【暮らし】ペットと共に安全な避難を「同行避難」の準備
9月1日は防災の日。この機会に、ペットと共に避難するための準備について考えてみませんか? ペットも大切な家族の一員。今回は、同行避難のポイントや必要な備蓄品についてお話しします。
ペットの「同行避難」って何?
日本では、現在約1,589万頭もの犬や猫が飼われているといわれています。この記事を読んでいるみなさんの中にも、大切なペットと一緒に暮らしている方が多いのではないでしょうか?
災害はいつ起こるかわかりません。いざという時にペットと共に安全に避難できるよう、普段から準備をしておくことが重要です。
災害時に環境省が推奨しているのが、ペットとの「同行避難※」です。これは、災害時にペットと一緒に避難所まで避難することを指します。避難指示が出た際には、まず自分の安全を確保した上で、ペットと共に避難してください。
※「同行避難」とは、避難所までの避難行動を指します。避難所でペットと人が同じスペースで過ごす「同伴避難」とは異なります。
災害時の準備、ペットの分もできていますか?
災害時にペットを守れるのは飼い主さんだけです。まずはご自身の安全を確保し、その後でペットの安全を確保してください。ペットが普段からキャリーバッグやケージに慣れていると、いざというときもスムーズに避難ができます。
ペットのための備蓄品
・療法食や必要な薬
・ペットフード(5日分以上)
・水、食器
・予備の首輪、リード(伸びないもの)
・キャリーバッグまたはケージ
・飼い主の連絡先やペットの写真や情報を記録したもの
・ペットシーツ、トイレ用品
・好きなおもちゃ、ペットのにおいのついたタオル、ブラシ、ガムテープ、新聞紙、ブランケットなど
飼い主さん同士の助け合いも必要
避難所では、ペットを飼っている飼い主さん同士の助け合いが大切になります。例えば、犬を飼っている方は「いぬ友さん」というお友達がいると思います。普段から親しくしておけば、災害時にもお互いに助け合える心強い存在になります。また、家族やご近所の方とも協力しておくことが、スムーズな避難につながります。
ペットとの避難計画を立てよう
現在お住まいの地域で指定されている避難場所が、ペットとの同行避難に対応しているかどうか、事前に確認しておきましょう。可能であれば、その注意事項も自治体に問い合わせておくと安心です。
大切な家族の一員であるペットと、いつでも一緒に安全に避難できるように、日頃から備えを万全にしていきたいですね。
*この記事は著者自身の感想をもとに作成しています。