ゾクゾクしたら即貼って!「背中カイロ」で寒気STOP、免疫力UP!
風邪のひき始めに寒気がするのは、体温が下がって代謝酵素の働きが低下しているため。そこで医師が実践する、カイロで速やかに体温を上げて、からだが持つ自然治癒力を上げる方法を伝授。ウイルス撃退だけでなく、さまざまな冷えからの症状にもどうぞ ♪
肩甲骨の間を温めてほぐし、寒気を封じ込める
「風邪のひき始めに感じる寒気は、体温が下がって血の巡りが悪くなり、代謝酵素の働きが鈍くなっている合図です。体温を上げて自然治癒力を高め、ウイルスを寄せ付けないようにする必要があります」
そう語るのは、29年間風邪でダウンしたことがないという医師の長谷川嘉哉さん。そんな長谷川さんが体温を上げるために自ら実践しているのが「背中カイロ」です。冬場に使い捨てカイロで背中を温めてみたところ、低体温と頻尿が改善され、風邪もひかなくなったそう。
「カイロを貼る位置は、肩甲骨の間。太い血管が走っているので、一気に全身が温まります。腰も冷えを感じやすい場所なので、おへその真裏あたりにカイロを貼ると、だんだん下半身がポカポカしてきます」
もしそれでも寒気がおさまらない場合は、「お腹カイロ(おへそから指2本分下あたりにカイロを貼る)」も、効果あり。
カイロを貼るのはココ!
【低温やけどに注意!】
触ってすぐ「熱っ!」とわかる高温のやけどと違い、気がつかないうちにやけどを負って重症化させてしまいがちなのが、低温やけどの怖いところです。
下の注意事項を守って、低温やけどをしっかり防いで。
1)Tシャツなど服の上から貼る。
(薄手の下着や保温インナーは不可)
2)カイロを貼った部分を圧迫しない。
(パンツとガードルの間に貼るなどもNG)
3)「熱い」と少しでも感じたら、すぐにカイロを外すこと。
4)絶対にカイロをつけたまま寝ない。
5)心臓や頭部、脇の下には貼らない。
吐き気を感じたり、頭痛やめまいが起きる可能性あり。
【長谷川さんおすすめの温かさが持続するカイロ】
・「桐灰」など日本のメジャーなメーカーが作ったもの
・今シーズンに製造されたもの風邪のひき始めには、すかさずカイロで温めて自己治癒力を応援して!
撮影/新山貴一 モデル/小林千鶴
(からだにいいこと2019年2月号より)