かかとのガサガサを改善! 角質を取り除く入浴法&日常ケア
薄着をしたくなる季節。サンダルから“ガサガサかかと”がのぞくと、お手入れ不足がバレバレです。冷えや刺激で角質が厚くなると、乾燥してガサガサに……!早めのケアで、たまった角質を取り除きましょう。
目次
体重が足裏を圧迫! 血行不良でガサガサに
ひじやひざと違い、メラニン細胞が少ないかかとは黒ずみにくい部位です。でも、体重を受けとめているかかとは、もともと角質層が厚いために表面が乾燥しやすく、すぐガサガサに。また、冷え性の人ほど血流が悪く、ターンオーバーが遅れて、硬い角質がどんどん厚くなります。
ケアには自然素材の重曹がおすすめ。重曹は弱アルカリ性なので、角質のたんぱく質に作用。肌の凹凸に入り込み、角質を柔らかくして浮かせます。
角質落としは、肌にマイルドに作用する重曹で
重曹は、海や湖、天然温泉のお湯などにも含まれ、自然界にあるもの。人間の体内にも存在するものなので、マイルドな作用でたまった角質をオフできます。特に料理に使える“食用グレード”が、粒子が細かくて肌に安心です。
重曹&日本酒入浴でつるすべかかとに
重曹と日本酒を入れたお風呂であたたまるだけのお手軽ケア。入浴している間じゅう、重曹が硬くなった角質を柔らかくして取り除いてくれます。日本酒は安いものでOK。バツグンの保湿&保温効果で、肌の潤いや血流もアップします。
【1】お風呂に重曹と日本酒を入れる
お湯をはった湯舟に、重曹大さじ1と日本酒100~200mlを入れて、全体を混ぜます。
【2】いつも通りに入浴する
普段と同じように入浴します。かかとは特にこすらなくても、重曹が溶けたお湯に入っているだけでOKです。
プラスケア 足グーパー運動でガサガサ予防に
湯舟の中で足指で、じゃんけんのグーとパーを交互に繰り返す「グーパー運動」をすると、足の血流が良くなり、ガサガサ予防になります。お風呂以外でも、気がついた時にこの運動を習慣にして。
「重曹ソルトマッサージ」でトリプル効果
重曹でゴワついたかかとの角質をゆるめながら、塩で柔らかくこすってマイルドなスクラブを。さらにオリーブオイルで潤いを。硬い皮膚が次第に柔らかくなります。
【1】重曹、塩、オリーブオイルを混ぜる
重曹小さじ1、塩小さじ2、オリーブオイル小さじ1/2を容器に入れて混ぜ合わせると、ざらざらしたスクラブに。肌に安心な天然塩がおすすめです。
【2】かかとに塗ってマッサージ
半量ずつ左右のかかとに塗り広げて、指先で軽く転がします。特に角質がたまってカチコチの部分は丁寧に。終わったらボディソープで洗いましょぅ。
運動と靴選びで、かかとガサガサを予防
足上げ下げ運動でかかとの血流アップ
ガサガサかかとにならないためには、足の血行促進が大切。イスに座ったまま、片脚ずつひざ下を上げたり下げたりして、血めぐりをアップ。
中敷きが柔らかい靴を履く
硬くて薄い中敷きの靴は、血行を悪くします。これがガサガサかかとの原因に。靴を選ぶときは、柔らかくてクッション性のある中敷きのものを。
たまった角質がとれて、ガサガサの大きなタテ線も目立たなくなりますよ。一皮むけたようなやわらかかかとで、サンダルを颯爽と履きこなしてくださいね!
撮影/福島章公 モデル/ 松井由貴美
イラスト/ 藤田美穂
(からだにいいこと2015年6月号より)
[ 監修者 ]