1日で大人の目が良くなる方法はある?トレーニング方法や注意点を紹介
大人になってから視力を良くしたいと思ったことがある方もいるのではないでしょうか?本記事では、視力を良くするトレーニング方法や注意点を紹介します。目を良くしたい方はぜひ参考にしてください。
目次
目が悪くなる習慣とは?
目が悪くなる習慣は、以下の通りです。
- 浅い呼吸
- 乱れた食生活
- 長時間のデスクワークや勉強
- スマホやパソコンを長時間使用する
- 夜遅い時間までゲームなどをする
- 暗い部屋でテレビやDVDを視聴する
- テレビやスマホ、パソコン、本を見るときに距離が近い
- スマホや本を寝転がったまま見る
- コンタクトレンズやメガネの度数が合っていない
目が悪くなる習慣があると近視や老眼が進行し、目が疲れやすくなってしまいます。見ている画面との距離や部屋の明るさ、姿勢、時間などが視力の低下に関係しています。
1日で大人の視力が良くなる方法はある?
1日で大人の視力が良くなる方法はありません。近視や遠視、乱視などと診断されてしまった場合、視力回復のためのトレーニングを行っても、完全に視力が良くなることは難しいでしょう。
即効性があり、確実に大人の視力を良くする方法は、レーシックやICL(眼内コンタクトレンズ)などの手術を受けるしかありません。
簡単!視力回復のためにできること
即効性のある方法ではありませんが、視力回復のためにできることはいくつかあります。毎日コツコツ行うことで目が良くなる可能性があるため、自力で視力を回復したい方はぜひ参考にしてください。
①遠近体操法
視力回復のトレーニング方法に「遠近体操法」があります。遠近体操法とは、近くと遠くを交互に見ることで、毛様体筋を鍛える方法です。
遠近体操法のやり方は、以下の通りです。
- 遠くにある目標物を決める
- 親指を立てグッドの形を作ったら顔の前に腕を伸ばす
- 親指を見つめてピントを合わせ、片目で10秒間見つめる
- 親指を見つめた片目で遠くの目標物を10秒間見つめる
- 片目ごとに10セット行う
毛様体筋は目の中にある水晶体の厚さを調節する筋肉です。水晶体の厚さを調整することでピントを合わせて物を見ています。毛様体筋を鍛えるとピント調節がしやすくなり、視力回復が期待できます。
②まばたきを繰り返す
意識的にまばたきを繰り返す方法は、以下の通りです。
- 10〜20回程度、左右の目を交互にウインクする
- スピードを速くし、10〜20回程度左右の目を交互にウインクする
- 目をぎゅっと強めに閉じるように10〜20回程度左右の目を交互にウインクする
- 両目をぎゅっと閉じ、パッと開くまばたきを3回行う
意識的にまばたきを繰り返すと目の周囲の筋肉がほぐれ、血行促進や外眼筋のストレッチ、目周囲の表情筋や眼球全体へのマッサージ効果が期待できます。
③ガボール・パッチを使用する
数学的処理のひとつである「ガボール変換」を行った際に生じるしま模様を「ガボール・パッチ」と呼びます。「ガボール・アイ」はガボール・パッチを使用した視力回復の方法です。ガボール・パッチの使用方法は、以下の通りです。
- 複数のガボール・パッチが並んでいる画像を用意する
- 同じ模様のガボール・パッチを探す
- 毎日3〜10分間行う
ガボール・パッチを使用すると視力回復が期待できるのは、目で見た映像を処理する脳機能が向上するからといわれています。目の動きを改善するのではなく、脳の処理能力を向上させる方法であるため、近視以外に遠視や老眼にも効果が期待できるでしょう。
④ホットタオルやツボ押しで目の疲れを取る
ホットタオルを使用して目の周りを温めると、血行が促進され、筋肉が緩みます。入浴時にタオルをお湯に浸し、適度に絞ったタオルを閉じたまぶたの上にのせ、5分程度温めるのが手軽にできる方法です。
