60代一人暮らしで大切にしたいこととは?悩みやおすすめの趣味も紹介
本記事では、60代の一人暮らしで大切にしたいことやおすすめの趣味などを紹介します。「もっと豊かに楽しく生きたい」と考えている60代一人暮らしの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
60代で一人暮らしをしている人は多い?
老後に一人暮らしをしている方は年々増加しています。その中でも65歳以上で一人暮らしをしている方は、内閣府の「令和2年版高齢社会白書(全体版)」によると、2015年時点で女性は21.1%、男性は13.3%と、女性のほうが多いようです。
出典:内閣府「令和2年版高齢社会白書」
60代で一人暮らしをしている理由は、下記のようなものがあります。
- 独身である
- 離婚をした
- 配偶者と死別した
- 子どもが独立した
特に60代になると配偶者と死別したり、子どもが独立したりといったことから、一人暮らしをしている方も珍しくありません。
60代が一人暮らしをしていて悩むこと
60代が一人暮らしをしていると、若者とは異なり特有の悩みが出てきます。一人暮らしの60代の悩みとしては、下記が挙げられます。
- 親しい友人がいない
- 人と交流する機会が少ない
- 生きがいや楽しみがない
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
親しい友人がいない
60代になると、親しい友人がいないことに悩む方が多くいます。親しい友人がいないと、外出して話をしたり、一緒にご飯を食べたりする機会も減ってしまいます。長い間1人で家にいると、寂しさを紛らわすのも難しいでしょう。
親しい友人がいない場合は、地域のコミュニティに参加したり、何か趣味をつくったりするのがおすすめです。交友関係が広がると、自然と外に出る機会も増えるため、健康維持にもつながるでしょう。
人と交流する機会が少ない
定年退職を迎えると、人と交流する機会が減少します。一人暮らしの場合は、意識的に外出したり、人と会ったりしない限りは、他人と交流する機会がありません。他人と交流する機会が減ってしまうと、認知機能や身体機能の低下につながります。
また最近では、近所付き合いが減っています。昔は近所付き合いで人と顔を合わせることもありましたが、最近では身近な交流も少なく、孤独を感じやすい状況になっているといえるでしょう。
生きがいや楽しみがない
昔は仕事や子育てなどの生きがいがあったものの、60代になり仕事などがなくなることで、楽しみがないと悩んでいる方もいます。特に一人暮らしは、趣味や友達がいないと、生きがいがなく、毎日ダラダラと過ごしてしまう方も少なくありません。
生きがいがないと、家に引きこもり、塞ぎ込んでしまう方も多いため、意識的に人と交流したり、趣味を見つけたりすることが大切です。
60代が豊かに生きるために心がけたいこと
親しい友人がいなかったり、生きがいがなかったりなどの悩みを持っている60代一人暮らしの方は少なくありません。そのような方が豊かに生きるために心がけたいことをまとめました。
- 健康に気を使う
- 資金計画を立てる
- 趣味や仕事の目標を決める
1つずつ詳しく解説していきます。
健康に気を使う
豊かな生活を送るためには、健康でいる必要があります。どんなに資金や時間があっても、体が動かなければ趣味や仕事を楽しめません。
そのため、まずは健康に気を使いましょう。運動習慣がない方は、軽いウォーキングやストレッチなどから始めるのがおすすめです。ジムに通うなど運動習慣がある方は、これからも継続できるよう、健康を維持していきましょう。
資金計画を立てる
60代など早いうちから資金計画を立てておくことで、老後をより豊かに過ごせます。資金計画を立てるには、まず1カ月の食費や家賃、光熱費などを一通り把握します。その後、将来に必要なお金を計算してください。
そして老後に必要なお金と現在の支出、貯金を踏まえて自由に使えるお金を把握しておきます。自由に使えるお金と必要な費用を把握しておくことで、趣味や孫との生活なども心置きなく楽しめるでしょう。
趣味や仕事の目標を決める
趣味や仕事の目標を決めておくことも大切です。趣味であれば「◯日までに作品を完成させる」「1日1時間以上は歩く」など目標を明確にすることで、アクティブに生活できます。
一方で目標を決めずにいると、ダラダラ過ごしてしまったり、1日を無駄にした気分になったりする可能性があるため、無理のない範囲で目標を決めておきましょう。
60代が一人暮らしで楽しく生きるためにはじめたいこと
健康に気を使い、資金計画を立てるなどの基盤が整った後は、楽しく生きるために新しいことにチャレンジしてみましょう。60代が挑戦しやすいことを集めました。
- 新しい仕事を始める
- 習い事や趣味を見つける
- ジム通いやヨガを始める
- ボランティア活動に参加する
- パートナーを見つける
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
新しい仕事を始める
定年退職後に新しい仕事を始めてみるのもよいでしょう。今までの経験や知識を生かして働くことができます。「60代でも働けるの?」と不安を抱いている方もいるかもしれませんが、実際には60代で働いている方は多くいます。
私生活で不足しがちな人との交流も楽しめるため、仕事以外の楽しみも見つけやすいでしょう。アルバイトであれば、勤務時間や日数も柔軟に対応してもらえるため、無理せずに働けるのもメリットです。
習い事や趣味を見つける
習い事や趣味を見つけて、楽しみを増やすのもおすすめです。楽しみだけでなく、習い事で新しいことをしたり、頭を使ったりすることで脳の活性化も期待できます。毎日刺激を受けることで、認知症予防にもつながります。
また習い事や趣味などの好きなことが共通している人と出会うため、意気投合しやすいのもポイントです。好きなことの話題で盛り上がることで、親しい友人もつくりやすいでしょう。
ジム通いやヨガなどを始める
ジムに通ったり、ヨガを始めたりすることで健康維持につながります。ジムと聞くと、若者が行くイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。しかし、最近ではシニア向けのジムやプログラムも増えています。
毎日のジムやヨガを習慣化させ、身体づくりを行っておくことで、老後も自立した生活を長く送れるでしょう。興味がある方は、まず近くのジムで体験レッスンを受けるのがおすすめです。
ボランティア活動に参加する
社会貢献をしたい方は、ボランティア活動に参加するのがおすすめです。60歳以上でボランティア活動を行っている方は多く、同年代の方と出会う機会も増えるでしょう。定期的に参加することで、社会貢献だけでなく、友人ができてより楽しくなります。
またボランティアに参加することで、外出機会が増えたり、身体を動かすことで体力維持につながったりとさまざまなメリットがあります。
パートナーを見つける
一人暮らしに不安や寂しさを感じている方は、パートナーを見つけるのもよいでしょう。パートナーと一緒に暮らすことで、毎日会話をしたり、ご飯を食べたりする機会が増えていきます。一緒に習い事などを始めることで、より楽しみや生きがいが増えるでしょう。
最近では、シニア向けのマッチングアプリやパーティーなども増えているため、興味がある方は積極的に参加してみてはいかがでしょうか。
まとめ
60代で一人暮らしをしている方は少なくありません。しかし、多くの方が寂しさなどの悩みを抱えて生きています。より楽しく生きるには、趣味を見つけたり、仕事を始めたりなど新しいことにチャレンジするのがおすすめです。
また楽しく生きるには、健康であることが欠かせません。無理のない範囲で運動をしたり、資金計画を立てたりして老後を楽しみましょう。