グラノーラは太るって本当?ダイエットには不向き?詳しく解説します
グラノーラは太ると耳にし、気になっている方もいるのではないでしょうか。本記事では、グラノーラが太る理由や太りづらい食べ方を紹介します。興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
グラノーラが太る理由
グラノーラはダイエットに向いていると考えている方もいるのではないでしょうか。しかし実際には、下記の理由から太りやすい食材といえます。
- カロリーや糖質が高い
- トランス脂肪酸が含まれている
- 食べ過ぎになりやすい
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
カロリーや糖質が高い
まずグラノーラは、カロリーや糖質が高い傾向にあります。詳しい数値は商品によって異なりますが、一般的に1食分(50g)当たり200kcalで、糖質は27g含まれています。お茶碗1杯分(150g)の白米は234kcalのため、グラノーラは量の割にカロリーが高いといえるでしょう。
牛乳や加糖ヨーグルトをかけて食べる場合は、さらにカロリーや糖質が高くなります。そのため、グラノーラはダイエット向きではありません。
トランス脂肪酸が含まれている
グラノーラには、トランス脂肪酸が含まれています。トランス脂肪酸とは脂肪酸の一種で、過剰に摂取すると腸内環境が悪くなったり、動脈硬化の原因になったりする恐れがあります。腸内環境が悪くなると、摂取するエネルギー量が増え、肥満につながるケースも少なくありません。
またトランス脂肪酸は、グラノーラ以外にも市販のお菓子やインスタント食品に含まれているため、過剰摂取しないよう注意しましょう。
食べ過ぎになりやすい
グラノーラ1食分(50g)では満足感を得られないという方も多いのではないでしょうか。グラノーラは、小麦粉や砂糖が多い割に、タンパク質が少ない傾向にあります。そのため、十分な栄養を摂取できないにもかかわらず、食べ過ぎてしまいやすいでしょう。
満足するまで食べてしまうと、カロリーや糖質の過剰摂取につながるため、必ず商品に記載されている目安量を量って食べることが大切です。
一方でグラノーラにはメリットもある
グラノーラは太りやすいとお伝えしましたが、さまざまなメリットや嬉しい効果もあります。グラノーラのメリットとしては、主に下記が挙げられます。
- 便秘解消効果を期待できる
- 貧血を防いでくれる
- 豊富な栄養素が含まれている
- 手軽に栄養を摂取できる
詳しく解説していきます。
便秘解消効果を期待できる
グラノーラに含まれているオーツ麦は、食物繊維が豊富です。食物繊維には、便の硬さや量を調節する働きがあるため、便秘解消効果を期待できます。
他にもグラノーラには、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がバランス良く含まれています。この食物繊維は2:1のバランスでの摂取が推奨されていることもあり、グラノーラは便秘解消により高い効果を期待できるのが特徴です。
貧血を防いでくれる
グラノーラには、鉄分も多く含まれています。商品によっては、ゆでたほうれん草と比べるとグラノーラは10倍のタンパク質が含まれているともいわれています。
特に女性は男性よりも体内に蓄えられる鉄分が少なく、不足しやすい傾向にあるため、グラノーラで手軽に鉄分を摂取できるのはメリットです。
豊富な栄養素が含まれている
グラノーラには、豊富な栄養素が含まれています。普段の食事だけでは不足しやすい栄養素を補えるため、食べ過ぎなければ体に良いといえます。グラノーラに含まれている栄養素は、下記の通りです。
- オーツ麦(亜鉛やマグネシウムなどのミネラル)
- ドライフルーツ(カルシウム)
- ナッツ類(ビタミンE)
ビタミンEは抗酸化作用があり、生活習慣病の予防や血行の改善など健康を維持するために欠かせない成分です。またカルシウムやマグネシウム、亜鉛などは常に不足しやすいといわれています。
手軽に栄養を摂取できる
グラノーラは、火にかけたり、レンジで温めたりなどの手間がかかりません。器にグラノーラを盛り付け、牛乳やヨーグルトをかけるだけで食べられる手軽さが魅力です。特に忙しくて食事を取れない方などにとって、手軽に食べられるグラノーラは便利な食材といえるでしょう。
特に朝食におすすめなオートミール。食物繊維を豊富に含む栄養満点の穀物で、健康やダイエットに効果が期待できます。オートミールの魅力や正しい食べ方について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
太りにくいグラノーラの食べ方
グラノーラは、下記の食べ方を守ることで太りにくくなります。
- 摂取量を守る
- よくかんでゆっくり食べる
- グラノーラだけでなくバランスの良い食事を心がける
詳しく見ていきましょう。
摂取量を守る
グラノーラを食べる際は、必ず摂取量を守りましょう。商品によって摂取量の規定は異なりますが、一般的に1食50gが目安です。50gでも200kcalあるため、それ以上食べてしまうと太る原因になってしまいます。
もしグラノーラ1食分で満足できない場合は、腹持ちの良い白米や玄米、オートミールを食べるのがおすすめです。
よくかんでゆっくり食べる
グラノーラだけにかかわらず、よくかんでゆっくり食べましょう。そしゃく回数はひと口当たり30回が目安です。よくかんで食べることで、エネルギーの消費量が高まったり、消化不良を防いだりなどの効果を期待できます。
特にグラノーラは、食物繊維が多く含まれているため、そしゃく回数が少ないと消化不良を起こす可能性があります。便秘につながるケースもあるため、よくかんで食べましょう。
グラノーラだけでなくバランスの良い食事を心がける
グラノーラだけ食べるのではなく、バランスの良い食事を心がけましょう。グラノーラを食べたい方は、1食分を置き換えるのがおすすめです。手軽に食べられるからといって、2〜3食をグラノーラにしてしまうと、太る原因になります。そのため、グラノーラは1食にとどめ、他の食事からも栄養素を摂取しましょう。
ダイエット向け!グラノーラの食べ方のバリエーション
グラノーラは、牛乳をかけて食べる以外にもさまざまな食べ方があります。ダイエット目的でグラノーラを食べている方におすすめの食べ方を3つ紹介します。
低脂質牛乳をかけて食べる
1つ目は、低脂質牛乳をかけて食べる方法です。牛乳には脂質が含まれていますが、低脂質牛乳にすることで、脂質を抑えられます。低脂質ダイエットをしている方でも食べやすいでしょう。ただし、糖質を抑えることはできないため、食べ過ぎないように注意が必要です。
ギリシャヨーグルトなど腹持ちの良いヨーグルトをかけて食べる
ギリシャヨーグルトなど腹持ちの良いヨーグルトをかけて食べるのもおすすめです。タンパク質をプラスできるのも嬉しいポイントです。牛乳に飽きてしまった方は、ヨーグルトとグラノーラの組み合わせを試してみましょう。
プロテインをかけて食べる
より多くのタンパク質を摂取したい方は、プロテインをかけて食べてみましょう。プロテインには、ココアやストロベリーなどさまざまなフレーバーがあるため、味の変化を楽しみやすいのもメリットです。自分好みのプロテインとグラノーラを見つけてみましょう。
まとめ
グラノーラは、カロリーや脂質が高い上に、食べ過ぎになりやすい傾向にあります。満腹感を得られずに食べ過ぎると、太ってしまうケースも少なくありません。
しかし、便秘解消や貧血防止などメリットもあります。太らずにメリットや効果を得るには、摂取量を守り、よくかんで食べることが大切です。自分好みの食べ方を見つけ、上手にグラノーラを摂取しましょう。