また、ツボ押しも手軽に行える方法です。目の周囲のツボを押すことで毛様体筋の緊張がほぐれると、目の疲れが取れるでしょう。
目頭のくぼみや目尻と眉尻の真ん中にあるくぼみ、黒目真下の頬骨のへこみ、眉毛の中央のへこみの4カ所が代表的なツボです。指の腹を使い3秒程度ゆっくり押してゆっくり離すのを5回繰り返します。
⑤目を健康に保つ栄養素を摂取する
特定の栄養素を摂取しても、視力は回復できません。しかし、水晶体や目の粘膜を健康に保つ栄養素を摂取することで、良い視力を維持できる可能性があります。
具体的な栄養素を以下の表にまとめました。
気になる目の状態・期待する効果 | 栄養素 | 食材 |
疲れ目 | ビタミンB群 | 豚肉、レバー、卵、うなぎ、バナナ、納豆、玄米、チーズなど |
ドライアイ | ビタミンA | レバー、にんじん、かぼちゃ、パプリカ、ブロッコリー、ほうれん草、小松菜など |
充血予防、粘膜の健康維持 | ビタミンC | いちご、アセロラ、柑橘類、ブロッコリー、パプリカ、じゃがいも、青汁など |
視力回復を目指す際に知っておきたい注意点
視力の回復を目指してトレーニングや体操を行う際は、劇的な変化は期待できず、近視の種類によっては視力回復の効果が低い可能性があることを念頭に置いておきましょう。
劇的な変化は期待できない
視力回復のためのトレーニングや体操を行っても、劇的な視力の回復は期待できません。目のトレーニングや体操では筋肉をほぐし、ピントを調節しやすくする効果が期待できますが、即効性はないでしょう。
劇的な視力の変化を目指している方は、レーシックやICLなどの視力回復手術を検討するのがおすすめです。
軸性近視は視力が回復する可能性が低い
近視の種類によっては、視力回復のトレーニングの効果が低い場合があります。具体的には、屈折性近視に対しては効果が期待できますが、軸性近視の場合は視力が回復する可能性は低いといえます。
脱メガネやコンタクト!確実に視力を向上させる方法
確実に視力を向上させる方法としては、ICLやレーシックといった視力回復手術があります。それぞれのメリット・デメリットをチェックしていきましょう。
ICL
ICLとは、眼内にコンタクトレンズを挿入し、視力を矯正する手術方法です。
メリットとしては、レーシック適応外の強度の近視や乱視も矯正でき、基本的には効果が永久的といわれています。また、レーシックとは異なり角膜を削らないため、眼内に挿入したレンズは交換や取り出すことが可能です。
デメリットは、レーシックと比較して料金が高額なことです。また、合併症や副作用が出る可能性があり、挿入したレンズが合わないこともあります。
レーシック
レーシックとは、角膜をレーザーで削り、光の屈折を調整することで視力を矯正する手術方法です。
メリットとしては、ICLなどの視力回復術と比べると安価なこと、手術時間が片目で10分程度と短いことが挙げられます。
デメリットは、角膜を削ってしまうため手術前の状態に戻すことができない、近視が戻ってしまう、手術の合併症や副作用が起きる可能性があることです。
また、眼圧測定や白内障・緑内障の検査を受ける際は、医師にレーシックの経験があることを必ず伝える必要があります。
まとめ
1日で大人の視力が良くなる方法はなく、確実かつ早く視力を良くするには、レーシックやICL(眼内コンタクトレンズ)などの視力回復手術を受けるしかありません。
しかし、近視の種類や劇的な変化を求めていない場合は、遠近体操法などのトレーニングを毎日コツコツ行うことで目が良くなる可能性もあるでしょう。自力で目を良くしたい方は、まず視力回復トレーニングやツボ押しなどで目の疲れを取ることから始めてみてはいかがでしょうか。