をおくと効果的です。完全に洗い流してしまうと効果がないので、注意しましょう。
また、ドライヤーで髪を乾かす前に洗い流さないトリートメントを使うのも相乗効果を得られます。
シャンプー・トリートメントでのヘアケア対策は、根本的な原因を改善する対策ではありますが、即効性はないので、コツコツ継続が必要です。
ヘアオイルで表面をコーティング
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ヘアオイルで表面をコーティングすると、熱ダメージや摩擦ダメージの対策になります。ドライヤーで髪を乾かす前、お出かけ前など様子を見ながら使い分けしましょう。お出かけの時には、油分が含まれるワックスやスプレーを使うのもおすすめです。
ドライヤーで髪を乾かす
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髪を洗った後、ドライヤーで乾かさずに放置して自然乾燥させると、うねりやクセが出やすくなります。うねりやクセが出てしまった髪は、もう一度濡らさなければ、元の状態には戻りません。二度手間になってしまうので、なるべく早く髪を乾かすことをおすすめします。ただし、乾かし過ぎも髪のダメージに繋がるので、注意が必要です。
ドライヤーで髪を乾かす時のポイントをお伝えします。
1 髪をこすらないように髪をタオルで包んで、タオルに水分を移すようなイメージで拭く
2 ヘアオイルなどの油分で髪の表面をコーティングし、湿気を吸収しにくい状態を作る
3 熱ダメージを防ぐために20〜30cm離し、8〜9割程度温風で乾かし、その後冷風で落ち着かせる。髪を乾かす順番としては、クセのつきやすい前髪から乾燥しにくい襟足や耳の後ろを先に乾かすと良い。また、後ろから前へ髪を流すようなイメージで乾かし、さらに上から下へ乾かすとボリュームを抑えられる。
プロにお任せする
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「忙しいから自分で色々するのは難しい」と思った方は、プロにおまかせしましょう。日々の髪ストレスを解消するには美容師さんに相談し、状態を見てもらい、自分だけの対策をしてもらうのがおすすめ。
傷んだ部分をカット
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傷んでしまった髪をカットすると、まとまりやすくなります。一度ダメージを受けた髪は、ヘアケアにより補うことはできますが、自己再生はできません。
髪質改善
髪質改善対策として、酸性ストレートや酸熱トリートメントがあります。
・酸性ストレート
クセを伸ばしたい場合利用。刺激が少なく、敏感肌でも使用可能。髪に水分を与える成分が含まれるため、仕上がりが自然で手触りがしっとりしている。
・酸熱トリートメント
髪のクセを軽減できるトリートメントで、髪の水分バランスを正常に保ってくれるため、おさまりが良くなる。髪への負担は少ないが、持続性はあまりない。
湿気で髪がうねったり、広がったりする原因を知り、その状態に合うヘアケア対策を取り入れてみましょう。
湿気対策をするだけで、梅雨時期の朝のヘアケアの時間も気持ちの持ち方が変わるかもしれません。
*この記事は著者自身の感想をもとに作成しています。