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オリーブオイル

買ってはいけないオリーブオイルの特徴とは?おすすめの商品も紹介!

買ってはいけないオリーブオイルの特徴を押さえれば、質の高いオリーブオイルを見つける手助けになります。この記事では、オリーブオイルを買う際に注意したいポイントと、おすすめの選び方を詳しく紹介します。

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オリーブオイルに本物と偽物があるって本当?

オリーブオイル

オリーブオイルが本物と偽物に分かれる理由は複雑です。日本では、オリーブオイルの80%が偽物だといわれることがありますが、これは主に以下の3つの要因が影響しています。

  • 国際基準と日本基準の違い
  • 他の食用油との混入
  • 原産国表示の問題

国際オリーブオイル理事会(IOC)が定めるエクストラバージンオリーブオイルの基準は、酸度が0.80%以下で、専門家によって品質が確認されます。

また、日本市場に出回っているオリーブオイルの一部には、ひまわり油などの他の油が混ぜられていることもあるでしょう。

さらに日本では、ボトリングされた国が原産国として表示されます。例えば、イタリア産とされるオリーブオイルが実際にはチュニジアで栽培され、スペインで搾油された可能性もあります。

買ってはいけないオリーブオイルの特徴とは?

オリーブオイルとサラダ

偽物を買わないためには、しっかりと見極める力を身に付けることが大切です。ここでは、買ってはいけないオリーブオイルの特徴を紹介します。

値段が極端に安すぎる

価格が極端に安い場合、品質に疑問を持ちましょう。収穫後すぐに搾油しなければ、腐敗や発酵が進みやすく、製造に手間とコストがかかります。

エクストラバージンオリーブオイルは品質を保つために厳格な管理が必要で、通常は高価です。例えば、250mlの瓶で2,000円以上が一般的な価格帯です。

極端に安いオリーブオイルは、この価格帯から大きく外れることが多く、品質が低いか、他の食用油と混ざっている可能性があります。

値段が安すぎると、品質や効果を保証できない場合が多いため、慎重に選ぶことが重要です。

認証マークが付いていない

オリーブオイルを選ぶ際には、認証マークの有無が重要な判断基準となります。製造国や国際オリーブ協会の認証マークがないオリーブオイルは、品質に疑問があると考えられます。

特に、IGP(地理的表示保護)やDOP(原産地呼称保護)などの認証マークは、産地や製造過程が厳格に管理されている証しです。これらの認証は、オリーブオイルが純度の高いものであり、他の食用油が混入されていないことを保証します。

認証がないオリーブオイルは、偽物の可能性が高く、品質が低い、または他の油が混ぜられている危険性があります。

遮光ボトルではない

透明瓶のオリーブオイル

オリーブオイルは非常に繊細な製品であり、光や酸素に触れると酸化が進んでしまいます。そのため、品質の高いオリーブオイルは、遮光ボトルに入れられて販売されているのが一般的です。遮光ボトルは紫外線を遮断し、オイルの酸化を防ぐ役割を果たします。

もし透明な瓶やプラスチック容器に入っている場合、そのオイルは光や酸素にさらされやすく、品質が劣化しやすいです。特にペットボトルのようなプラスチック容器は、紫外線や酸素を透過しやすく、鮮度を保つのに不向きです。

味や香りが好みではない

オリーブオイルの選び方で重要なのは、自分の好みに合った味や香りを見つけることです。オリーブオイルには特有の香りがあり、その香りや風味はブランドや産地によって異なります。

一般的に、エクストラバージンオリーブオイルはフルーティーな香りやスパイシーな風味が特徴ですが、強すぎると料理に合わないこともあります。料理に使用する場合は、その味や香りが料理の風味と調和することが重要です。

