【暮らし】志茂田景樹さんも推奨!落ち込んだときはセルフ音読が効く
人前で失敗したり、良かれと思ってしたことが迷惑だったり、更年期症状でやる気が出なくて「自分はダメな人間だ」と落ち込んでしまうことって、誰にでもありますよね。そんな落ち込み時の対処法を紹介します。
モヤモヤしたら紙に書き出す
自分の心と向き合う方法として、『からだにいいこと』(2021年8月号)に掲載されていた、精神科医Tomyさんの「セルフ問診」を参考にしたのでご紹介します。
やり方は簡単。モヤモヤしたときは、6つの問いかけ対して具体的に紙に書き出すのです。
例えば…
1 誰が?→ママ友グルーブが
2 いつ?→先週の火曜日の夕方
3 どこで→子どもの学校で
4 何を?→目の前で内緒話をされた
5 どのように?→気になって頭から離れない
6 なぜか?→仲間外れになるのか!? と不安になった
モヤモヤの原因を細かく言語化してみると、自然と気持ちが整理されて客観視できます。そして、解決策を考えるようになります。
ただ、どうにもならないこともあるので、自分の気持ちを切り替える方法はたくさん持っておくといいです。
落ち込む時間を決めてタイマーをかけてみる
私はタイマーを使うことで、気持ちのオン・オフの切り替えをしています。
とりあえず20分、タイマーが鳴るまでは泣いても、布団に潜っても、ダンスをしても、歩き回っても、何をしてもOKです。
でも、タイマーが鳴ったら、別の行動をすると決めるのです。
好きなことに没頭してみる
切り替えタイマーの後は、好きなことか自分を甘やかす時間にします。自転車でお出かけするも良し、ちょっといいお茶で贅沢気分を味わったり、こねこね、まぜまぜする手作りスイーツなどもいいです。
最近の私は車の運転が好きになったので、車に感謝を述べながらの手洗い洗車!「いつも安全に快適に私を運んでくれてありがとう」とか鼻唄を歌いながら、泡で愛車がピカピカになります。適度な疲労感も泡と一緒にモヤモヤも洗い流せて、一石二鳥です。
自分に優しく読み聞かせ
いろいろな気持ちの切り替え法がありますが、今回一番おすすめしたいのは「音読」です。
以前『からだにいいこと』で読者のお悩み相談をしていた、「よい子に読み聞かせ隊」の作家・志茂田景樹さんが「音読は自分と向き合う手軽な方法。気に入った文章を何も考えず、1回10~15分ほど声に出して読めば、くよくよして気持ちは簡単には切り替えられます。自分に対する読み聞かせです」と、セルフ音読をおすすめされていました。
音読は感受性のトレーニングにもなるそうで、コツとしては
・1人になれる環境で音読すること
・ゆっくりじっくり丁寧に声に出すこと
・自分の気持ちに正直になること
感受性を鍛えることで、気持ちの切り替えもしやすくなるのだそう。
本はなんでもOK。一度読んで「いい!」と思ったものを音読するのです。感動した部分の切り取りでもいいそうです。
ちなみによく音読している本は
・『ブッダがせんせい 心を育てるこども仏教塾』(宮下真 著)
・『日本の365日を愛おしむ 毎日が輝く生活暦』(本間美加子 著)
・『精神科医Tomyが教える1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(Tomy 著)
・『未来を変える偉人の言葉』(和田孫博、塩瀬隆之 監修)
・『りんごかもしれない』『ぼくのニセモノをつくるには』『ふまんがあります』(ヨシタケシンスケ著)
・『わたし』(谷川俊太郎 著)
などです。子どもの読み聞かせで好んで読んでいた絵本ばかりですが、『ブッタがせんせい』は子どもを叱って自分も落ち込んでしまったときに、子どもにも自分にも音読していました。
本は黙読する方がほとんどだと思いますが、たまには好きなフレーズやセリフを音読して試してみてください。自分に読み聞かせてみると、穏やかな気持ちになったり、新しい気づきがふとわいてきたり、なぜか心が整いますよ。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
*この記事は著者自身の感想をもとに作成しています。