30代で人生をやり直したい女性向け!役立つ資格を紹介
本記事では、30代で人生をやり直したいと考えている女性に向けて役立つ資格を紹介します。「再就職をしたい」「キャリアアップに必要な資格を知りたい」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
資格を取得すれば人生やり直しできる?
結論からお伝えすると、資格を取得すれば必ず人生をやり直せるわけではありません。全ての企業が資格を重視しているわけではなく、その他の実務経験やスキルなども含め総合的に判断されます。
一例として、学生時代に取得した英検が就職に役立つかといえばそうではありません。英語の能力を欲している会社はもちろんありますが、英検よりもTOEICのほうが重視されている傾向にあります。
このように、むやみに資格を取得するのではなく、自分の目標や目指している部分で必要とされている資格を取ることが大切です。
30代女性が人生やり直しできる資格を選ぶポイント
「30代女性が人生をやり直すにはどのような資格があるの?」と疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。資格を選ぶポイントをまとめました。
- 未経験でも就職や転職に役立つ資格であるかをリサーチする
- 資格取得にかかる期間や費用が現実的であるかを確認する
- 現在だけでなく将来性を踏まえて資格を選ぶ
それぞれについて詳しく解説していきます
未経験でも就職や転職に役立つ資格であるかをリサーチする
まずは未経験でも就職や転職に役立つ資格であるかをリサーチしましょう。
資格によっては、実務経験が一定期間必要であったり、資格を持っていても実務経験を重視されたりするケースがあります。また、求人が男性中心である可能性もあるため、女性が活躍できるかどうかも詳しく調べましょう。
リサーチする際は、希望職種の募集要項をいくつか見てみるのがおすすめです。持っていると有利になる資格などが記載されているケースが大半です。他にも、未経験可やアルバイトやパートが可能かもチェックしておくとよいでしょう。
資格取得にかかる期間や費用が現実的であるかを確認する
資格取得にかかる期間や費用も確認したい部分です。家事や育児が忙しい30代女性は、まとまった勉強時間や費用を確保できないケースも少なくありません。
そこに膨大な資格勉強時間が必要な資格取得を目指してしまうと、途中で挫折しやすくなってしまいます。そのため、現実の生活から捻出できる勉強時間や費用を改めて確認しておきましょう。
現在だけでなく将来性を踏まえて資格を選ぶ
取得する資格は、将来性も踏まえて選びましょう。資格を取得することだけが目的になってしまうと、せっかく取得した資格を生かせずに終わってしまう可能性もあります。
他にも一過性の資格や趣味的な資格は、将来的に役に立たない可能性もあるため、よく考えて選ぶことが大切です。
30代女性が人生やり直しする際におすすめの資格
30代女性が人生のやり直しをする際におすすめの資格は、下記が挙げられます。
- 行政書士
- 宅建士
- ファイナンシャル・プランニング技能士
- 登録販売者
ここからは、それぞれの資格の詳細とおすすめの理由を紹介します。
行政書士
1つ目は、行政書士です。行政書士とは、国政と行政のパイプ役を担う法律の専門家です。最も身近な街の法律家とも呼ばれており、国家資格となっています。
資格の詳細
資格名 | 行政書士 |
受験資格 | 年齢や学歴、国籍問わず受験可能 |
資格勉強時間の目安 | 500時間〜1,000時間 |
合格率 | 10%前後 |
行政書士は、基本的に実務経験がない方でも受けられます。就職先は、士業事務所や一般企業などさまざまあるため、柔軟な働き方を希望する方にもおすすめです。
おすすめの理由
行政書士がおすすめの理由は、下記の通りです。
- 法律事務所や弁護士事務所に就職したい人に有利
- 企業勤めだけでなく独立開業も目指せる
- 法律知識を私生活にも生かせる
- 柔軟に働けるため、生涯現役で働くことも可能
宅建士
宅建士とは、不動産取引の専門家です。不動産の売買に必要不可欠な存在のため、不動産業界を目指している方は取得しておくと有利でしょう。
資格の詳細
資格名 | 宅地建物取引士 |
受験資格 | 国内居住者であれば年齢や学歴問わず受験可能 |
資格勉強時間の目安 | 300時間〜500時間 |
合格率 | 15%〜18% |
不動産の売買は高額になるため、宅建士が重要事項を説明します。この業務は、宅建士のみできる業務です。不動産売買の需要がある限りは宅建士が必要になるため、商売が安定した職業ともいえるでしょう。
おすすめの理由
宅建士がおすすめの理由は、下記の通りです。
- 独占業務がある
- 不動産事務所には必ず宅建士が必要である
- 不動産以外にも金融や建設業界でも資格を生かせる
- 独立開業を目指すことも可能
不動産事務所の従業員は、5人に1人は宅建士でなければならないという決まりがあります。そのため、不動産業界を目指している方は、宅建士を取得しておくと有利になりやすいでしょう。
ファイナンシャル・プランニング技能士
ファイナンシャル・プランニング技能士はお金の専門家であり、「FP」とも呼ばれます。国家資格のため、信頼度の高い資格といえるでしょう。主に家計管理や年金、資産運用などの包括的なコンサルティング業務を行います。
資格の詳細
資格名 | ファイナンシャル・プランニング技能士 |
受験資格 | FP業務に従事しているまたは従事しようとしている |
資格勉強時間の目安 | 40〜50時間 |
合格率 | 83.14% |
ファイナンシャル・プランニング技能士は、1級・2級・3級の3つがあります。資格取得を目指している方は、まず3級を取得しましょう。3級は、FP業務に従事しているまたは従事しようとしている方であれば、誰でも受験できます。
おすすめの理由
ファイナンシャル・プランニング技能士がおすすめの理由は、下記の通りです。
- 金融や不動産業界で活躍できる
- 実務経験を積んだ後は独立開業も目指せる
- 知識を自分自身の生活にも生かせる
FPの活躍の場は、金融業界や不動産業界などさまざまです。実務経験を積んだ後は、独立開業も目指しやすいでしょう。
また年金や資産運用などお金についての理解を深められるため、自分自身の生活にも役立てやすいのがメリットです。
登録販売者
登録販売者とは、ドラッグストアなどに在籍している一般医薬品を販売できる専門家のことを指します。ドラッグストアなどは、薬剤師か登録販売者がいないと、第二医薬品や第三医薬品を販売できません。
資格の詳細
資格名 | 登録販売者 |
受験資格 | 年齢や学歴問わず受験可能 |
資格勉強時間の目安 | 80時間 |
合格率 | 44% |
登録販売者は、学歴など問わず誰でも受験可能です。しかし、合格率が44%と低いため、しっかりと勉強をしてから受験しなくてはなりません。
おすすめの理由
登録販売者がおすすめの理由は、下記の通りです。
- ドラッグストア以外でも活躍の場が多い
- 自分に合った働き方を選びやすい
- 開業許可や販売許可を取得できればより柔軟に働ける
- 医薬品の知識は私生活にも生かせる
登録販売者は、ドラッグストア以外にもスーパーやホームセンターなど活躍できる場が多くあります。さらに場所によっては、正社員だけでなくアルバイトやパートでも求人が出ているため、自分に合った働き方をしたい方にもおすすめです。
まとめ
30代で人生をやり直したい女性は、資格取得がおすすめです。しかし、ただ資格を取ればよいわけではありません。就職で有利になるか、将来性があるかなど自分の人生で生かせる資格を取ることが大切です。
また本記事で紹介した資格以外にもさまざまな資格があるため、よくリサーチし、自分に合った資格を見つけましょう。