もし味や香りが自分の好みに合わない場合、料理に使っても満足感が得られません。

質の高いオリーブオイルを見つけるおすすめの方法

ここでは、偽物のオリーブオイルを見分け、本物を選ぶための方法を紹介します。

遮光瓶に入っているものを選ぶ

オリーブオイルは光に敏感で、紫外線や蛍光灯の光でも酸化が進んでしまいます。したがって、遮光に配慮されたボトルを選ぶことが重要です。遮光瓶や特殊なフィルムで包まれている容器のオリーブオイルは、酸化を防ぐための工夫がされています。

透明な瓶やプラスチック容器に入っていると、光による劣化のリスクが高く、品質が保持されにくい傾向です。質の高いオリーブオイルを手に入れるためには、必ず遮光に配慮された容器で販売されている商品を選びましょう。

価格が極端に安すぎないものを選ぶ

スーパーのオリーブオイル売り場

スーパーなどでよく見られる大容量で非常に安価なオリーブオイルには注意が必要です。このようなオリーブオイルはスーパーマーケットオイルと呼ばれ、通常の市場価格を大きく下回ることがあります。

オリーブの収穫から搾油、輸送までのコストを考慮すると、現実的に低価格で販売するのは難しいとされています。安すぎるオリーブオイルは、IOC(国際オリーブオイル協会)の基準を満たしていない可能性があるかもしれません。

オーガニック認証を受けている無添加オリーブオイルを選ぶ

質の高いオリーブオイルを見つけるには、オーガニック認証を受けた無添加オリーブオイルを選びましょう。オーガニック認証を受けたオリーブオイルは、農薬や化学肥料を使用せずに育てられたオリーブからつくられています。

たとえオリーブの産地が明確でなくても、この認証があれば、有害な農薬や化学物質が使用されていないことが確認できます。認証を受けたオリーブオイルかどうかを確認すれば、品質が確保されているだけでなく、体にも優しい製品を選べるでしょう。

酸度の低いオリーブオイルを選ぶ

オリーブオイルを注ぐイメージ

オリーブオイルの酸度は、新鮮さや品質を示す重要な指標です。一般的に、酸度が低いほど品質が高いとされています。

エクストラバージンオリーブオイルの酸度が0.8%以下であることが、国際オリーブ協会(IOC)の基準で定められています。これは、オイルが新鮮で高品質な証拠です。

一方、日本のJAS基準では、オリーブオイルの酸価が2.0mg以下であればオリーブオイルとして分類されますが、酸度に換算すると約1.0%となります。

農園や栽培方法などが明記されているオリーブオイルを選ぶ

オリーブ農園

オリーブオイルを選ぶ際は、原料や製造過程が明確に示されている商品を選ぶことが重要です。多くのオリーブオイルは、原料となるオリーブがどこで育てられ、どのように搾油されたのかが不透明です。

特に、オリーブの生産から搾油までを一貫して行っている業者はまれであり、製品化の詳細がわかりません。

品質を見極めるためには、ラベルに記載されている情報をチェックしましょう。生産農園の名前や栽培方法などが明記されている商品は、信頼できる可能性が高いといえます。

オリーブオイル専門ショップで店員に相談して購入する

質の高いオリーブオイルを選ぶためには、オリーブオイル専門ショップでの購入がおすすめです。専門ショップでは、以下の理由から品質が確保されていると考えられます。

  • 厳選されたオリーブオイルが取り扱われている
  • スタッフが豊富な知識を持っている

専門店では厳選されたオリーブオイルが取り扱われており、品質が保証されています。さらに、店員はオリーブオイルについて豊富な知識を持っており、購入前に詳細な情報を提供してくれるでしょう。

まとめ

オリーブオイルとサラダ

オリーブオイルを選ぶ際には、その品質を見極めることが重要です。買ってはいけないオリーブオイルの特徴を押さえることで、失敗するリスクを大幅に減らせるでしょう。

偽物のエクストラバージンオリーブオイルを避けるためには、価格が極端に安すぎるものや、認証マークのない商品に注意しましょう。これらのポイントを参考にして、質の高いオリーブオイルを探してみてください。おいしく、健康に良いオリーブオイルは、食生活をより豊かにすることでしょう。

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