50代に入り、人生をやり直すために資格を取ろうと考えている女性もいるのではないでしょうか。本記事では、50代女性におすすめの資格を紹介します。興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

50代で人生やり直したいなら資格取得がおすすめの理由とは？

50代で再就職をしたり、収入アップを狙ったりするには、資格取得がおすすめです。資格取得がおすすめの理由は、下記の通りです。

• 経験やスキルによって差別化を図れる
• 資格が必須な仕事に就ける
• 資格取得で得た知識を生活に役立てられる
• 努力をすることで自分に自信がつく

1つずつ見ていきましょう。

経験やスキルによって差別化を図れる

資格を持っていることで、周囲との差別化を図れます。資格によっては、一定年数の経験や技術が必要です。ある程度の経験や技術を持っていないと取得できない資格であれば、就職先からの評価も高くなるでしょう。

また資格があれば実務経験がない場合でも、能力や努力を評価してもらえます。無資格では採用される確率や給与などに大きな差がつくため、資格を持っていたほうが有利です。

資格が必須な仕事に就ける

専門的な仕事をするには、資格取得が欠かせません。社労士や公認会計士、薬剤師などの資格は「独占業務資格」と呼ばれ、その資格を持っていないとできない業務があります。そういった職業では、資格を持っていると採用されやすくなるでしょう。

また専門性の高い仕事は、その分給与が高い傾向にあるため、安定した生活も見込めます。資格取得のハードルは高いものの、人生をやり直したい方にはおすすめです。

資格取得で得た知識を生活に役立てられる

資格取得で得た知識を生活に役立てられるケースもあります。一例としてFP（ファイナンシャル・プランニング技能士）は、年金や生命保険など生きていく上で知っておきたい知識を身に付けられます。家計管理について学ぶこともできるため、今後の人生で役立つ場面も多いでしょう。

努力をすることで自分に自信がつく

資格取得は、就職に有利なだけではありません。資格を取得するために仕事と両立して勉強をすることで、自分に自信がつきます。

努力する過程で「50歳だけど難しい資格を取れた」「育児と家事を両立して資格を取れた」と自己肯定感の向上を期待できるのも魅力のひとつです。

50代が再就職しやすい資格を選ぶ際のポイント

人生をやり直すには、むやみに資格を取ればいいわけではありません。再就職しやすい資格を選ぶポイントは、下記の通りです。

• 実績や社会経験が生かせる資格であるか
• 自分に合っている資格であるか
• 取得までにかかる期間や費用は問題ないか

それぞれについて詳しく解説していきます。

実績や社会経験が生かせる資格であるか

多くの会社は、即戦力を求めています。そのため、実績や社会経験を生かせる資格を取得するのがおすすめです。また新しいジャンルの資格を取るよりも、経験や知識があるものを選ぶことで、勉強時間の短縮もできます。

資格の中には、一定期間の実務経験が必要なケースもあるため、自分に優位な資格を探してみましょう。

自分に合っている資格であるか

自分に合っている資格を選ぶことも大切です。自分のレベルや性格などに合っていないと、資格の勉強がおっくうになってしまい、続かないケースも少なくありません。逆に自分に合っている資格を選べば、スムーズに資格の勉強が進みます。

さらに就職後も長く働ける可能性が高いでしょう。また自分の適性がわからない場合は、通信講座サイトなどで実施されている講座診断を受けてみるのがおすすめです。

取得までにかかる期間や費用は問題ないか

取得までにかかる期間や費用も確認したい部分です。一般的に難易度が低いとされている資格でも最低20時間の勉強時間は必要とされています。さらに、資格の試験日は決められているケースが多く、それに向かって勉強のスケジュールを立てなくてはなりません。

中には、高い教材費や研修費用がかかる資格もあるため、期間や費用は必ず確認しておきましょう。

50歳からでも取得できるおすすめの資格5選

50歳からでも取得できるおすすめの資格は、下記の5つです。

• 簿記
• 医療事務認定実務者
• 登録販売者
• 介護福祉士
• ファイナンシャル・プランニング技能士

他にもさまざまな資格があるため、実務経験や資格取得のハードルなどを確認し、自分に合ったものを選びましょう。それぞれの資格について詳しく解説していきます。

簿記

1つ目は簿記です。簿記とは、事業活動における資金の流れを記録し、経営成績などを把握するための記録作業のことを指します。簿記検定を持っていると、企業の経理部門や会計事務所などで働くのに有利です。

主に簿記検定は、日商・全経・全商の3種類があります。日商が一番ハードルが高く、就活やキャリアアップにおすすめです。また日商簿記は、1級〜3級に分かれています。何級からでも受けられるため、事務などの経験がある方は、2級から受けてもよいでしょう。

医療事務認定実務者

医療事務認定実務者は、医療事務に関する基礎的なことが身に付いていることの証明になります。過去に医療事務をやっていた方や現在働いている方は、取得しておくと就職で有利になりやすいでしょう。

試験は、主に学科試験と実技試験があります。学科試験はマークシート形式であり、実務試験は資料や電卓の持ち込みが可能なため、初心者でも挑戦しやすい資格です。

登録販売者

登録販売者は、第2医薬品や第3医薬品などの一般医薬品の販売を行う国家資格です。ドラッグストアや薬局で風邪薬や鎮痛薬を販売するには、薬剤師か登録販売者を配置することが必須です。薬の販売以外にも、購入者の相談にのるなどの業務も行います。

また資格の取得には、登録販売者試験を受けなくてはなりません。さらに一般医薬品を販売するには、2年以上の実務経験が必要です。

介護福祉士

介護福祉士は、利用者の身体介助や生活支援に加え、家族へのアドバイス業務やスタッフのマネジメントなどを行います。勤務場所は、高齢者福祉関係が約8割です。

また介護福祉士は、介護職に関する資格の中で唯一の国家資格であり、取得後は更新の必要がないのもポイントです。過去5年の合格率は70%前後であり、比較的難易度が低いため、介護職を検討している方は取得しておくとよいでしょう。

ファイナンシャル・プランニング技能

ファイナンシャル・プランニング技能士は、ファイナンシャル・プランニングに必要な資格を身に付けられる資格です。家計管理や相続、お金など生きていく上でも必要な知識を身に付けられます。

また3級は、合格率が7割以上と高く、初心者でも取得しやすい資格です。高齢化によりファイナンシャル・プランニング技能士の需要は高まっている傾向にあるため、どの資格を取得しようか悩んでいる方におすすめです。

まとめ

50代で人生をやり直したい女性は、まず資格を取得するのがおすすめです。資格にはさまざまな種類があり、初心者から実務経験がある方までそれぞれに合ったものが見つかります。

本記事で紹介した資格は、初心者でも取得しやすい資格です。さらに就職に有利になりやすいため、興味がある方はぜひチェックしてみてください。