1. Top
  2. >元気になる
  3. >体の健康
  4. >漢方
  5. >【暮らし】更年期がきっかけで、漢方デビューしました!
漢方

【暮らし】更年期がきっかけで、漢方デビューしました!

40歳になる少し前からホットフラッシュとむくみが出るようになり、長年悩まされてきましたが、このまま、ただ老いていくのは嫌だと一念発起。50歳を目前に、初めて自身の更年期と向き合う覚悟を決めました!

この記事をシェアする

約10年、更年期の症状に悩んで

40歳になる少し前から、ホットフラッシュとむくみが出るようになり、今までの自分とは違う見た目や症状に悩んでいました。けれども「更年期の有名な症状だし、仕方のないことだろうな」と諦め、病院に通うこともせず、何も対策はとっていませんでした。

それから約10年。

症状は一向に改善せず、相変わらず汗は止まらないし、むくみっぱなし。むくみが顔に出るタイプなので、鏡を見るのが嫌になる毎日です。髪は汗でバサバサのウネウネ、目元はむくんで小さな目がさらに小さく…。さらに、最近は疲れが溜まりやすく、少し動いただけで息切れするように。

「このまま、ただただ老化していくのかな」

ふと、そんな考えが頭をよぎりました。アクティブで健康的なことだけが取り柄だと思っていたのに(笑)、そんなのは寂しすぎる! というわけで、50歳を目前にして初めて自身の更年期と向き合う覚悟を決めたのでした。

更年期対策といえば漢方?

さて、更年期の症状と向き合うといっても、たくさんの方法がありますよね。

対策をしようと決意したものの、「とりあえず病院に通えばいいのかな」なんて、ぼんやりしたことしか思いつかないので、まずはネットで検索してみたり、参考になりそうな本をいろいろと読んでみたりしました。

そこで、漢方についての情報が多いなと思ったことがきっかけで、「そういえば、母や妹、友人も漢方薬局に行っていたはず」ということを思い出し、それなら私も行ってみようかなと、気軽な気持ちで近所にある漢方薬局について調べてみることにしたのです。

数ある中から自宅に一番近く、女性の国際中医師(漢方医師)さんがいる漢方薬局を選びました。初回は予約が必要とのことで、電話をしてみると数日後にカウンセリングしてもらえることに。

初めての漢方薬局にドキドキ!

漢方薬局でのカウンセリングイメージ

初めての漢方薬局。もうドキドキです。恐る恐るお店に入ると…。

「お待ちしておりましたよ~!」と、元気いっぱいの中医師さんがお出迎えしてくださったので、緊張も消えて、さっそくカウンセリング。

つらく感じている症状や生活スタイル、食べ物の好み、水分のとり方、眠りの様子、子どもの頃の様子など、30分以上かけて細かくヒアリングをされました。そうそう、あの有名な舌診もありましたよ。

漢方の考え方もしっかりと説明を受けたあと、結果として、漢方の基本「気・血・水」このどれもがバランス良く弱っているからさまざまな症状が現れている、とのことでした。このバランスや症状は人によってさまざまなため、それぞれに合わせた薬を処方してくださるのだそうです。

例えば、同じむくみの症状であっても、その人の体質や他の症状などから、処方される内容はまったく違うのだとか。だから、いきなりドラッグストアで漢方薬を買っても、効く人と効かない人がいるということです。効かないばかりか体調が悪くなるという人もいますよね。そういうことだったのですね。

ここで中医師さんが、「私が提案する漢方薬はこのセットです」と、3種類の薬を用意してくださいました。薬ってミックスで服用するのですね。これも驚きです。

「初めはこの3種類を試していただいて、気・血・水のどれかの症状が改善したら、薬を減らしたり種類を変えたりしていく予定ですよ」と、中医師さん。

一番気になるのは、やはりお値段ですよね。「おいくらですか?」と聞いてみると…。

なんと、3万円超え! 私の予想と予算を上回っているではないですか。うわぁ、どうしよう。なんて躊躇していたところ「ご予算に合わせて薬を組み合わせましょう」と、嬉しい提案をしていただき、2万円ほどに組み直してもらいました。

予算に合わせてというのは、種類によりますが、1箱90日分の薬を30日分に減らしてもらったり、量を調整してもらったり、といった内容です。予算の相談までできるなんて、ちょっと嬉しいではないですか。とはいえ、病院の処方薬のように保険は適用されないのでやはり実費で買っているのと同じで安くはなかったです。

果たして、この金額は続けられるものなのか。薬のために仕事を増やして体を壊して薬を買って……みたいな負のトライアングルに陥らないか不安もありますが、まずは1ヵ月試してみようと思います。

体質の変化を感じる毎日

パソコンで仕事をしているイメージ

さぁ、処方された漢方薬を服用して1ヵ月が経ちました。あれからどうなったのかと言いますと…。

結論として、体質の変化を感じています! 仕事に励むことができています。

まず、ホットフラッシュについては、普段通りに仕事をして以前と同じ生活を送っていますが、汗が出るタイミングが遅くなりました。今までなら、自宅の階段、駅の階段、仕事中の移動とどれも10歩でも動いたところで汗がドバッと出てきたのですが、その距離が伸びました。今日はまだ汗を拭いていないな、と感じることが増えました。まったく症状が無くなったわけではないのですが、マシな状態になっています。

次に、むくみについて。こちらは奥二重になってしまっていた上まぶたが、昔通りの二重まぶたに戻りつつあります。驚いたことに、むくみ用に処方された薬を飲んだ次の朝には目元に変化があって、アイメイクするのが少しだけ楽しくなりました。あ、瞼の脂肪はなくなりませんよ(笑)。

さらに、ふくらはぎがパンパンに膨れ上がっていたのですが、それが、少しスッキリしたようです。ストッキングや靴下を履くときに実感しています。

そして息切れについてですが、ホットフラッシュと同じく、普段通りの動きをしていて、息が切れるということが減ったように感じています。自宅から駅までの道のりは上り坂なのですが、毎回ヘトヘトになりながら駅に到着していたのが、今では少し体力にゆとりを持って電車に乗ることができています。

このように、1ヵ月ほどで変化を実感しているのですが、そろそろ中医師さんに現状報告をすることになっているので、また今後についてもいろいろと相談してみようかと思っています。

しかし、たまたま選んだ薬局の中医師さんが、すごく相談しやすく良い人であったことはラッキーでした。

とにもかくにも、漢方デビューしてよかった!

自分に合った場所を探して

ところで、漢方に関するお店っていくつもありますよね。薬膳カフェや、薬ではなくサプリを専門で扱っている漢方セラピーショップもあるし、ドラッグストアにも漢方薬が並んでいるし。どこをどう選べば良いのか、迷ってしまいますね。

今回は、たまたま近しい人が漢方薬局に通っていたのが決め手となったわけですが、機会があれば別のショップなんかも体験してみたいなと思います。

もし漢方に興味を持たれたら、自分に合った場所を探してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

「東洋のチカラ 五臓巡りなら運動ゼロでペタ腹!」の特集は本誌で詳しく読めます!

からだにいいこと10月号表紙スクエア

Amazon.co.jp: からだにいいこと 2024年10月号 [雑誌]
からだにいいこと キャンペーン | 雑誌/定期購読の予約はFujisan

*この記事は著者自身の感想をもとに作成しています。

この記事に興味を持ちましたか?
はいいいえ

この記事をシェアする

こちらの記事も読まれています

編集部オススメ記事

Recommend Article Recommend Article オススメ記事

オススメ記事をもっと見る