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非常食イメージ

【食】備えて安心!ホッと安心できる「自家製保存食」で防災対策

地震が多い地域に住んでいます。以前大きな地震に遭い、「食」が心の支えとなる体験をしました。非常時だからこそ、ホッと安心できるものを口にすることで少しでも心を落ち着かせることができたら…と思うのです。

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被災して実感した「食べる大切さ」

学生の頃、大きな地震を体験しました。

ガスが使えなくなり、食事の準備もままならなくなり、そんな時に活躍したのが、当時使っていた石炭ストーブ。

母は石炭ストーブの上に大きな鍋を置いて煮炊きし、鍋いっぱいに作った煮物を近所に配りました。みなさん、「温かい物が食べられる!」と大喜び。みなさんの不安げな表情が一気に柔らかくなった瞬間でした。

非常時で気持ちが落ち着かない中、母の機転と工夫でいつもと変わらぬ食事ができたのは、とてもありがたいことでした。学校が臨時休校になり、母の様子を一部始終見ていた私は、非常時だからこその「食べる大切さ」を実感したのでした。

春の山菜で非常時の保存食作り

干したわらび
干したわらび

そんな経験から、今では飲料水や缶詰などの他に、我が家独自の食材も常備しています。

春の山菜の時期になると、保存食作りの始まりです。山から採ってきたふきやわらび、こごみを樽に入れ、塩をまぶして中蓋をし、重しをのせて漬け込みます。冷暗所に保存すると1年以上持ちます。

非常時は電気が使えないと冷蔵庫の食材は保存が効かなくなるので、冷蔵庫を使わず保存できる方法をいろいろ考えているのです。 

食べる時は沸騰したお湯の中に塩漬けにした山菜を入れ、火を止めてそのまま置くことで塩分を抜き、調理に使います。

塩漬けこごみ
塩漬けにした、ふきとわらび

また、わらびやこごみは塩漬けの他にさっと湯がいて乾燥させ、保存します。太陽の光を浴びてうまみが凝縮されるせいか、お湯で戻して煮物などの調理に使うと絶品です。

保存食は普段の食事で使っているものですが、災害時にも十分活用できます。災害はないにこしたことはありません。ただ、非常時に日常が感じられる瞬間があったら、少しでもホッとできるのではないかと思うのです。

第2期からことWebライター/ぴこ

*この記事は読者自身の感想をもとに作成しています。

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