血液をサラサラにする食べ物や飲み物は?血行不良の原因や予防法も紹介
生活習慣の乱れによって血液がドロドロになっている方は少なくありません。本記事では、血液をサラサラにする食べ物や飲み物を紹介します。血行不良を引き起こす原因や予防方法も解説しているのでぜひご覧ください。
目次
血液がドロドロになることで起こり得るトラブル
血液がドロドロになり、血行不良の状態になると、さまざまなトラブルを引き起こす原因になります。分かりやすい症状として下記が挙げられます。
● 冷えやむくみ
● 肩こりや頭痛
● 眼精疲労
血液の巡りが悪くなると、毛細血管へ血液が流れづらくなります。その結果、手足などの末端が冷えやすくなるでしょう。
ふくらはぎなどの筋ポンプ作用が低下し、血液の循環が悪くなると、むくみが生じやすくなることも。疲労物質が停滞し、肩こりや頭痛などの炎症を起こすケースも少なくありません。
また目元の血管が血行不良に陥ると眼精疲労の原因にもなります。眼精疲労によって肩こりや頭痛が生じる可能性もあるため、注意が必要です。
血液をサラサラにするために取り入れたい食べ物
血液をサラサラにするには、まず食生活を改善することが大切です。ジャンクフードやコンビニ食は控え、血液をサラサラにする作用のある食材を積極的に摂取しましょう。
ここからは、血液をサラサラにするために取り入れたい食材を5つ紹介します。
玉ねぎ
玉ねぎには、アリシンという血中のコレステロールの上昇を抑え、血液をサラサラにする作用があります。また抗酸化作用を高めたり、脂質の吸収を防ぎ、体外に排出したりする作用を持つポリフェノールも含まれています。
血液をサラサラにするアリシンを効率的に摂取するには、生の玉ねぎを薄くスライスしてサラダにしたり、すりおろしたりするのがおすすめです。水に溶け出しやすい性質を持っているため、水にさらす場合は短時間で済ませましょう。
納豆
納豆には血栓を溶かすナットウキナーゼという成分が含まれています。他にも、大豆には脂質の代謝を促すビタミンBが含まれており、脂肪が血中に停滞するのを防ぎ、血液をサラサラにしてくれます。
また大豆は、高い抗酸化作用を持っており、血液をサラサラにしてくれる上に、血管の老化を予防してくれるのも特徴です。
青魚
サバやイワシなどの青魚にも血液をサラサラにする作用があります。青魚に含まれるDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸は、血管壁の細胞膜を柔らかくし、血液をサラサラにしてくれます。他にも、EPAは血中の中性脂肪を減少させ、血栓を予防してくれるのも特徴のひとつです。
また、DHAやEPAは、人間の体内でつくることはできません。必須脂肪酸として重要な栄養素のため、健康を維持したい方は積極的に摂取しましょう。
わかめ(海藻類)
わかめや昆布などの海藻類には、アルギン酸という成分が含まれています。アルギン酸には、不要なコレステロールを排出する作用があります。コレステロールを摂取しすぎると動脈硬化を引き起こしやすくなるため、海藻類を積極的に摂取して予防しましょう。
また海藻類に含まれているヨウ素は、新陳代謝を活性化させ、血流を促進させる作用もあります。みそ汁やサラダ、小鉢などで食事に海藻類を取り入れてみましょう。
きのこ
きのこには、コレステロールや血糖値を下げてくれる食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維以外にもグアニル酸という成分が血液の塊を分解し、血圧を下げてくれる作用も期待できます。
特に椎茸は、きのこの中でも血液をサラサラにする作用が強いとされています。経口摂取でも効果的と報告されているため、積極的に摂取しましょう。
コンビニでも買える!血液をサラサラにしたい方におすすめな飲み物
血液をサラサラにするには、日頃から飲んでいる飲み物にも意識を向けましょう。コンビニで手軽に購入できて血液をサラサラにしてくれる飲み物を紹介します。
黒酢
黒酢には、血管の健康を維持してくれるアミノ酸やクエン酸が含まれています。血中に脂肪が停滞したり、血栓ができたりするのを防いでくれます。黒酢をリンゴジュースで割って飲むのはもちろん、市販の黒酢ドリンクであれば手軽に摂取できるでしょう。
緑茶や赤ワイン
緑茶や赤ワインには、ポリフェノールが多く含まれています。抗酸化作用による血管の老化や、血中のコレステロールが酸化するのを防いでくれます。特に緑茶は毎日飲みやすいため、日頃飲んでいるお茶を緑茶に変えてみてはいかがでしょうか。
また、赤ワインはあくまでもアルコールのため、飲みすぎには注意が必要です。過剰に摂取すると血管に負担がかかってしまうため、1日2杯以下に抑えましょう。
血液をサラサラにするために取り入れたい生活習慣
血液をサラサラにするには、食生活以外に生活習慣の改善も欠かせません。健康体を目指すためにも下記の生活習慣を取り入れましょう。
● こまめに水分補給を行う
● 食生活を改善する
● 運動習慣を身に付ける
● 喫煙をやめる
それぞれについて詳しく解説していきます。
① こまめに水分補給を行う
季節問わずこまめに水分補給を行いましょう。水分不足になると酸素や栄養が含まれた血液が体の隅々に巡らなくなってしまいます。
体に負担をかけないためにも、常温の水をこまめに摂取するようにしましょう。健康な成人の一日必要摂取量は、体重1kgあたり30ml~40mlが目安とされています。食事から摂取できる水分量や運動習慣、気温などに合わせて調整しましょう。
② 食生活を改善する
先ほど紹介した通り、健康的な食生活を意識することも大切です。脂質や糖質の多い食事をしていると、血液がドロドロになったり、体脂肪が増えたりと健康からかけ離れてしまいます。
血液をサラサラにする食材や飲み物をバランス良く摂取するよう意識しましょう。
③ 運動習慣を身に付ける
運動習慣がない方は、適度に運動をするよう心がけましょう。適度な運動習慣を身に付けることで、中性脂肪や悪玉コレステロールの低下などを期待できます。
さらに有酸素運動には、血管を広げる作用があります。まずは、ひと駅分歩いたり散歩をしたりなど、ウォーキングから始めてみましょう。
④ 喫煙をやめる
喫煙によって多量の一酸化炭素を吸い込むことで、赤血球が酸欠状態に陥ります。
赤血球は体中に酸素を運ぶ役割を持っています。酸欠状態に陥り、赤血球を増やそうとすることで、血管内の赤血球が増加して血液がドロドロになってしまうのです。血液をサラサラに保つためにもたばこはやめましょう。
まとめ
血液をサラサラにするには、生活習慣を整えることが大切です。脂質や糖質の過剰摂取を控えたり、適度な運動習慣を身に付けたりと、できることから始めましょう。
また玉ねぎや納豆、青魚などには血液をサラサラにする成分が含まれています。健康な血液や血管を維持するためにも積極的に摂取してみてはいかがでしょうか。