「頬杖ふりふり」でほうれい線・くすみを改善
顔の筋肉がダメージを受けて緊張すると、たるみや肌トラブルを引き起こす原因に。「頬杖ふりふり」で張った筋肉をしなやかにすれば、ターンオーバーが活性化されてほうれい線がすっきり。透明感ある美肌も目指せますよ!
目次
筋肉を効率よくゆるめて、悩みゼロの肌を実現
「顔の肌や筋肉は薄くて繊細。無意識に触れやすいうえ、メイクなどの刺激も受け続けています。こうした刺激が顔のたるみやくすみの原因です」と、薬剤師の夜久ルミ子さん。
ダメージを受けた筋肉は、緊張してガチガチに張った状態に。すると血流が悪化し、肌に栄養が行き届かずターンオーバーが停滞。たるみや肌トラブルを引き起こします。
しなやかな状態に戻したいなら、筋肉の端の「腱(けん)」をほぐしましょう。
「腱はもっとも硬くなりやすい部位。ここをゆるめれば、効率よく老廃物を排出できます。すると、新陳代謝が活性化して肌のキメが整い、シワやほうれい線が改善。肌細胞が生まれ変わるため、くすみのない透明肌も復活します」
寝る直前に行えば、余計な力が抜けて心身がゆるみ、眠りの質も向上。リラックスしながらツヤ肌に!
「顔の筋肉は薄い分、効果もすぐに実感できるはずですよ」
張りやすい筋肉をほぐしてたるみ上げ
顔の筋肉はさまざまな刺激で緊張し、ガチガチに張ってしまいます。特に張りやすく、老廃物をため込みやすいのが、顔の下半分にある筋肉。一気にほぐせば、ほうれい線もフェイスラインもすっきり!
「頬杖ふりふり」のやり方
(1)あごから耳のラインを押しながら首を振る
うつぶせになり、ひじをつく。両手を軽く握り、第2関節をフェイスラインに当てる。あごから耳の間の骨の裏に入れ込むよう、人さし指・中指・薬指を当てて、圧をかけながら首を左右に5往復振る。
(2)頰から耳の前まで3ヵ所押して首を振る
両手の第2関節を頰骨の下に当てる。手は上に、顔は下に動かすイメージで、頰から耳のラインに人さし指・中指・薬指を当て、3ヵ所に圧をかけながら首を左右に5往復振る。
【効果アップ!】耳の前から鎖骨まで、さするように流す
(2)まで行ったら耳の前から鎖骨に向けて、手のひらで数回さすって。排出された老廃物を鎖骨にあるリンパの出口へと導けば、効果が倍増。
「頰杖ふりふり」で肌は細胞から若返る
疲れて張った筋肉を気持ちよくほぐせば、顔のあらゆる悩みが改善します。
血流が上がって、ターンオーバーが整う
年齢を重ねると、肌のターンオーバーは乱れやすくなるもの。筋肉がゆるめば血流が良くなり、肌細胞に栄養が行き渡ります。新陳代謝が活発になり、キメ細やかな美肌に。
顔じゅうの老廃物を排出、透き通る肌が復活
顔は老廃物がたまりやすい部位。筋肉の張りが取れると、肌の深部のリンパがしっかりと老廃物を回収・排出できるように。くすみ1つない透明肌を実現できます。
筋肉の動きが改善、表情まで若々しく!
ガチガチになっていた筋肉は、ゆるめば可動域が広がります。すると、口角がキュッと上がった優しげな表情に! 口まわりの筋肉がほぐれると、滑舌も良くなります。
撮影/福島章公 モデル/木村きみ子 イラスト/オオカワアヤ
(からだにいいこと2024年6月号より)