【美容】冷えは女性の天敵!習慣化したい「温活美容法5選」
仕事が終わって重い脚で帰宅し、家族のご飯の準備をして…と忙しい毎日を送る女性は多いですよね。本当は美容に時間をかけたいけれど、そんな時間ないと思っている方に、日常でできる温活美容法をご紹介します。
温活とは?
温活とは、エアコンやストーブなどの外からの力に頼らず、体を温めて基礎体温を上げることで体調不良を改善することです。
現代人は昔の人に比べると基礎体温が0.5〜1℃ほど低いと言われています。理想的な体温は36.5℃以上で、これより低い場合は「冷え」といわれる状態で、体調不良を引き起こしやすくなります。
寒暖差や乾燥の影響で、体調を崩しがちな秋から冬。日々の暮らしの中のちょっとした「養生」で、心も体も元気に過ごしましょう。ゆる〜く取り入れられる、冬の養生をご紹介します。食事やセルフケアの参考に。
温活を始める前に「冷え」の原因を知ろう
温活を始める前に、体の「冷え」について知りましょう。
人間の体は体温が下がると、血液の温度も下がります。この状態が続くと、血液の粘度が増し、本来血液と一緒に運ばれるはずの十分な栄養素が全身に行き渡りません。
そのため、肌のターンオーバーが乱れ、ハリ・ツヤがなくなり、シワやたるみの原因にもなり、ダイエットをしても効果が最大に発揮されないなんてことにもなりかねません。
つまり「冷え」は、ダイエットや美容の悩みを抱える女性の天敵ということです。
「冷え」の原因
「冷え」の原因は生活習慣の中にあることが多く、その例として挙げられるのが、こちら。
- 湯船に浸からず、シャワーで済ませる
- 空調の使いすぎ
- 運動不足
- 不規則な生活習慣
- タバコ
- 睡眠不足
- 過度なダイエット
- ストレス
- 体を冷やす食べ物をよく摂る
- 鉄分不足
女性は男性に比べ、脂肪量が多く筋肉量が少ないため、元々冷えやすい体をしています。さらに、卵巣や子宮のある腹部は特に血流が悪くなりがちです。
また、スカートを履くことで下半身の「冷え」や、補正下着の締め付けで血流が悪くなることもあります。
習慣化したい「温活美容」
生活習慣を改善すると「冷え」を改善できて、健康になるだけでなく美容効果も得られます。ですが「そんなに自分にかける時間もお金もないのに、どうしたら良いの?」と感じた方も多いはず。
時間やお金をかけるのではなく、日常で温活を続けることで、自然と美容に効果をもたらすのが、温活美容です。
習慣化したい温活5選
1.起きたら室外光を浴びる
2.常温か温かい物を飲む
3.朝食を摂る
4.3つの首を温める
5.隙間時間につま先立ちをする
ひとつずつみていきましょう。
1.起きたら室外光を浴びる
起きてから室外光を浴びることで、幸せホルモンが分泌され、自律神経が整います。
太陽が出ていなくても効果があると言われているので、朝起きてカーテンを開けるついでに、毎日の習慣にすると良いですね。
体内ではたらくホルモンは100種類以上! 常に新しいホルモンが発見されていて今後も増えていくといわれています。中でも悩める女性を救うホルモンを中心にご紹介します。今回はイライラを抑える救世主・セロトニンです。
2.常温か温かい飲み物を飲む
冷たい飲み物ばかり飲んでいる方は、まず温かいものか常温の飲み物に変えてみましょう。
「朝起きて白湯を飲むと良い」と聞いたことはありませんか? 朝一に白湯を飲むと、寝てる間に冷えた内臓が温められて、お腹の中からじんわり温まるのが実感できます。これが、血流が良くなっている証拠です。ですが、温かい物は苦手という方もいるかもしれません。その場合は、常温の飲み物から始めてみましょう。
神戸にある漢方相談薬局「CoCo美漢方」田中友也さんが、“季節の養生法”をお届けする連載。今月は「白湯」がテーマ。知っているようで知らない、おすすめの作り方と白湯の効果をご紹介します。
3.朝食を摂る
「冷え」を改善するには、朝食はとても重要な役割を果たします。
朝は出勤準備や家族を送り出すためにバタつく日常を過ごし、自分は後回しになってしまう女性も多いでしょう。ですが、朝は1日の中で体温が1番低く、食事をすることで体温が上がり血流が良くなるため、朝食は温活には欠かせません。
4.3つの首を温める
体を温めるのに効果的な場所が、3つの首です。
3つの首とは、首元・手首・足首のことで、皮膚の近くに動脈が通っているので効率良く体を温められます。さらに、女性ならではの臓器のあるお腹は特に冷えがちです。お腹を触ってみて、冷たければ内臓が冷えている証拠なので、温めるようにしましょう。
5.隙間時間につま先立ちをする
筋肉をつけるためには有酸素運動がいいとはいえ、それだけの時間を作るのは、難しいという方もいますよね。そんな方は、まず食事の準備や歯磨きをしている時、髪を乾かしている時などにつま先立ちをしてみてください。継続するとふくらはぎに筋肉がついて、血流改善に役立ちます。
実はふくらはぎは「第二の心臓」と言われるほど血流には大きな影響があるため、ふくらはぎの血流が良くなると自然とむくみも改善します。余裕がある時には、お風呂につかってマッサージもできれば、効果はさらにアップ。
温活で基礎体温を上げ健康になり、美容効果を得るには継続が必要です。継続することで数カ月後には肌つやが良くなり、今より若く見えるかもしれません。
日常の中に取り入れやすい方法を見つけて、自分に合う方法を実践してみましょう。
*この記事は著者自身の感想をもとに作成しています。