60代女性必見!60歳からできる資格不要かつ定年のない仕事を紹介!
60歳を過ぎても働きたいと考える女性も多いのではないでしょうか。この記事では、60歳からできる、資格がいらない仕事を紹介します。定年のない仕事も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
60歳を過ぎても働く人は増えている
近年、日本では60歳を過ぎても働く人が増加しています。総務省統計局が2023年に発表した「統計からみた我が国の高齢者」によると、2022年の高齢者(65歳以上)の就業者数は912万人で、過去最高を記録しました。65〜69歳の女性の有業率は41.4%に達しています。
一方で、非正規雇用の比率も上昇しており、定年後の再就職は難しいのが現状です。このため、多くのシニアがアルバイトやパートなどの柔軟な働き方を選び、社会活動を続けています。
60歳からの仕事選びのポイント3つ
年齢を重ねるにつれ、仕事を探すことに不安を感じる方も多いでしょう。ここでは、60歳からの仕事選びのポイントを紹介します。どのように仕事を選べばいいか困っている方は、ぜひ参考にしてください。
①人生経験が生かせるか
これまでの人生経験は仕事選びにおける重要な要素となります。長年の知識や経験が直接的に生かせる仕事に就くことが理想です。それが難しい場合は、間接的に生かせる仕事を見つけるとよいでしょう。
例えば日本語教師は、日本語を教える技術を学びながら、過去の仕事や子育て経験、学校での経験などを生かし、日本の文化や習慣を教えられます。長年積み重ねてきた知識や洞察力を生かすことが可能です。
②体力的な負担は少ないか
長期間にわたって働くための体力的な負担を考慮することも重要です。工事現場など体力が要る仕事は避けたほうがいいでしょう。特に体力に自信のない方は、近年増えている在宅のリモートワークがおすすめです。
リモートワークの場合、自分のペースででき、身体的な負担を最小限に抑えられるため、長く働き続けることが可能です。このように、体力的な負担を考慮した仕事選びが重要なポイントとなります。
③理想の働き方に合っているか
シニア世代に限らず、自分の理想に合った働き方を選ぶことはどの世代にとっても大切といえます。考えられる働き方には、正社員、派遣社員、パート、個人事業主(フリーランス)があります。多くのシニアは、定年後に非正規雇用で働くのが一般的です。
正社員ではなく、自分の時間を柔軟に使えるパートや個人事業主などが特におすすめです。例えば、シフト制や自分で稼働時間を決められる働き方は、家族や趣味の時間が大切な人にとって理想といえるでしょう。
60歳からの定年のない仕事の探し方
仕事選びのポイントをチェックしたら、仕事を探しましょう。ここでは、定年のない仕事の探し方を紹介します。以下の3つを活用してみましょう。
ハローワーク
ハローワークは求人情報を手に入れるのに適しています。ハローワークの職員に職種や条件を伝えると、自分に合った求人を探す手助けをしてくれるでしょう。
自分で情報を探すのが大変な場合や、パソコンが使えない場合でも、安心して相談できます。定年後の仕事を探しているなら、まずはハローワークを訪れてみるのがおすすめです。
求人情報サイト
インターネットには多くの求人情報サイトが存在します。シニア向けの転職サイトや求人掲載サイトも豊富です。これらのサイトを利用すれば、自分に合った仕事を見つけられるでしょう。
例えば、キーワードで検索すると、年齢制限がない求人に直接応募することが可能です。インターネットを活用すれば、自宅から手軽に多くの求人情報にアクセスし、新たなキャリアの選択肢を広げられます。
シルバー人材センター
シルバー人材センターは、都道府県知事によって指定された公益社団法人です。高齢者の方々が働くことを通じて生きがいを得るとともに、地域社会の活性化に貢献することを目的としています。
仕事を受けるには会員登録と年会費の支払いが必要です。地域の家庭や企業、公共団体から依頼された仕事を受注し、会員登録している高齢者の中から適任者に割り振ります。就業できる日数や時間には制限があり、報酬は仕事ごとに定められます。
資格がなくてもできる!60代女性におすすめな定年のない仕事
ここでは、60代でもできる定年のない仕事を紹介します。資格がなくてもできる仕事もあるので、ぜひ参考にしてください。
家事代行
共働きの夫婦が増え、家事に対する需要が高まっている中で注目されている仕事が家事代行です。家事代行とは、依頼主の自宅で清掃、洗濯、料理などの家事を代行します。特別な資格やスキルは必要ありません。
家事の経験や得意な作業が生かせるので、掃除や料理が好きな人に最適です。1人で黙々と作業を進めるので、「人と関わりたくない」「自分のペースで仕事がしたい」という方にも向いています。
調理師
料理やコーヒー好きの方であれば、調理師への道が魅力的に感じるのではないでしょうか。調理師として働くには、調理師免許が必要です。免許は、2年以上の調理業務経験を積むか、厚生労働大臣が指定する養成施設で学びを経て取得します。
過去に飲食業界で経験がない場合でも、免許取得のために養成施設に通えます。一部の施設では1年で免許を取得できるプログラムも提供しており、早期に開業を目指す方におすすめです。
介護職
高齢化社会の中で、需要が高まっているのが介護福祉士です。介護福祉士は、高齢者や障がいを持つ方の身体介助や生活支援を行います。具体的には、入浴や食事の介助、日常生活の支援、家族への介護に関するアドバイスなどが含まれます。
特に、50代や60代以上の女性が多く活躍している職業です。老人ホームやデイサービス、介護ホテル、訪問介護などさまざまな施設で行われています。資格がなくても働けますが、国家資格の介護福祉士を取得すると、仕事探しが有利になるでしょう。
清掃
清掃も、60代の女性にとって始めやすい仕事のひとつです。未経験でも簡単に始められ、年齢を問わない求人が多いので、多くのシニア世代に選ばれています。また、男性による女性トイレの清掃が避けられる傾向から、女性スタッフの求人が多いのも特徴です。
清掃は、正社員として働くこともできれば、家事や趣味の合間に働くことも可能です。フルタイムからパートタイム、シフト制まで幅広い選択肢があります。
レジスタッフ
スーパーのレジ打ちは内容がシンプルで、未経験でも始めやすいためおすすめです。商品のバーコードをスキャンし、会計後に商品をお客さまに渡します。近年ではキャッシュレス決済の導入も進んでいます。
機械が苦手な方でも事前に仕組みを理解しておけば安心です。また、スーパーは日常生活でよく訪れる場所であり、なじみのある環境で働けるのも安心材料です。顧客とのコミュニケーションも図れるため、社会とのつながりも保てるでしょう。
まとめ
60歳以降も働きたいと考える女性は少なくありません。60歳以降の仕事探しは、体力面や経験値に合った仕事を選ぶことがポイントです。ハローワークや求人サイトを活用して、自分に合った仕事を見つけましょう。
家事代行や清掃は資格がなくても働けるためおすすめです。60歳以降もバリバリ働きたいという方は、調理師や介護士の資格取得も検討してみましょう。この記事を参考に、定年のない仕事を見つけ、理想の働き方をしてみてはいかがでしょうか。