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背伸びする女性

【暮らし】健康の秘訣は五臓バランス!“臓活”でゆるりと不調改善

お祭りや花火大会など、楽しいイベントに心踊る夏。私は小豆アイスやかき氷が好きで、今年も夏の甘味を満喫しています。今回は東洋医学の考え方に沿った、日常生活で実践している健康維持の秘訣を紹介します。

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食事時間と睡眠時間を一定に

私は、食事の質にこだわった1日3食を基本とし、朝7時、昼12時、夜18時と食事時間を決めています。しかしながら、生活スタイルや仕事の状況により、時間通りに3食摂ることは難しい時も。そんな時に意識しているのは、朝ごはんを7時に摂れなくても7~9時の間に必ず摂ることです。なぜこの時間に設定しているかというと、飲食物を気や血などのエネルギーへ変換してくれる脾(ひ)が活発に動く時間帯に関係しています。

脾は9~12時頃が一番活動的になるといわれています。そのため、脾が動き出す前に朝ごはんを食べて栄養吸収をしておくことが大切なのです。

また、夜は22時を目安にお布団へ。理想は23時までに眠ることです。睡眠は体の代謝機能を働かせ、血を貯める「肝」の働きへの準備もしてくれているとのこと。そして、血を貯める作用が最も働く時間は1~3時。そのため、23時までに寝ることは絶対条件に。夜更かしは、血の不足により翌日の不調に繋がるので、気をつけています。

規則正しい食生活と睡眠を5年以上継続していますが、便通リズムが整い、ニキビの消失や、寝不足や目の酷使によるクマ改善が目に見えた形で効果を実感しています。

心身の気を巡らす薬膳食と飲み物

薬膳食と飲み物

漢方世界では、「気」は体を作る基本物質とのこと。「血」と「水」は独自で動けないため、気のエネルギーが必要なのだそう。気・血・水すべてが揃い循環することで、心身バランスも整ってくるようです。

季節問わず食事に取り入れている食材として、もち麦や玄米の穀物類、大豆やきのこ類、梅干しなどです。炭水化物は身体や脳のエネルギーにもなり、豆やきのこは胃の消化機能や新陳代謝を高める働きがあるため、気を補うために大切。

夏に積極的に食べているのが、なすと鯨の味噌汁。なすは体内の熱を冷ましたり、むくみ改善効果が。また、鯨は虚弱体質や貧血改善として血を補う働きがあるとのこと。

そして、食後は温かい飲み物でリラックス。 最近飲んでいる”ゆさぶる茶”は、はと麦や小豆、みかんの皮など7種類の原材料を使用したハーブティーです。はと麦については、身体に溜まった余分な水分を排出する働きに加え、ニキビなどの皮膚トラブルにも良いとされています。

ゆさぶる茶

私はホルモンバランスやストレスが肌に反映されやすいですが、ニキビができても悪化する頻度が減ったように感じています。

身体に取り入れる食材や飲み物選びも大切に、良い気の巡りへの循環を意識することが、病気になりにくい心身の土台にもなるのではないでしょうか。

指もみで刺激を与える

ストレスを感じた時に行っているのは指もみマッサージです。気の不調は自律神経を乱す原因となることも。

指もみ

そこで仕事中や外出先で実践していることは指もみです。やり方はゆっくりと深く息を吐きながら、手の爪の脇を指の腹で心地よいと思う強さでもむだけです。

薬指の先には、心身を活動モードにする交感神経通っており、その他の指先は心身をリラックスモードにする副交感神経が通っているのだそうです。そのため、大切な会議前などに薬指を刺激すると、本気モードへと気持ちを切り替えて取り組めることも。

また、スムーズな入眠がしたい時も簡単にできるため、おすすめです。用途や場面に応じて応用しながら刺激を与えつつ、ツボを痛気持ちいい程度の強さで押すことを習慣にしています。

五臓バランスを整えるセルフ養生

難しく感じられがちな五臓バランスを整える養生的考えですが、生活の一部に意識を向けることで、心身不調の原因が身体の内側からの疲労であることに気付けるようになってきました。

健康状態が悪い時は特定の症状緩和だけでなく、不調への根本的な解決にフォーカスを当てられるのが東洋医学の魅力と感じています。

できるだけ薬に頼らず、今の五臓状態と向き合いながら、不調緩和や体質改善を含めた免疫力向上へとつなげていきましょう。

*この記事は著者自身の感想をもとに作成しています。

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